シレネ・ペンデュラ(サクラマンテマ、サクラギソウ)の育て方
目次
シレネ・ペンデュラの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所種まき・育苗病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- シレネ・ペンデュラ
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- マンテマ属
- 学名
- Silene pendula
- 別名
- サクラマンテマ、サクラギソウ
- 耐寒
- マイナス20度
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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シレネ・ペンデュラの特徴は?
シレネ・ペンデュラは
一年草で、ヨーロッパ及びアジアが原産の
矮性種です。地際からよく分枝して、コンパクトな半球状になり、小さな花が株を覆うように咲きます。花色は桃、淡紅、白などがあり、花の形や色が
サクラに似ているため、サクラマンテマと呼ばれることもあります。一般的に春もしくは秋に種を撒いて増やされます。夏の暑さを苦手にしているため、強い日差しを避けた場所で管理するのが良いでしょう。
フクロナデシコの
和名は、花の後ろにあるがくの部分が膨らんで袋状になることから名付けられました。明治の中頃に日本に入ってきて、
こぼれダネでも増えていき、世界で広く帰化しています。
草丈45cm
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水やり
比較的乾燥に耐える植物ですが、ジメジメとした過湿な土壌では
根腐れを引き起こすことがあるため、過度な
水やりは避ける必要があります。
庭植え・地植えにした場合は、基本的に自然に降る雨だけで十分です。
鉢植えの水やりは土の状態を確認しながら行いましょう。土の表面もしくは表層が乾燥してきたタイミングで、適量の水を与えることがポイントです。ただし、根元に水たまりができるほどたくさんの水を与えると、根腐れを引き起こす原因になるので注意が必要です。また、水やりは土壌中の古い空気と新鮮な空気を入れ替えるためにも重要です。
肥料
この植物は、比較的
肥料を必要としないとされています。植え付け時もしくは春に緩効性肥料を与えることで、追肥は必要ありません。
ただし、肥料を与え過ぎると、葉っぱが茂りすぎたり、花が少なくなったりする可能性があるため、注意が必要です。また、肥料は与えすぎないよう、適切な量を守って与えることが重要です。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春に苗を植えるか、春か秋に種まきをします。一年草なので、植え替えることはありません。
用土
この植物は、
水はけがよければどんな
用土でも育てることができますが、一般的な
培養土で育てることができます。自作する場合は、
赤玉土小粒6
腐葉土3
パーライト1元肥を混ぜた培養土か、市販されている培養土に
軽石小粒を1割入れたものを使います。
鉢植えの植え付けの手順
鉢植えの底に土が流れ出ないようにする鉢底ネットを敷き、その上にの排水を助けるための鉢底石(軽石)を2cmから3cm程度敷きます。その上に用土を入れ、株を植えます。株と鉢の隙間に用土を追加し、最後に水をしっかりと与えます。
庭植え・地植えの手順は?
深さ20cm〜25cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か
堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて、よく混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所
シレネ・ペンデュラは、日光がよく当たる場所でよく成長し、沢山の花を咲かせることができます。しかし、夏の高温多湿には弱く、夏は直射日光を避けた方が良いでしょう。もし直射日光の当たる場所に置かれている場合は、
半日陰もしくは明るい日陰に移動するか、遮光ネット等を使って株を守りましょう。
また、長雨が続く場合は根腐れや腐敗を防ぐため、雨の当たらない場所に避難させたり、土の排水性を高めることも大切です。
一方、寒さには非常に強く、マイナス15度〜マイナス10度まで耐えることができます。
種まき・育苗
この植物の種まきは3月から4月、もしくは9月から10月が最適です。発芽には約20度の温度が適しており、発芽までには14〜21日程度かかります。日光については、適度な光量が必要です。
種をまく際には、通気性と保水性に優れた無菌の培地にまきます。種は軽く鎮圧するだけで、覆土は不要です。種を一度まいたら、土と種が乾燥しないように水やりをしながら管理する必要があります。乾燥すると
発芽率が著しく低下するため、注意が必要です。
病害虫
根腐れ病
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