アサリナの育て方
目次
アサリナの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり摘芯して脇芽を出す花ガラを摘む病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アサリナ
- 科名
- オオバコ科
- 属名
- アサリナ属
- 学名
- Asarina barclaiana
- 別名
- ツバガキリカズラ
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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アサリナの特徴は?
アサリナは北アメリカ〜ヨーロッパに自生する
オオバコ科アサリナ属(キリカズラ属)のツル性の
多年草。霜にあたって枯れる
一年草とされることが多いですが、宿根で生えることもあり、
こぼれ種でも春に芽を出すことがあるので、
ペチュニアなどの定番ガーデニングに飽きた人が手を出すパターンが増えています。
花はよく開花するのですが、花が小さいので葉っぱの茂り方に対して、花の量は少ないです。つる性の植物で5メートルほどまで伸びるので、フェンスなど絡める場所を確保するか、ネットを用意しておきましょう。
種も販売していますが、種は非常に小さく、撒いても風で飛ぶこともあり、
初心者には面倒なので苗がおすすめです。
長さ2m〜5m
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水やり
土が乾いたらタップリと水をやってください。水をやりすぎると、ツルが良く伸びてしまいます。水をあまりやりすぎると蒸れて傷むことがありますが、常識的な
水やりをしているなら問題ないです。夏に花が咲く植物の中では湿気に強い方で、育てやすいので初心者向きです。
地植えの水やり
地植え(庭植え)にした場合は、自然に降る雨でほぼ大丈夫。夏に乾燥しているようであれば水をやる程度でOKです。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやります。夏に日当たりがよいと朝と夕方の2回、毎日水やりをします。それでも水切れするなら、株元を寒冷紗やヨシズで遮光したり、株元にワラを敷いて
マルチングして蒸発を防ぎます。
肥料
生育期間に液体
肥料を一ヶ月に一回か一週間に一回か、やってください。肥料が多いと花付きが悪くなります。でも、肥料が切れると花が止まる。定期的に薄い液肥をやるようにします。徐々にコツを…適切な量と頻度を掴んでいきましょう。
●窒素の多い肥料を与えると葉っぱばかりがついて花が咲きません。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
5月に苗を植えるか、3月~4月に種をまきます。そう多くの苗が必要ではないので苗植えでいいですが、苗が流通していません。鉢や
プランターでも庭植えでも構いません
ツルが長く伸びるので、絡める場所を決めておくか、支柱・ネットを用意して置きましょう。
種子から育苗する
花を放置していると
種子が取れます。
こぼれダネでも翌年に芽を出すくらいに強いです。発芽には20度から25度と高温が必要です。5月以降に、
用土に種子をまいて、5mmほど土を被せて水をやっていると1週間ほどで発芽します。
最初から庭に直播してもいいですし、ポットなどで苗を作ってから本葉が4枚〜5枚になってから植え付けてもいいです。
用土
市販されている花と野菜の土か、
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたもので植え付けします。庭植えする場合は、前もって
苦土石灰を混ぜこんでおき、腐葉土と化成肥料を入れ込んでおきます。
庭植え
庭土を深さ20cm掘って、苦土石灰を混ぜて中和させておきます。中和は1週間〜10日かかるので、中和し終わってから、庭土に対して2割の腐葉土か
堆肥のどちらかと、化成肥料を少量足してよく混ぜて用土とします。
穴に用土を半分戻して、株を配置し、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやります。株同士は30cm空けて植え付けていきます。
。庭植えした場合は
暖地以外では
一年草扱いになりますが、こぼれダネで春に芽吹くこともありますし、0度以下にならなければ越冬もします。ただし基本的には寒さで枯れる一年草です。
鉢植え
直径30cmの鉢に1苗を植えます。
鉢底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を3cm入れて、用土を入れて苗を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやります。これで完成です。プランターなら横に2苗を植えます。
鉢植えより庭植え推奨です。
ネット・支柱を
アサリナはツル性植物で何かに絡んでしまうので、行灯仕立ての支柱で絡ませるか、ネットやフェンスに絡ませます。アサリナはあまりに太い支柱には絡みにくいので、支柱なら細いものにしましょう。
アサリナは勝手に絡みついて登っていくのですが、最初に誘引してやらないと、地面を這い回るので。最初にしっかり誘引する。
●ベランダの柱に絡み付いていると、そのまま屋根に登って困るので、その前に
摘芯・誘引をしましょう。
管理場所・日当たり
日光を好みますが、一日中あたる場所よりも
半日陰が適しています。理想は春は日当たり、夏は半日陰です。また、
真夏の直射日光は葉やけを起こしますので避けたいです。夏の直射日光・
西日で
葉焼けしますが、枯れるわけじゃないです。気にしないでもいいので、
グリーンカーテンにも使えます。
冬は0度以上で越冬します。
摘芯して脇芽を出す
ツルが30センチくらい(葉っぱ7枚くらい)になったら、ツルの先を摘芯して脇芽を出させてやります。生育期間の間、摘芯を何度か行うことで株が非常に大きく育ちます。摘芯は絶対しましょう。やらないと一本上に伸びるだけです。
花ガラを摘む
花が咲いたら種子を作り、それで株が消耗して次の花が咲きづらくなります。しぼんだ花はできれば摘んであげるといいです。
病害虫
コナジラミが発生します。コナジラミは白い小さな虫で、葉っぱの裏に潜んで、汁を吸って弱らせます。浸透性薬剤を前もって使っておくとか、発生後に薬剤で駆除します。
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