カラスウリ(烏瓜)の育て方…種まきの時期は?種から育てられる?
目次
カラスウリとは?植え替え・植え付け管理場所水やり肥料病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- カラスウリ
- 科名
- ウリ科
- 属名
- カラスウリ属
- 学名
- Trichosanthes cucumeroides
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 上級者向け
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カラスウリとは?
カラスウリは
ウリ科の
多年草ツル植物。果実をカラスが食べることから命名されました。土中に芋(塊根)を作り、冬は寒さで地上部が消えるのですが、春になると芽を出し、夏(7月〜9月)に開花して小さな果実を作ります。収穫は10月〜11月あたりです。その後はまた寒さで地上部を枯らします。
雌雄異株で雄株と雌株があり、夜に独特の白い花を咲かせます。結実すると緑に白い模様が入った実ができ、それが徐々にオレンジ単色に熟れていきます。
夏にツルが地面に接するとそこで発根して芋を作り、増えていくので、予想外に広がっていき、邪魔になるかもしれません。種子も発芽率がよく、意図しないとこから生えていきます。鳥が果実を食べ、糞をするため、近所にも種子をばらまきます。近所との関係を考えると植えない方がいいかも。
似た植物に琉球オモチャウリ(オキナワスズメウリ)があり、琉球オモチャウリ(オキナワスズメウリ)は熟しても白い模様があり、一年草で広がりすぎることもないので、琉球オモチャウリ(オキナワスズメウリ)の方が人気があります。
草丈2m以上
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植え替え・植え付け
雌雄異株なので、結実させるなら雄株・雌株を一対で植えるようにします。カラスウリは山の中にも生えていることが多いので、雌株を植えてるだけで昆虫が受粉してくれて結実することはあります。
●近所に植えている人がいたら芋を分けてもらえるか交渉してみましょう。増えすぎて困っていると思います。
●芋・
こぼれダネと繁殖力があるため、「植えてはいけない」植物に挙げられる。
時期
4月〜5月の暖かい時期か、10月あたりに植え付けます。10月に植えた場合も芽を出すのは5月以降です。鉢植えは2年に一回植え替えをします。
種まきから育てる?
種子からも育てられますが、種子から育てて開花させるには2年か3年ほどかかるため、最初は芋を植えるのが普通です。また、あなたが栽培して種子を取ったなら、まだ土中に芋が残っているので、発芽させる必要はないのです。
実から種子を取り出し、よく洗います。果肉には発芽抑制物質が含まれていて、果肉を落とさないと発芽しにくいです。洗ったら、すぐに庭に直播でもいいです。その場合、発芽するのは来年の5月以降ですが、一番手っ取り早いです。保存する場合は、種を日影で干して乾燥させてから、紙袋に入れて常温保存しておきます。
ポットで育苗するのであれば、ポットに
用土を入れて、種を3つか4つまきます。発芽温度は20度〜25度と高いので、低いと発芽しにくいですが、温度があれば1週間ほどで発芽します。発芽したら半分の間引き、葉っぱが5枚になるまでに一本立ちにして、庭や鉢に植え付けます。
用土
一般的な
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを使います。
芋を庭に植える
一般的にはカラスウリの芋を植えます。芋はあまり深くならないように植えます。深いと芽を出しません。庭土を深さ20cmほど掘り返して、腐葉土を足してよく混ぜておきます。ここに芋を入れ、土に埋めます。ポットに植わったものの場合は、土を落とさないで植え付けてください。最後にしっかりと水をやります。
ネット・支柱を
ツル性で何かに絡ませなくてはいけないので、ネットを貼ります。ネットに誘引して、
摘芯をして脇芽を出させましょう。
●行燈仕立てにするには茎が硬くて誘引が難しいです。
管理場所
日当たりか
半日陰で育てます。
グリーンカーテンにもできます。
水やり
鉢植えは土が乾いたら水をやります。
水やりが少ないと出てきた葉っぱが小さくなったり、黄色い葉っぱが増えてきます。特に夏は水切れしやすいので、しっかりと朝と夕方に水をやります。
庭植えにした場合でも、水不足にならないように水をやってください。
肥料
肥料より、土中の有機物(腐葉土や
堆肥)を増やした方が生育が良いです。生育時期の7月〜9月は緩効性肥料を1ヶ月に一回少量やるか、薄い液体肥料を二週に一回やります。
病害虫
ハダニがつくことがあるが、基本的に頑健で病
害虫は発生しにくい。
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