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プロスタンテラ属の通称ミントブッシュの育て方

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ミントブッシュ
目次
ミントブッシュの特徴は?
鉢植えの水やり
庭植えの水やり
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病害虫
トラブル
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ミントブッシュの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ミントブッシュ
科名
シソ科
属名
プロスタンテラ属
学名
Prostanthera
別名
プロスタンテラ
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ミントブッシュの特徴は?

ミントブッシュはオーストラリア原産シソ科プロスタンテラ属の常緑低木ミントの香りがするが食用ではないです。暑さに耐性がなく、寒さはそこそこ。関東以南では庭植えも可能ですが、霜よけが必要で、強い寒波が来ると枯れます。鉢植えにして、季節ごとに管理場所を変えるようにするのが無難。

ミントブッシュの魅力は香りではなく「花」。こぼれるように花が咲いてくれます。しかし季節ごとの管理を思うと初心者は不向き、中級者でも失敗する人が多いハズです。よく咲くのは春。でもその後もポツポツと咲きます。

自生地はオーストラリアの南東部で俗に言う「地中海性気候」で、夏に涼しく、冬は暖かいという日本とは真逆の気候で、合ってないから枯れやすい。特に夏に枯れやすいです。

斑入り品種があり、カラーリーフとして綺麗です。
樹高最大2m
横幅最大1.5m
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鉢植えの水やり

春から秋は土が乾いていたら水をしっかりとやります。土が濡れている間は水をやらないようにしてください。ミントブッシュは乾燥に強く過湿に弱いです。

夏は蒸れに注意。夏前に剪定して風通しをよくして、朝か夕方に水やりをします。

冬の水やり

冬は寒さで活動が止まっているので、土中に水が残りやすくなっています。水が残っているのに水をやっていると根腐れしますので、土が乾いて数日経ってから水をやってください。

できれば土壌水分計で計測してから水やりを判断すると失敗が減ります。

庭植えの水やり

寒さに若干弱く、また高温多湿に弱いので、普通は鉢植えにして季節ごとに移動させた方がいいので、普通は庭植えにはしない。庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。

植え付け・植えかえ

時期

5月以降、花がひと段落したら植え替え時期です。これ以外の時期にはしないようにします。

鉢底から根が出ていたり、葉っぱが下から枯れこむなど根詰まりの症状が出たら――できたらその前に――植え替えをします。

用土

水はけのよい土が好ましく、花と野菜の培養土に川砂を混ぜるか、ハーブ用の土を使います。もしくは赤玉土5腐葉土3川砂2を混ぜた土を利用します。

鉢植え

鉢から株を引っこ抜いたら根を崩さないで植え替えます。土をいじると根が傷ついて、生育不良を越します。

そのまま一回り大きな鉢を用意します。鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に株を入れて、株と鉢の隙間に用土を入れます。水をしっかりとやって、植え替えは終了です。

植え替えたあとは株が弱っていますので一週間ほど日陰で管理して徐々に日当たりへと移動させてください。

管理場所・日当たり

春と秋は日光にしっかりと当ててあげてください。夏の直射日光と暑さと蒸れに弱く、枯れてしまいますので夏は必ず半日陰や日陰の風通しのよいところに移動させます。冬は室内の日当たりで管理します。

梅雨や秋の長雨に注意

過湿に弱く、梅雨の長雨に当たっていると根腐れして枯れることもあります。梅雨は軒下に移動させましょう。

越冬

霜・寒風・凍結に当たると枯れますが、それさえ防げれば戸外も可能です。関東以南では庭植えでもいけます。環境が合えば水やりもほとんど不要でホッタラカシで毎年咲いてくれるありがたいハーブとなります。

耐寒は種類にもよりますし、結構微妙。ちょっと強い寒波で全滅ということも十分あります。室内が無難です。過湿に弱く、庭植えするなら半日陰で風通しが良いところでないと夏に枯れこんでしまいます。

剪定

樹高を低め(50cmから70cm)に保つように剪定すると翌年の春によく開花する。8月以降に花芽ができるので7月までに行う。この剪定には7月8月の蒸れ対策を兼ねている。

風が通るように枝を落として、邪魔な枝を落として、妙な方向へ伸びている枝、枯れた枝を落として、最後に樹形を整えるように剪定する。強い剪定をするとダメージで弱る。

病害虫

ほとんど見かけない。

トラブル

葉先や葉の外側から枯れる原因と対処方法

特徴・由来・伝承

シソ科の常緑低木。葉っぱにミントのような香りがあります。オーストラリアの固有種で60種ほどが分布していますが、日本で流通しているのはオファリフォリアとロツンディフォリアです。育て方はどちらも同じです。

プロスタンテラ・オヴァリフォリア(Prostanthera ovalifolia)、プロスタンテラ・ロツンディフォリア(Prostanthera rotundifolia)、プロスタンテラ・デンティキュラータ(Prostanthera denticulata・クリーピングミントブッシュ)、プロスタンテラ・インカナ(Prostanthera incana)、プロスタンテラ・フィリシフォリア(Prostanthera phylicifolia)、プロスタンテラ・バクステリ(Prostanthera baxteri)などがあります。
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