ネムノキの基礎データ
科名 | マメ科 |
属名 | ネムノキ属 |
学名 | Albizia julibrissin |
別名 | 合歓の木 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ネムノキ(合歓木)とは?
ネムノキはマメ科ネムノキ属(アルビジア属)の落葉高木。春4月に芽吹き始め、夏に向けて徐々に花を咲かせます。真夏にはあまりの暑さに花が休みますが、涼しくなってからまた花をポツポツとつけることもあります。冬になると寒さで落葉します。
一才ネムという種類は3年ほどで咲きますが、通常のネムノキは種子から育てて10年経たないと花が咲きません。そのために庭木で植えられることはほとんどありませんね。でも、開花すると綺麗です。
樹高8m
一才ネムという種類は3年ほどで咲きますが、通常のネムノキは種子から育てて10年経たないと花が咲きません。そのために庭木で植えられることはほとんどありませんね。でも、開花すると綺麗です。
樹高8m
シンボルツリーとして?
あまり庭木として植えられているのは見かけないですが、花は綺麗ですし、夜は眠ると動きがあり、落葉するので季節感もあるので、シンボルツリーとして植えるのも悪くないです。
花が枝の上に咲き、大きく育つと花が見えないので、枝を引っ張って枝垂させることもあります。
花が枝の上に咲き、大きく育つと花が見えないので、枝を引っ張って枝垂させることもあります。
剪定は弱めで
生育するスピードは遅くはないですが、芽吹く力が弱く、剪定しても脇芽が出て大きくなるということはありません。そこで、剪定は4月〜8月に行い、剪定するといっても細い邪魔な枝を間引く程度にしておきます。また、枝を切るときは枝の根本で切るようにします。
ノコギリじゃないと切れないような太い枝を切ったら、その切り口に癒合剤を塗ってください。ネムノキは切り口が乾燥しにくく、ここから雑菌が入って枯れ込んでしまいます。
強い風に吹かれて折れたときも癒合剤を塗って下さい。
ノコギリじゃないと切れないような太い枝を切ったら、その切り口に癒合剤を塗ってください。ネムノキは切り口が乾燥しにくく、ここから雑菌が入って枯れ込んでしまいます。
強い風に吹かれて折れたときも癒合剤を塗って下さい。
植え付け・植えかえ
時期
植え付けは4月。落葉樹で冬は葉っぱが無くなっています。普通4月になると樹木って芽吹くものですが、ネムノキは4月になってもなかなか芽吹きません。暖かくなってから、芽吹くまでの期間がネムノキ植え付けのチャンスです。
用土
室内で管理するなら、観葉植物の土を使います。観葉植物の土は腐葉土が少なく、匂いが少なくすみます。戸外で管理するのであれば、一般的な培養土を使います。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。
庭植え
庭を深さ40cmを掘り、掘り返した土に腐葉土か堆肥を2割〜3割入れて、穴に半分だけ用土を戻し、株を入れて、隙間にあまった土を詰めて、水をたっぷりとやって完成です。
ネムノキは根が傷つくと枯れてしまう性質がありますので、一度根を張ると移動することは出来ません。植える場所はよく考えておきましょう。また植えるときに根をいじらないようにします。根鉢が麻布で包まれている場合は、いずれ朽ちるのでそのまま植えます。朽ちないビニールや針金が巻いている場合は取り除きましょう。
グラグラするなら支柱を立てて、紐で結んで固定しましょう。
ネムノキは根が傷つくと枯れてしまう性質がありますので、一度根を張ると移動することは出来ません。植える場所はよく考えておきましょう。また植えるときに根をいじらないようにします。根鉢が麻布で包まれている場合は、いずれ朽ちるのでそのまま植えます。朽ちないビニールや針金が巻いている場合は取り除きましょう。
グラグラするなら支柱を立てて、紐で結んで固定しましょう。
鉢植え
鉢植えの場合は、鉢底の水が抜ける穴を、鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れ、根鉢の土を落とさないで、隙間に用土を入れて行きます。 最後にしっかりと水をやって完成です。
植え替えの場合は現在よりひとまわり大きな鉢を用意して土を落とさないで植え替えます。もしくは、土を3分の1落とし、地上部を半分切り戻して根の負担を減らして、同じ大きさの鉢に植え替えてください。
参考:鉢の大きさ
植え替えの場合は現在よりひとまわり大きな鉢を用意して土を落とさないで植え替えます。もしくは、土を3分の1落とし、地上部を半分切り戻して根の負担を減らして、同じ大きさの鉢に植え替えてください。
参考:鉢の大きさ
管理場所・日当たり
日当たりで管理します。日当たりが悪いと開花しなくなります。戸外の日当たりか、鉢植えであれば室内の日当たりでもいいです。
夏の暑さ、冬の寒さには強いので、年中戸外での管理でもいいです。ただ鉢植えの場合、夏の高温で水切れするので、水切れするなら半日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
夏の暑さ、冬の寒さには強いので、年中戸外での管理でもいいです。ただ鉢植えの場合、夏の高温で水切れするので、水切れするなら半日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は、植え付けて2年以内はまだ根が広がっていないので、庭植えでも様子を見て水をやってください。
植え付けて2年以上たって、根がしっかりと張れば、自然に降る雨だけでも十分ですが、本来、川の近く、水辺などで自生している植物なので、乾燥すると枯れてしまいます。株元をマルチングして乾燥を防ぎましょう。
植え付けて2年以上たって、根がしっかりと張れば、自然に降る雨だけでも十分ですが、本来、川の近く、水辺などで自生している植物なので、乾燥すると枯れてしまいます。株元をマルチングして乾燥を防ぎましょう。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いていたら水をしっかりとやります。一般的な鉢植えと同じ水やりの方法です。
肥料
ネムノキは根に根粒菌を住まわせ、空気中の窒素を取り込んでいるため、肥料はなくてもいいです。ないからといって枯れることはないです。ですがあった方が生育はよいです。
庭植えの場合は2月に化成肥料を規定量、土に埋めます。鉢植えの場合は3月〜4月の活動する前に化成肥料を鉢のフチに置きましょう。
庭植えの場合は2月に化成肥料を規定量、土に埋めます。鉢植えの場合は3月〜4月の活動する前に化成肥料を鉢のフチに置きましょう。
病気・害虫
カイガラムシ
カイガラムシが発生します。カイガラムシは蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸ってネムノキを弱らせます。剪定して、内部まで風を通すことで予防できます。発生してしまったら、少量であれば歯ブラシなどで削ぎ落とし、大量だったら薬剤を散布します。
スス病
カイガラムシの排泄物に生えた黒いカビがスス病です。発生すると洗っても落ちません。大事なのはカイガラムシを発生させないことです。
カイガラムシが発生します。カイガラムシは蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸ってネムノキを弱らせます。剪定して、内部まで風を通すことで予防できます。発生してしまったら、少量であれば歯ブラシなどで削ぎ落とし、大量だったら薬剤を散布します。
スス病
カイガラムシの排泄物に生えた黒いカビがスス病です。発生すると洗っても落ちません。大事なのはカイガラムシを発生させないことです。
特徴・由来・伝承
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