ハートカズラ(ラブチェーン)の育て方
目次
ハートカズラとは?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ハートカズラ
- 科名
- ガガイモ科
- 属名
- セロペギア属
- 学名
- Ceropegia woodii
- 別名
- ラブチェーン
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 中級者向け
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ハートカズラとは?
ハートカズラの
ガガイモ科(もしくは
キョウチクトウ科)セロペギア属の南アフリカや熱帯アジアの根本に塊根ができる
多肉植物。夏に小さな花を咲かせますがちょっと臭い。葉っぱがハート型で色合いはシックで雰囲気があります。ツルで伸びるのでハンギングに適しています。
乾燥に強い一方で、水をやりすぎると腐って枯れる。枯らす原因は間違いなく「水のやりすぎ」です。乾燥気味を心がけて育てましょう。耐陰性(日陰に耐性があること)があり、室内で育てやすい植物で、便利な
観葉植物です。フラワーアレンジメントの花材に使うこともあります。
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水やり
ハードカズラは加湿が苦手です。
春~秋にかけては、土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れているのに水をやっていると腐って枯れます。戸外の日当りで管理している場合は、土が乾いていたらしっかりとやるという通常の感覚(土が濡れていたら水はやらない)で構いませんが、室内や日陰で管理しているときは、もう少し乾燥気味に管理します。受け皿に水が溜まっている場合は水を捨ててください。
夏は朝か夕方のどちらかに一回
水やりをします。夏の昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めるので、昼は避けます。
冬の水やり
冬は土が乾燥してから数日経ってから水をやります。乾燥気味に管理してください。冬は寒さで活動していませんので、水を吸い上げる力が落ちています。また、乾燥気味に管理することで寒さに強くなります。
ただし、冬は暖房がかかっていて、空気が乾燥しています。しかし土の中の水は無くならない。よって葉っぱがカラカラなのに、土は乾燥していない、なんて厄介なことになることがあります。そういうときは霧吹きで葉っぱに水をやります。これは夏の冷房の時期も同じで、極端に空気が乾燥する場合は、霧吹きで水をやるといいです。
乾燥すると
ハダニが発生しますのでハダニ対策にもなります。
肥料
気温の高い、生育時期に薄い液体
肥料を二週に一回程度やります。水やりの水に液体肥料を入れてやってください。肥料をやるとよく生育します。
植え付け・植えかえ・種蒔き
5月〜8月に鉢底から根がはみ出しているようであれば、植え替えを考えてください。放置しておくと、
根詰まりして葉っぱが落ちてきます。根詰まりで葉っぱが落ちるときは下葉から落ちます。大体2年か3年に一回植え替えをします。
用土
乾燥に強い植物なので、
水はけの良い土を好みます。市販の土に
パーライトを加えたものか、観葉植物の土か、
赤玉土6
腐葉土2パーライト2を混ぜたものを使って植えつけをします。
鉢植えの植え替えの手順
株の古い土は3分の1ほど落とし、古い根を切って整理します。鉢の底の水抜きの穴をネットで塞いで、鉢植えの三分の一程度に鉢底石(
軽石)を敷き、その上に
用土とハートカズラを植えます。
株分けも可能で、適当に分けて別々に植えます。
挿木で増やす
剪定などした枝を3節〜5節が残るように切り分けて、下葉を切って、赤玉土単用・
バーミキュライト単用か
挿木用土にさして、乾燥し切らないように水をやって日陰で管理していると発根します。節から発根するので、節が一個は土に埋まっているようにしてください。
水挿しにしておくと発根するので、発根してから土に植えてもいいです。
一般的な挿木の手順は
挿木のリンクを参考に。
管理場所・日当たり
ハートカズラは本来は強い直射日光が非常に好きな植物です。真夏の直射日光でも
葉焼けせずによく生育します。ただし、冬に室内で管理していたものをいきなり戸外の日当りに置くと葉やけを起こしますので、その場合は、戸外の明るい日陰から
半日陰、日当りへと徐々に慣らしてあげてください。日光に当てると、葉っぱが肉厚になっていきます。
日当りのいい場所で管理することもできますし、耐陰性が強いので明るい日陰でも生育します。カーテンで遮光したような場所でも何の問題もなく育ちます。ただし、日光が少ないと葉っぱが落ち始めるので、注意してください。
ハートカズラは風通しの良い場所が好みです。風通しが悪いと、過湿になって腐りやすくなります。ただし、風が強すぎると、茎がプツンと切れてしまいますので、注意してください。
冬の管理場所
耐寒温度は3度と観葉植物としては寒さに強いですが、霜に当たると一発で枯れます。出来るだけ温かい方(10度前後)がハートカズラの樹形を保つにはよいです。邪魔でなければ、冬はリビングなど人の生活する部屋で温風の当たらない場所で管理してください。
冷暖房の風は非常に乾燥しているので、直接当たるとすぐにカリカリになって枯れます。直接じゃなければ大丈夫です。
剪定
邪魔なくらいに伸びたら、適宜カットします。カットしたものは挿木にできます。
病気・害虫
ハダニ・
カイガラムシが発生することがあります。
ハダニは乾燥すると発生するので、
葉水をすることで予防できます。
特徴・由来・伝承
店頭で見かける限り、そういう印象は持ちにくいですが「多肉植物」です。ハートカズラを充分に日に当ててやると、徐々に葉っぱが肉厚になって「多肉植物」っぽくなってきます。
同じセロペギア属には見た感じが全然違う
パラシュートプランツがあります。
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