カルーナ・ブルガリス(ヘザー・御柳擬き)

科名 | ツツジ科 |
学名 | Calluna vulgaris |
別名 | ヘザー・御柳擬き |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
- カルーナ・ブルガリスの育て方
- カルーナ・ブルガリスの水やり
- カルーナ・ブルガリスの肥料
- カルーナ・ブルガリスの植え付け・植えかえ
- カルーナ・ブルガリスを挿木で増やす
- カルーナ・ブルガリスの管理場所・日当たり
- カルーナ・ブルガリスの剪定
- カルーナ・ブルガリスの病害虫
- カルーナ・ブルガリスの由来・伝承
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カルーナ・ブルガリスの育て方

日当りのいい場所を好みます。秋~春は出来るだけ日に当ててやってください。ただし真夏は暑さと蒸れを避けるために軒下の半日陰の涼しい場所で管理してください。秋に寒さに当たると紅葉する。紅葉した葉っぱは落葉せず、春になると色が戻る。紅葉を楽しむタイプと、花を楽しむタイプがある。
樹高20cmから50cm
まとめ
●カルーナ・ブルガリスはツツジ科の常緑低木。
●見た目よりは乾燥に弱く、ついでに過湿にも弱い。
●土は弱酸性でないといけない。
●日当たりを好む。
●夏の高温多湿が苦手。夏は風通しの良い半日陰に移動させる。
●冬は寒風が抜ける場所は苦手。
●夏には枯れるものと割り切るのも手。
●カルーナ・ブルガリスはツツジ科の常緑低木。
●見た目よりは乾燥に弱く、ついでに過湿にも弱い。
●土は弱酸性でないといけない。
●日当たりを好む。
●夏の高温多湿が苦手。夏は風通しの良い半日陰に移動させる。
●冬は寒風が抜ける場所は苦手。
●夏には枯れるものと割り切るのも手。
品種・仲間
カルーナ・ゴールドヘイズ
カルーナ・ウィンターレッド
カルーナ・ゴールドヘイズ
カルーナ・ウィンターレッド
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カルーナ・ブルガリスの水やり
庭植えの水やり
庭植えの水やり基本的に自然に降る雨だけで十分。ただし乾燥する時期は水やりをしてください。乾燥すると枝が枯れ込んできます。
鉢植えの水やり
鉢植えの水やり年間を通して土が乾いていたら水をやる。水をやり過ぎると根が腐ってしまいますので、土が乾いていたら水をたっぷりとやってください。見た目は乾燥に強そうですが、乾燥に強いというほどでもないので、蒸れを嫌って水やりを控えていると水切れになることもあります。水切れすると枝が枯れ込んできます。
●水切れによる影響・変化がわかりづらいため、初心者には判断がしにくい。
●夏は水やりに注意する。蒸れに弱いので葉っぱに水をかけないようにする。でも乾燥しないようにする。口の細いジョウロで土に注ぐように水をやる。
●冬は土が乾いていたら水をやるようにする。
●夏は水やりに注意する。蒸れに弱いので葉っぱに水をかけないようにする。でも乾燥しないようにする。口の細いジョウロで土に注ぐように水をやる。
●冬は土が乾いていたら水をやるようにする。
カルーナ・ブルガリスの肥料
肥料肥料は春にやりますが、多くあげると傷みます。肥料はなくてもいい。また冬に肥料をあげると耐寒性が下がりますので、肥料はあげないでください。
カルーナ・ブルガリスの植え付け・植えかえ
植えつけ・植え替え時期
植えつけ・植え替え時期植え替えは秋(9月10月)に行う。根詰まりする前に植え替えをする。鉢植えは毎年か2年に一回植え替えをする。庭植えの場合は春(3月4月)の植え付けも可能。
カルーナ・ブルガリスの用土

痩せた弱酸性の水はけのよい土を好みます。植え替え・植え付けをする場合は、市販の花と野菜の土だけではなく、これに鹿沼土(=酸性)を混ぜて、弱酸性にしてから植えてください。もしくは鹿沼土7とピートモス(酸度未調整)か腐葉土3を混ぜたものを使います。
鉢の植え替え

古い鉢から株を取り出す。新しい鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石を3cmほど入れる。その上に用土を入れ、株を入れる。株の高さを調節しつつ、隙間に用土を入れていく。植え替えの時は株の土を3分の1を落として、根をほぐしてから古い根をハサミで整理してから植え付ける。用土を入れたら、最後に水をしっかりとやって完成。
●酸性の土を好むため、ピートモスは「酸度未調整」じゃないとダメ。
●大きな株であれば株分けも可能。
●大きな株であれば株分けも可能。
庭植えの植え付け
庭植えの植えつけ庭植えにする場合は植える場所をよく考える。夏は何かの樹木の下の半日陰になってなおかつ風通しの良い場所で、冬は寒風が通らない場所を選ぶ。もしくは夏はヨシズなどで遮光し、冬は防寒する。そんな場所はないし、対処するのが面倒だな〜と思うなら素直に鉢植えにするか、夏には枯れるものと割り切る。
庭土を深さ30cmほど掘り返し、掘り返した土に酸度未調整のピートモスを2割ほど追加して用土とする。肥料は追加しない。半分の用土を戻して、株を植えていく。株同士は50cmほど空ける。近いと蒸れて枯れこむので注意(他の植物も近くに植えない)。隙間に用土を詰めて行って、最後に水をやって完成。
●ピートモスは「酸度未調整」じゃないとダメ。
カルーナ・ブルガリスを挿木で増やす
挿木で増やす春(4月前後)か秋(10月前後)の生育時期に枝の先端から3cmから5cm前後の挿木を作って、下側の葉っぱをむしり、鹿沼土単用の苗床に挿します。風通しの良い日陰で乾燥しないように水やりをしていると発根します。発根までは一ヶ月くらい。発根剤を塗るといいです。発根したら土に植え付けます。
カルーナブルガリスは株が大きくなると枯れやすくなるので、定期的に挿木を作って株を更新する(つまり大きく育った株は捨てて、挿木で作った株を育てる)。でも、面倒なので普通に新しい苗を買った方がいいです。
●全ての挿木が成功するわけじゃないので、たくさん作りましょう。
●株が大きいなら株分けでも増やせる。
●株が大きいなら株分けでも増やせる。
カルーナ・ブルガリスの管理場所・日当たり
春(4月から5月)と秋(9月から10月)の管理場所
春と秋の管理場所基本的には日光を好む。春と秋は日当たりで管理します。日光が不足すると花つきが悪くなり生育が鈍くなります。
夏の管理場所(6月から8月)
夏の管理場所高温多湿に弱いので、梅雨以降・真夏は風通しの良い半日陰か日陰で管理して雨に当たらないようにします。特に梅雨と秋の長雨の時期は軒下などに移動させる。
冬の管理場所(11月から3月)
冬の管理カルーナブルガリスは寒い地域の日当たりの良い場所に自生する植物なので冬は日当たりで管理する。耐寒温度はマイナス25度とかなり寒さには強い方なのですが、あまりに寒風が当たると葉っぱが茶色く変色してきます。これは寒さではなくて寒風が極端に乾燥しているため(だと思う)。寒風が通らない場所に移動してください。
カルーナ・ブルガリスの剪定
梅雨前の剪定(6月)
梅雨前の剪定梅雨前の6月上旬あたりに株全体を半分ほど切り戻すか、株元3cmくらいまで切り戻します。剪定することで風通しがよくなり夏越ししやすくします。ついでに傷んだ葉っぱをむしって取り除きます。
●生育の早い植物ではないので、様子を見て剪定するかどうか決める。そんなに茂っていないならする必要はない。
秋の剪定(10月)
秋の剪定花が一段落して涼しくなった10月あたりに全体を半分に切り戻す。この剪定は大きくなりすぎないようにするために行います。株が大きくなりすぎると風通しが悪くなり、蒸れて枯れ込みます。
●生育の早い植物ではないので、様子を見て剪定するかどうか決める。毎年やらなくちゃいけないってわけじゃないです。
●株が大きくなると必然枯れやすくなるため、定期的に挿木で更新するといい。
●冬咲き品種は開花が終わった頃に同様に剪定する。
●株が大きくなると必然枯れやすくなるため、定期的に挿木で更新するといい。
●冬咲き品種は開花が終わった頃に同様に剪定する。
カルーナ・ブルガリスの病害虫
コガネムシコガネムシの幼虫が根を食べます。コガネムシの幼虫は二匹か三匹程度でも枯れ込んでしまうくらいです。被害を受けて症状として見える頃には手遅れになっている。予防として株元に不織布をかけたり、バークを敷いてしまうこと。
●発生したら薬剤で駆除する。
アブラムシ
新芽にたかって汁を吸う。少数なら補殺するが、数が多いなら薬剤を散布して駆除する。
ハダニ
クモの仲間で汁を吸う虫。薬剤を散布して駆除する。乾燥すると発生しやすい。
灰色カビ病
湿度が高いと発生するカビ。かなり湿度が高くないと発生しない。風通しの良い場所で管理すれば大丈夫。
カルーナ・ブルガリスの由来・伝承

花も人気ですが、秋~冬にかけての紅葉が人気です。
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