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ダイコンソウ(大根草・ゲウム)の育て方

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ダイコンソウ
目次
ダイコンソウとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
花ガラ摘み
増やし方
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ダイコンソウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ダイコンソウ
科名
バラ科
属名
ダイコンソウ属
学名
Geum japonicum
別名
ゲウム
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ダイコンソウとは?

ダイコンソウ(大根草)はバラ科宿根草。ダイコンソウ属にはチングルマ(Geum pentapetalum)、ベニバナダイコンソウ(Geum coccineum)、アケボノダイコンソウ(Geum × borisii)、セイヨウダイコンソウ(Geum urbanum)、オオダイコンソウなどがあるが、ガーデニング材としてはチリダイコンソウのことを指すことが多い。

秋に種を撒いて翌年の初夏に花が咲きます。一般には春に苗を植えて育てます。八重咲きのダイコンソウもあります。八重咲きのダイコンソウはバラのようでなかなか綺麗。
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ベニバナダイコンソウ

ダイコンソウ:ベニバナダイコンソウ
ベニバナダイコンソウ(Geum coccineum)は日本でよく見かけるダイコンソウの仲間。このページで語られる「ダイコンソウ」とは栽培の難易度が全然違うので、以下のページを参考にしてください。
ベニバナダイコンソウ
ベニバナダイコンソウ
バラ科ダイコンソウ属Geum coccineum

オオダイコンソウ

オオダイコンソウ(Geum aleppicum)は日本の北海道から中部地域に自生する植物で、日本以外でも寒い地域によく見られる。

チングルマ

チングルマ(Geum pentapetalum)は日本の北海道から日本アルプスの高山に自生する落葉広葉樹。秋には紅葉もする。白い花を咲かせ、受粉すると綿毛を飛ばして飛んでいく。

チリダイコンソウ

園芸品種も多くあるチリに自生するダイコンソウの仲間。日本で庭植え・鉢植えで栽培される「ダイコンソウ」はこれのこと。

ミセスブラッドショウ、レディレストラスデン、マイタイ、フレイムスオブパッション、ブレイジングサンセットなどがあり、園芸品種も結構あるが、日本ではあまり人気がない。
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水やり

日本に自生している「ダイコンソウ」は本来は湿気た場所に育つ山野草です。ですがよく日本で流通しているのはヨーロッパから来た園芸品種で、この種類は日本自生のダイコンソウよりも頑健で、乾燥に強いです。反面、ジメジメした状態が長く続くと腐って枯れてしまいます。

基本は土が乾いていたら水をしっかりとやること。土が濡れているときは水は控えてください。根が腐ってしまいます。

肥料

春と秋に緩効性化成肥料を1回づつやるか、春と秋の生育時期に液体肥料を2週に一回程度の頻度でやります。夏の暑さにちょい弱いので、夏の肥料が残らないようにします。緩効性化成肥料は一ヶ月ほど効き続けるので夏に残らないようにしましょう。
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植え付け・植えかえ

時期

春か秋に植え付け・植え替えをします。

用土

市販されている花と野菜の土(培養土)で植え付けをします。日本自生のダイコンソウは山野草の土で植え付けます。

鉢植え

6号〜7号に1苗を植えます。

新しい鉢底の穴を鉢底網で塞ぎます。その上に土の流出を防ぎ、水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cmほど入れます。その上に用土を入れ、株を入れます。隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水やりをします。

植え替えの場合は古い鉢から株を取り出します。ひとまわり大きな鉢を用意します。ひとまわりというのは現在の+1か+2号の大きさの鉢のことです。土を少し落とすか、土を落とさないで植え替えをします。
鉢の大きさ(号)と土の量
鉢の大きさ(号)と土の量
雑学
チリダイコンソウは何年か栽培していると株が弱ってきます。株分するか種蒔きして更新しましょう。
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庭植え

庭植えする場合は、前もって一週間前に深さ30cmの穴を掘って、元の土に対して2割ほどの腐葉土堆肥を混ぜておきます。水はけが悪いのであれば、日向石や川砂などを混ぜて水はけをよくしましょう。

ここに株間30cmほど空けて植えます。隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。
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管理場所・日当たり

日当たりで管理します。日本自生のダイコンソウは元々は山野草ですから、真夏の高温多湿に弱いです。真夏は半日陰に移動させるか、ヨシズやすだれなどで日よけをします。園芸種のダイコンソウはそこまでではないですが、夏の暑さで傷むようなら半日陰で管理しましょう。

耐寒温度はマイナス10度。よほどの寒冷地でなければ戸外で越冬可能です。地上部が冬も残りますが、葉っぱが茶色く変色したら摘んでしまいましょう。

花ガラ摘み

ダイコンソウはロゼット状に広がる葉っぱの中からヒョロリと茎を伸ばして先に花をいくつか咲かせます。そのため花ガラを摘まないでいると、重みで茎がポキっと折れてしまいます。

花が終わったら花茎から摘みます。花をそのままにしていると種子ができ、株が弱って次の花が咲きづらくなります。また、こぼれダネでも増えるので増えすぎて困る問題が起きるかもしれないので、種子を取らないなら花ガラ摘みをしましょう。

増やし方

株分けも可能ですが、種まきで増やすのが確実。こぼれダネでも増えるくらいなので、取りまきで適当にまいていると生えてきます。

実が出来ます。実にはトゲトゲがついていて、それが服にくっついて、広範囲に拡散、移動します。

特徴・由来・伝承

葉っぱが大根に似ていることからダイコンソウと呼ばれます。日本に自生しているダイコンソウは黄色。ホームセンターや花屋さんに流通しているダイコンソウはヨーロッパから来た園芸品種で、よく流通している花の色は朱色などです。そこそこ流通していますが、頻繁には見かけないので気になっていてお店で見かけたら購入した方がいいです。

花色は黄色、朱色、橙色、白、紫、他に八重咲きダイコンソウもあります。

学名のゲウムで流通していることも。
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