サンタンカの育て方
目次
サンタンカの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫など特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- サンタンカ
- 科名
- アカネ科
- 属名
- サンタンカ属
- 学名
- Ixola
- 別名
- 山丹花・サンダンカ・イクソラ
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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サンタンカの特徴は?
サンタンカは中国南部〜マレーシア〜インドに自生する
アカネ科サンタンカ属(イクソラ属)の常緑
低木。沖縄では露地で自生しているように、温度さえあれば本州でも生育可能な低木園芸種です。切花としては一般的ですが、鉢植えとしては流通していませんし、育てる人も少ない。
本来、サンタンカは中国南部・マレー半島に分布する「イクソラ・
シネンセス」のことですが、イクソラ属の植物全般を「サンタンカ」と呼んでいるために、曖昧な種名となっています。サンタンカの仲間全般と考えた方が適切です。
樹高30cm〜1m
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水やり
春~夏にかけては非常に水を欲しがりますので、土の表面が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいに、しっかりとあげてください。特に夏は生育期で水の吸い上げが多い上に、蒸発も早く水切れを起こしやすいので気をつけてください。また、受け皿の水は捨ててください。
庭植えにすることはあんまりないですが、庭植えにした場合はほぼ自然に降る雨だけでいいです。ただ、本来は少し湿った場所を好むので、生育時期は様子を見て
水やりをしてください。
夏の水やり
夏は朝と夕方の二回、しっかりと鉢底から水が出るくらいにやってください。昼に水やりをすると水が沸騰して、根を傷めますので避けましょう。
秋〜冬の水やり
秋以降に気温が20度を切るあたりから、水やりの頻度を減らし、冬は乾かし気味に管理します。サンタンカは寒さに弱く、耐寒温度は10度くらいですが、水やりを控えることで植物ないの水分が減って、寒さに強くなり5度くらいまで耐えるようになるので、水やりを減らして室内で管理しましょう。
水やりの頻度は環境によりますので、何日に一回とはかけませんが、土が乾いて数日経ってから水をやるようにします。水をやり過ぎると
根腐れを起こします。
肥料
気温が20度以上になる5月〜9月あたり生育するので、化成
肥料を鉢のフチに置きます。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
生育時期の前の4月〜6月に植え付け・植え替えをします。この頃に植え替えれば、その後の生育シーズンでダメージを取り返せます。鉢植えは
根詰まりしないように毎年か、2年に一回植え替えをします。
用土
水はけの良い土が好ましい。市販の
培養土に二割ほど
赤玉土を入れたものか、赤玉土6
腐葉土2川砂2を混ぜたものを利用します。
弱酸性の土を好みますが、中性でも問題なく生育します。できれば
鹿沼土を1割混ぜるとよいです。
鉢植え
鉢植えの底の穴には鉢底ネット(鉢底網)を敷き、その上に鉢底石(
軽石)を2〜3センチ敷きます。ネットと鉢底石は土が流れ出ないようにし、水はけをよくするためのものです。
スリット鉢の場合は不要です。
鉢底石の上に
用土を入れ、株を植え、隙間にも用土を埋めます。最後に、たっぷりと水を与えます。冬を越した後は、春に土を3分の1ほど取り除き、同じ大きさの鉢か、少し大きめの鉢に植え替えましょう。
庭植えの手順は?
深さ30cm〜40cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か
堆肥を、庭土に対して2割か3割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間ほど寝かせると、根が馴染みやすいです。また、土の水はけが悪いなら鹿沼土小粒を入れて調節しましょう。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
挿木
挿木で増やすこともできます。生育時期の5月〜9月に2節を切って、下葉をとり、葉っぱは半分に切り、赤玉土小粒単用か鹿沼土小粒単用に明るい日陰で乾燥しないように水やりしていると、発根します。
管理場所・日当たり
寒さに弱いために、沖縄以外では露地上は不可能と考えてください。基本的には鉢植え管理で、春夏秋は戸外、冬は室内で管理です。生育温度は最低5度。できれば10度以上を保持したいです。
日当りのいい場所で管理してください。サンタンカは非常に日光を好みます。日光が足りないと、葉っぱ落ちて最悪枯れます。夏の暑さと直射日光には強く、
葉焼けしません。ただ、鉢植えだと高温で蒸発が激しく、水切れを起こしやすいので、水切れするなら
半日陰に移動させて、蒸発を減らして対応しましょう。
越冬
水やりを控えることで耐寒温度が5度になり、昼間に暖房がかかっている部屋であれば室内で越冬が可能です。冷暖房の風は非常に乾燥しているので、直撃しないようにしてください。
サンタンカは日光を好みますので、冬は日光の管理が難しいかもしれません。窓辺に置いて日光にしっかりと当ててください。ただ、出窓だと夜になると気温が下がり、寒さにやられることがあります。寒波が来るときは、夜は部屋の内部へと移動させてください。
剪定
サンタンカは春〜秋まで開花が可能で、春(5月〜6月)に花が咲いて、ひと段落したら、全体を2節〜3節ほど刈り込んでおくと盛り返して、秋にもう一度、最盛期が来てくれます。切り戻すと敵芯となって枝葉が増えて株が大きくなりますので、是非、
切り戻しましょう。
病気・害虫など
アブラムシや
カイガラムシに掛かりやすいです。発生したら少量であれば
テデトールし、大量なら薬剤で駆除します。株を健康にし、風通しの良いところで管理していると発生はかなり抑えられます。
特徴・由来・伝承
房状に沢山の鮮やかな花をつける華やかな植物で、葉っぱもワックスでもかけてるかのようにピカピカ。切花としても人気があります。
学名のイクソラはヒンズー教のシバ神をサンスクリット語からポルトガル語訳した言葉。シバ神にサンタンカを御供えしたことから。
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