プリムラマラコイデス・古都さくらの特徴と育て方
目次
古都さくらの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- プリムラマラコイデス・古都さくら
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- プリムラ属
- 学名
- Primula malacoides
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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古都さくらの特徴は?
古都さくらは
サクラソウ科の
一年草の
プリムラ・マラコイデスの
園芸品種。秋〜冬に植え付けて、本格的な開花は春。色違いで赤、紫、ピンク、白があります。
古都さくらは、これまでのマラコイデスの中でも冬の寒さにはそこそこ強い方です。でも、霜に当たると一撃で枯れるわけじゃないんですが、葉っぱや花が傷んでしまうので軒下など霜が当たらないところで管理するか、室内で管理します。
パンフレットには暑さに強く、早生の品種と書いてあるんですが、これは生産農家が夏に育苗して10月に出荷するのに適しているという意味。
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水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。指で土に触れてみて乾いていたら、鉢底から水が出るくらいに水をやりましょう。特に古都さくらの花が咲いている時期は水を欲しがるので水切れに注意します。
庭植えにした場合は自然に降る雨だけでいいです。霜が降りる地域で、霜の当たらない軒下に植えた場合は当然、雨も当たらないので、鉢植えと同様に土が乾いたら
水やりをしましょう。
肥料
古都さくらが開花している時期は液体
肥料を1週間に一回やります。肥料が切れても枯れるわけじゃないんですが、古都さくらの開花が止まるので追肥は必ずします。
植え替え・植え付け
時期
10月〜3月くらいに
ホームセンターに古都さくらの苗が流通するのでこれを植え付けます。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。庭植えにする場合は、腐葉土か
堆肥を混ぜて
用土をつくります。
鉢植えの植え付けの手順は?
6号〜7号の鉢に1苗を植えます。
鉢の底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に土の流出を防ぐ鉢底石(
軽石)を2cmほど敷いて、その上に用土を入れます。苗の地面が鉢のフチから2cmほど下になるようにし、調節してください。この2cmは水やりの際に水が溜まるウォータースペースと呼ばれるものになります。古都さくらの苗を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
庭植えの手順は?
深さ20cmを掘り、土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど入れ、化成肥料を説明書の量だけ入れ、よく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、古都さくらの苗を配置します。苗同士は20cm空けます。隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやると完成です。
管理場所
日当たりで育てます。とにかく日当たり。日当たりが悪いと古都さくらの開花が鈍くなるのでとにかく日当たりで。
秋から冬にかけて流通するのですが、
ビオラ・
パンジーのように戸外で問題なく越冬できるというほどではないです。耐寒温度はマイナス5度なので土が凍結しなければ枯れることはないですが、霜に当たると傷んでしまいます。一発では枯れなくてもダメージを巻き返すのに時間がかかりますので当てないようにします。
霜の降りない
暖地なら戸外で越冬しますが、霜が降りる
中間地では霜に当たると傷むので、軒下など霜の当たらない場所で管理します。土が凍結するほどの寒冷地の場合は室内に取り込んで管理します。
室温が20度以上になると弱ってくるので、寒冷地で室内で管理する場合も20度以上になる部屋は避けます。
春以降は?
霜が降りなくなったら日当たりで管理し、しっかりと生育させます。
気温が高くなると徐々に弱ってきますので、春から夏に開花する植物たちに植え替えるといいです。
病害虫
灰色カビ病、
アブラムシ、
ハダニ、
ウドンコ病、
ナメクジなどの病
害虫が発生することがありますが、それは気温が上昇し始める3月以降でそれまではほぼないです。
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