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エリカ・ダーレンシス(ダーリエンシス)の育て方

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エリカ・ダーレンシス
目次
エリカ・ダーレンシスの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
花ガラ摘みと剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
エリカ・ダーレンシスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
エリカ・ダーレンシス
科名
ツツジ科
属名
エリカ属
学名
Erica×darleyensis
耐寒
マイナス5度〜マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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エリカ・ダーレンシスの特徴は?

エリカ・ダーレンシスはツツジ科エリカ属のエリカ・カルネアとエリカ・エリゲナが交雑してできた常緑低木。ツツジ科で酸性土を好むのですが、基本的にどんな土でも育ちます。また寒さに強い(マイナス5度~マイナス10度)のですが、高温多湿に弱く、夏に枯らすことが多いです。

荒地に育つ植物で、高温多湿に弱いという点を除くと頑健で、雑草が生えにくくするほど。
草丈30cm〜60cm
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水やり

鉢植えの水やり

エリカ・ダーレンシスは乾燥には強い方で、むしろ過湿が苦手です。水は土が乾いていたら水をしっかりとやるという程度にします。といっても、乾燥しすぎると葉っぱや花がポロポロと落ち始めますので、これも避けたいです。

夏は水やりは昼は避ける。昼に水をやると水が沸騰して根を傷めるため。

冬は水やりを朝にする。昼以降に水やりをすると水が明け方まで残って凍って根を傷めるため。

庭植えの水やり

乾燥に強い植物で自然に降る雨だけで十分です。あまりの日照りで元気がないなら水をやるようにします。

夏はあまりに乾燥するなら様子を見て水やりをしますが、水をやると蒸れて枯れるので、前もって剪定して風通しをよくしておくといいです。

肥料

春と秋に緩効性肥料(化成肥料)をやります。もしくは春と秋の間に、二週間に一回、液体肥料をやります。緩効性肥料はツツジ専用の肥料があるのでこれを使うといいです。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

秋〜冬に開花した株が流通するのでこれを植え付けます。鉢植えにした場合は、夏越しした秋〜冬に毎年か2年に一回植え替えをしましょう。

用土

水はけの良い、酸性の土を好みますが、中性でもいいです。アルカリ性では枯れてしまいます。市販されている花と野菜の培養土をそのまま使うか、培養土に鹿沼土(酸性)を2割〜3割ほど混ぜたものを使うか、鹿沼土7ピートモス3もしくは赤玉土6未調整ピートモス4を混ぜたものを使います。

鉢植え

最初は6号〜7号鉢に1苗を植えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え付け・植え替え後の一週間か二週間は日陰で管理します。いきなり日当たりで管理すると弱ってしまいます。

植え替えるときは土を軽く落とし、古い根を整理して植え替えをします。一回り大きな鉢に植え替える方がいいですが、できない場合は同じ大きさの鉢に植え替えます。土を落としすぎないように気をつけてください。

庭植え

深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に未調整ピートモスを2割ほど混ぜて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。 水はけが悪いなら軽石小粒・川砂・鹿沼土を入れて水はけを良くして植えてください。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は30cm〜40cm空けて植えてください。

管理場所・日当たり

鉢植えの管理場所

日当たりを好むので、基本的に日当たりで管理します。春・秋・冬は戸外の日当たりで管理します。寒さには強いので冬は戸外で管理します。

夏は水を控え、半日陰か明るい日陰に移動すれば十分夏越しは可能です。ですが、苗も決して高いものではないですし、涼しくなってから買い足したほうが気が楽かも。

庭植えの管理場所

庭植えして、なおかつ、夏越しを考えるならば、夏に半日陰になるような場所に植えるようにします。秋から春まで日が当たって、夏に半日陰というとややこしい感じがしますが、夏に葉が茂って木陰を作るような樹木の下などが良いです。そういった場所が無ければ鉢植えにして、夏は半日陰に移動させるか、寒冷紗・ヨシズなどで遮光して高温を防ぎましょう。

花ガラ摘みと剪定

開花時期に、花がひと段落したら、花を落とし、今年のびた枝を半分前後に剪定します。剪定しないと株は大きくなりますが、根元の葉っぱがハゲやすいです。剪定して小さくまとめるようにした方が格好がいいです。

剪定ついでに植え替えをするのもいいです。

夏越しのための剪定

上記の剪定とは別に、夏に蒸れると枯れますので、6月〜7月の梅雨前か夏前に、半分〜高さ3分の1まで短く剪定し、枝をさばいて風通しを良くして夏越ししやすくしましょう。

病気・害虫

アブラムシカイガラムシが発生します。
害虫より、夏の蒸れと水の遣り過ぎの方がエリカ・ダーレンシスが枯れる原因となります。

特徴・由来・伝承

米粒のような小さくてピンクの花を文字通り鈴なりに咲かせる人気の品種です。葉っぱは針葉です。見ようによってはエグい姿です。
エリカの一種で、背が低く、寒さに強くて多湿に弱いです。

エリカというと英名ではヒース。ヒースを荒地を表す言葉で、その通りエリカは荒地に生える植物です。ヨーロッパ前後にエリカは生えていたのですが、南アフリカから新種のエリカが発見されてからは、ちょっとしたエリカブームが巻き起こります。

エリカ・ダーレンシスはヴィクトリア時代にイギリスの「ダーレイデル」で発見されたことから「ダーレンシス」と名づけられたものです。
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