ユキヤナギ(雪柳)の育て方…剪定の時期はいつ?花芽分化の時期は?
目次
ユキヤナギ(雪柳)とは?剪定水やり肥料管理場所・日当たり植え付け・植えかえ病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ユキヤナギ
- 科名
- バラ科
- 属名
- シモツケ属
- 学名
- Spiraea thunbergii
- 別名
- 雪柳
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ユキヤナギ(雪柳)とは?
ユキヤナギ(雪柳)は
バラ科シモツケ属の落葉
低木。根本から分かれて1メートルから1.5メートルくらいに伸びて弓の様に曲がり、その枝に穂状に花が咲きます。
日当りがよく、風通しの良い場所で管理してください。日陰では花がつかなくなります。寒さには強いために戸外で植えっぱなしで構いません。ただし、秋に
紅葉して冬には落葉して越します。夏も直射日光にも強く、気をつけないで大丈夫です。
草丈1m〜2m
花いろ白
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剪定
花芽の分化は10月。10月以降に寒さにあたることで花芽を作ります。よって
剪定はこれ以前に行い、コレ以降に剪定すると花芽を落とすことになります。
春に花が終わったらすぐに剪定を行います。ユキヤナギは古い枝はいずれ枯れてしまうだけなので、古い枝は根本から切ってしまいます。ユキヤナギは地面から生えた枝が曲線を描いて伸びる横姿が美しいので、枝を途中で切るのはやめておきましょう。
枯れた枝がそのまま残りますので、これが見苦しいことと、枯れた枝や密生した枝で風通しが悪くなり、
アブラムシや
カイガラムシや
ウドンコ病が発生することがあります。
水やり
ユキヤナギは基本的に庭植えするものです。水は降雨だけで十分ですので、真夏に日照りになって極端に乾燥しないかぎりは水をやる必要はありません。
ただし、植え付けをして一ヶ月には根が土に馴染んでいません。一ヶ月ほどは地植えであっても水をしっかりとやってください。
肥料
2月に寒肥(カンピ)と、花の後の5月にお礼肥として根本に固形の緩効性
肥料(化成肥料)をやります。肥料が少ないと花つきが悪くなりますので、毎年2回肥料をやりましょう。
管理場所・日当たり
日光を好み、日当たりがいい方が花つきが良い。
西日があたらなければ尚いいですが、当たったから枯れるというわけではありません。西日が当たるのであれば、
水やりを増やすなどして対応すれば大丈夫です。
半日陰でも育ちます。花つきは悪くなりますが、それを気にしなければ問題はありません。枝が密生すると、風通しが悪くなって病
害虫が増えるので、風通しの良い場所に植えるといいです。
植え付け・植えかえ
時期
落葉時期の11月〜3月が植え付けに適した時期です。幅が1m以上に育つため、鉢植えにはせず庭植えにします。庭植えにして何年かすると大きくなり、枝が密生して管理しづらくなるので、掘り上げて株分けします。枝5本前後を目安にして株分けして別々に植え付けます。
用土
水もちがよく
水はけの良い――まぁ普通の土壌が適しています。極端に水はけが悪い、良いでなければ、そんなに気にすることはありません。あまり水はけが悪いなら川砂を入れ、水はけが良すぎるならば
腐葉土を入れて、水もちをよくします。
庭植えの手順
根鉢の2倍の直径と深さの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土や
堆肥を2割ほど足して、化成肥料を規定量だけ混ぜて
用土とします。できれば1週間寝かせて土を馴染ませてから植えるといいです。
穴に用土を半分戻して株を入れて、隙間に土を入れ、水をやってから棒でつついて根の隙間に濡れた土を入れていきます。これで完成です。ユキヤナギは大きくなるので、株同士は1m〜1.5m空けて植えましょう。
庭に植え付けして…根付いていないうちの最初の一ヶ月は水をしっかりとやってください。庭植え(地植え)にしていても水をやってください。一旦、根付けば水やりはしなくてもいいです。
病気・害虫
ウドンコ病
葉っぱに白い粉のようなカビが生えます。枝が密生すると発生しやすいです。発生したら、殺菌剤を散布します。株が健康なら発症しても回復します。
アブラムシ
小さな虫で、枝が密生すると発生しやすい。枝をさばいて風を通して、対応の殺虫剤を散布して駆除しましょう。
カイガラムシ
蝋に覆われた虫で、植物の汁を吸って弱らせてしまいます。カイガラムシも枝をさばいて風を通すことで予防できます。発生したら、対応の薬剤で駆除します。薬剤については以下のページを参考にしてください。
特徴・由来・伝承
中国原産とする説もありますが、日本原産と言われています。公園や庭先でよく見かけるのですが、自生種は絶滅危惧種に指定される地域もあるほど減っています。
別名はコゴメヤナギ・コゴメバナ。
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