オオバジャノヒゲ・コクリュウの育て方…緑葉が出てきたら?

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オオバジャノヒゲ・コクリュウの基礎データ
オオバジャノヒゲ・コクリュウ
科名キジカクシ科
属名ジャノヒゲ属
学名Ophiopogon planiscapus Ngrescens
別名黒竜
水やりたまにやる程度
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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コクリュウ(黒竜)の特徴は?

コクリュウ(黒竜)はキジカクシ科の耐寒性多年草リュウノヒゲの仲間。正確には「オオバジャノヒゲ」の葉っぱが黒い園芸品種。葉っぱが大きくてリュウノヒゲのように密生して雑草を押さえるほどではないですが、黒い葉っぱが他の植物のグリーンを引き立たせるなど、独特の魅力で非常に古くから庭園などで愛される園芸植物です。斑入りの黒竜もあります。斑入りには白い斑入り、緑の斑入り、緑と白の斑入りなどがある。また葉っぱがカールした黒竜もある。苗は意外と高い。

リュウノヒゲの実は瑠璃色だけど黒竜は黒に近い。黒い葉っぱが他の植物を引き立たせるので、寄せ植えにも重宝します。単独での鑑賞よりは、合わせて植えることが多いです。

どうもタマリュウ(リュウノヒゲ)と比較されることが多いですが、タマリュウが雑草避けのグランドカバーに対して、コクリュウは草丈低目でワンポイントというポジションだと考えましょう。繁殖力はタマリュウと比べると遅いですが、それでも通常の植物よりかなり頑健で繁殖力も強いです。

花も咲きます。真っ黒い葉っぱの中に真っ白な花がポツンと咲く様子は素敵です。
草丈15cm
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耐陰性があり半日陰か日陰でも…ただし

耐陰性があるのがコクリュウの利点。植物の下のグランドカバー・下草として利用しましょう。ただし日当たりが悪いと普通の緑の葉っぱが出てきやすい。単に日光不足での反応です。日当たりに移動すると戻ります。日当たりに移動させるか諦める。

緑の葉っぱが出たら…

黒竜を育てていると、日当たりでも緑の葉っぱが出てくる。これは結実した種子が発芽した株であることが多い。黒い葉っぱの遺伝子が消えた葉っぱが出てきているので、日当たりに移動させても色は変わらない。これは引っこ抜かないといけない。

緑の葉っぱの方が性質が「強い」ため、放置していると黒い葉っぱを駆逐することがあります。

水やり

庭植えならほぼ雨だけでOK

コクリュウは寄せ植えにもしますが、大抵は庭植えします。雨が当たる場所であれば、余程の日照りでもない限りは水はやらなくても大丈夫です。乾燥して水切れすると葉っぱの先から枯れ込んでくるので、その場合は水やりの頻度を増やしてください。

鉢植えなら定期的に

鉢植えの場合、土が乾いていたら、鉢底から水が染み出す位にしっかりとやります。土が濡れている間は水をやらないようにします。夏でも冬でも同じように土が乾いてから水をやるようにしますが、夏は乾燥が速いので1日2回、朝と夕方に水をやることになります。

肥料はあまり必要としてない

土がそれなりに肥沃であれば、追肥はなくても問題はないです。あまりに生育が悪い場合は、生育時期に薄い液体肥料を2週に一回やるか、固形の化成肥料を春・秋に一回づつやります。ないからといって枯れるものでもないですし、肥料が多いと調子を崩すので、施肥するのであっても控えめにしておきましょう。
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植え付け・植えかえ

植え付け・植え替えに適した時期は?

基本的にいつでもいいが、真夏は避ける。鉢植えは2年か3年に一回、植え替えをします。根詰まり予防と、劣化した土の入れ替えのためです。

適した用土は?

市販している花と野菜の土(培養土)で植え付けをしましょう。水はけがよい土ならば、問題なく育ちます。自作するのであれば赤玉土腐葉土4を混ぜたものを使います。

鉢植えの手順

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に株分も可能です。適当に分けて別々に植えればいいです。

庭植え(地植え)の手順

深さ30cm〜40cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割ほど混ぜて、化成肥料を少量だけ入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

株を増やす方法

種子から出た芽は黒ではなく、緑葉になりやすい。これは種子が親株から性質を受け継ぐとは限らないため。そこで種子は取り除くか、緑葉は速攻で抜くようにする。増やすなら株分けした方がいいです。

管理場所・日当たり

夏の暑さに強く、冬の寒さにも強いので、一年中戸外で管理します。日当たりでもいいですし、半日陰・明るい日影でも育ちます。

日当たりにも耐えますが、一番は半日陰です。日当たりは他の植物でも育ちますし、真夏の日当たりはコクリュウには若干辛い。とはいえ、それで枯れることもありません。
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