エダマメのトラブルまとめ

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エダマメのトラブル

概要
このページではエダマメで発生するトラブルについてまとめています。育て方の詳細はエダマメを参考に。病害虫に関してはエダマメの病害虫のまとめを参考に。
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ツルボケ(窒素過多)

ツルボケについて
ツルボケは枝葉ばかりが成長して花がつかない症状のこと。
枝豆は共生している根粒菌で作った窒素を豆の成長に回し、根っこで吸う窒素分を葉や茎の成長に回しています。しかし、土中に大量の窒素分が残っているとツルボケします。
●もし前年の肥料が残っているのか心配なら、吸肥力の強い植物、例えばヒマワリトウモロコシなどを一緒に蒔いたり、エダマメを植える前にその畑で育てることで解決できます。
●窒素過多だと葉っぱが濃い緑になる。窒素が不足すると黄色になる。

窒素不足に

反対に窒素不足に
エダマメは根に空気中の窒素を取り込む菌を飼っていて、これで窒素を取り込んでいます。ところが、エダマメの生育に窒素供給量が追いつかない、ということがあります。そうなると葉っぱが先から黄色くなってきます。(おそらく根量が足りない、もしくは最初は肥料があったけどパッタリ切れた可能性。どちらも化学肥料なら起こりうる)予防方法は土に堆肥やバーク堆肥を混ぜたり、別途肥料をあげることになります。
とはいえ、土の事情は土地それぞれで、コレという方法は無いですが、ハッキリ言えるのは、プランターに市販の培養土では窒素不足になる確率は高い(これも絶対ではない)。上に書いたことと矛盾するようで申し訳ないですが、症状を見て対応してください。
一応確実な方法としては無肥料の土があるのでそれでプランター栽培がおすすめ。枝豆の根っこはそれなりに広がるので大きめのプランターを用意する。根っこの広がり=植物のサイズです。

水切れ

ユーザーさんの投稿から
枝豆は水捌けの悪い粘土質土壌が適しています。
逆に砂地は水切れが起きやすく、毎日の水やりを欠かすと豆が取れないことがあります。
水捌けがいい場合とプランターの場合は、暑い晴れた日は朝夕の涼しい時間帯の水やりが必要です。ちなみに、枝豆も葉焼けをします。原因は水不足です。葉っぱが石灰化する現象が葉焼けです。他の病気と勘違いしがちですが、よく見れば違いが判ります。

花が落ちる

花が落ちる
花は水・日光・肥料が不足すると落ちる。落ちればサヤはできない。特に水切れが起きやすい。花が咲いたら水やりの頻度を上げる。

花は咲くがサヤができない

原因候補①高温障害
梅雨明け以降に開花すると、高温で受粉しにくく、乾燥でサヤが成長しずらくなる。乾燥は水やりとマルチングで予防できる。植え付け時期を早めることで予防できるが、これは気候によるので絶対ではないです。
原因候補②水不足
水が足りず、花が落ちているためサヤができていない。開花が始まったら水やりの頻度を上げて水切れしないようにする。

サヤができるが、サヤが太らない

原因候補①水不足
一番多い原因。開花して収穫まで1ヶ月あり、その間、水をしっかりとやらないとサヤが太らない。
原因候補②窒素不足
要は肥料不足。肥料が足りないとサヤが太らない。逆に肥料が多すぎてもサヤが太らないこともあるので、様子を見つつ判断する。肥料の多少は何度か育ててわかるようになる。
原因候補③害虫
カメムシなどが汁を吸うとサヤが太らない。開花後に薬剤を散布して駆除・予防をすることでかなり抑えられる。無農薬に徹するなら防虫ネットで。
原因候補④太る途中
開花して収穫まで1ヶ月あるのでゆっくり待てば、太るかもしれない。ただ
心配性なだけってことはよくある。最後まで太らなかったら上の原因を疑う。

花が咲かないので、サヤもできない

窒素過多
窒素が多いとツルボケを起こし、花が咲かなくなる。これは土中の窒素分を減らすことで解決する。畑の場合は肥料を吸収するトウモロコシやヒマワリを間に育てて、土中の肥料をリセットさせるといい。
●早生は気温によって開花し、中生・晩生は短日で開花するため、開花と日光量はあまり関係ない(日光不足で落花はある)。ただし収穫量は違う。

葉っぱが黄色い

窒素不足
窒素不足…要は肥料不足。
マグネシウム
葉っぱが黄色いのはマグネシウム不足の可能性もある。植え付けの時に苦土石灰をやると予防できる。

徒長する

水のやりすぎ
水をやりすぎると徒長する。開花前は水やりは控えめでもいい。

葉っぱが白くなっている

原因候補①ハダニなどの病害虫
葉っぱが白くなっているうち、かすりがかかっているようならハダニが発生しているかもしれない。乾燥高温時期に発生する。葉っぱの裏に水をかけてやることで予防できる。

原因候補②葉焼け
葉っぱの一部が石灰化しているなら葉焼け。他の植物の葉焼けとなんか違うので注意。葉焼けは葉緑素が強い直射日光で焼けているんだけど、水やりが少ないと葉焼けが起きやすいので、水やりをしっかりとやることである程度は予防できる。

その他

●ペラペラのエダマメを見て、サヤエンドウと勘違いして収穫する母親に泣く。
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