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ヌマヒノキの育て方

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ヌマヒノキ
目次
ヌマヒノキの特徴は?
品種
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
庭植え
管理場所
越冬
剪定
病気・害虫
関連記事
学名などの基礎データ
ヌマヒノキの植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヌマヒノキ
科名
ヒノキ科
属名
ヒノキ属
学名
Chamaecyparis thyoides
別名
沼檜木・沼ヒバ
耐寒
マイナス15度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ヌマヒノキの特徴は?

ヌマヒノキ:ヌマヒノキの特徴は?
ヌマヒノキはヒノキ科ヒノキ属の常緑高木の針葉樹コニファー )。ヌマヒノキという名前は湿地帯・沼に育つことが由来で乾燥に弱いです。雌雄異花。北米の東海岸に自生する。同じヒノキ科ヒノキ属の「ローソンヒノキ」があり、ローソンヒノキは西海岸に自生する。西海岸が夏は冷涼乾燥・冬は温暖であるのに対して、東海岸は夏は高温・冬は寒く、年間を通して湿潤と日本の気候に似ている。ローソンヒノキ(西海岸自生)は日本の気候に合ってないが、ヌマヒノキ(東海岸自生)は合っている。

ヌマヒノキは生育が遅く、流通量が圧倒的に少ない。
樹高自生地では25mになるが、園芸品種はそこまでにはならないし、そもそも生育が遅い。
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品種

パープルフェザー(レッドスター)

樹高が2mのヌマヒノキの品種のパープルフェザー(レッドスター)が流通していて、パープルフェザー=ヌマヒノキといってもいい状態。冬に寒さに当たると、葉っぱが紫になる。
ヌマヒノキ・パープルフェザー
ヌマヒノキ・パープルフェザー
ヒノキ科ヒノキ属Chamaecyparis thyoides Purple Heather

フイリヌマヒノキ

ヌマヒノキ:フイリヌマヒノキ
フイリヌマヒノキは葉っぱに白い斑が入る園芸品種。商品として流通はほぼしていない。

エリコイデス

エリコイデス(Chamaecyparis thyoides 'Ericoides' )は新たに発見されたヌマヒノキの品種で、非常に生育が遅いです。育ってもせいぜい、1m前後でそこまでになるのにも大変な時間がかかります。盆栽に栽培されることが多い、みたいですね。

水やり

庭植え(地植え)の水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分だが、湿地・沼に自生する樹木のため、乾燥に弱い。枯れないけど、生育が悪い、葉っぱが少ない、茶色くなっているなどなら、水が不足しています。土の配合によっては様子を見て水やりをする必要があります。もしくは株元にワラなどでマルチングして蒸発を防ぎます。
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鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に弱いので、水切れに注意する。水やりが面倒なので庭植え推奨です。

肥料

2月と9月に緩効性化成肥料油粕をやる。化成肥料であれば、周囲にまきます。もしくは、株の周囲に深さ20cmの穴を数カ所に掘って油粕を埋めます。

2月の肥料は春以降の新芽のための肥料で、9月は消費した栄養を補給するための肥料。2月の肥料が大事で9月は補助的だと考えてください。
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植え付け・植えかえ

時期

春か秋に植え付けます。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて用土として使う。多少水持ちのよい土がよいので、軽石小粒などは追加しないでください。

庭植え

深さ50cm〜70cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れていきます。余った土で、株の周囲に土手をつくり、そこに水をたっぷりとためます。水が吸収されて引くまで待ち、引いたら土手を崩してならし、完成です。
植え付け直後に水をやる
植え付け直後に水をやる
トラブル

鉢植え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
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植え替えをするときは、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。ひと回りとは現在の鉢より1号か2号大きな鉢のことです。古い鉢から抜き、土を落とさず、根をいじらないで植え替えてください。どうしても同じ大きさに植え替える場合は、根をいじらないように少量の土を落として植え替えます(枯れることもあるし、枯れなくても生育不良を起こして回復まで時間がかかるので、土は落とさない方がいい)。

管理場所

日当たりのいいところを好みますので、できれば日当たり。半日陰でも問題はありませんが、葉色が悪くなるので日当たりがよいです。

越冬

耐寒温度はマイナス15度。

寒さには強いが、積雪で枝割れが起きます。雪が降る前に、雪囲いをして枝割れを防ぎます。雪が積もらないように紐で縛って、積もらないようにします。雪が積もらないか、そこまでではないなら不要です。
雪囲い…庭木を雪の重みと、地吹雪から守る・雪囲いの手順など
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トラブル

剪定

基本的に放任でも樹形は整うのでほとんど不要。ただ、芯が複数立って、円錐形ではなく円柱になりがちなので、その場合は不要な芯を切って円錐を目指します。

剪定に適した時期は新芽が出る前の2月〜3月で、この時期にできれば太い枝を切る剪定する。新芽が出たあとの4月〜6月にしてもいいが、ハサミで切れる程度の枝を切るくらいの…補助的な剪定にしておきましょう。また、樹形が乱れているなら9月でもいいです。

また、生育が遅いので、強い剪定をすると盛り返すまで時間がかかりますので、基本的には強い剪定は避けるといいです。

邪魔な大きさになったら、芯止めをして切り詰めて小さくまとめる。芯止めとは一番高い芯を切って、下の側枝を次の芯にすることで、定期的に繰り返して高さを抑えるテクニックです。詳細は
芯止めの意味・メリット・手順のまとめ
芯止めの意味・メリット・手順のまとめ
トラブル
を参考にしてください。

病気・害虫

ハダニカイガラムシスギドクガアブラムシミノムシ(ミノガ)など。
最近はミノムシは見かけないですけどね。
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ヌマヒノキ・アンデリエンシス
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ヒノキ科