エバーフレッシュの育て方…剪定はいつ?鉢の植え替えの時期や手順は?
目次
エバーフレッシュとは?剪定・切り戻しについてトラブル植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり水やり肥料特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- エバーフレッシュ
- 科名
- マメ科
- 属名
- コヨバ属
- 学名
- Cojoba arborea var. angustifolia
- 別名
- アカサヤネムノキ・エバーグリーン
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 初心者向け
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エバーフレッシュとは?
エバーフレッシュはボリビア原産の
マメ科コヨバ属の常緑高木。細い葉、細い枝が広がりすぎず、涼しそうな容姿が人気で
観葉植物・グリーンインテリアとしてよく流通しています。
昼間は葉っぱを広げて、夜は葉っぱを閉じる休眠運動を行います。これは夜の間に葉っぱから水が蒸発するのを防ぐための適応で、昼間に葉っぱが閉じるようならば「水不足」のサインです。気をつけましょう。
根詰まり・水不足・根ぐされ・日光不足などで下葉から黄色く変色して落葉します。管理場所を変えても落葉しますし、健康な状態でもある程度は落葉するものです。落葉イコール枯死とは違いますので、あわてて場所を替えたり、
肥料をやるのではなく慌てずに管理しましょう。
なんて書くと弱い植物な感じがしますが、環境の変化には多少弱いですが、基本的に頑健で大きく育って邪魔になることが多いです。
樹高
自生地では30m。鉢植えで管理する限りは最大でも2m〜3mです。
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剪定・切り戻しについて
剪定・
切り戻しは4月・5月に行います。
エバーフレッシュを育てていると、枝が伸び形が悪くなります。そこで適当に剪定・切り戻しをして、好ましい樹形に整えてあげます。
コツはこれといってありません。都合のいいように葉っぱ・枝を落としていきます。環境があっていればまた枝が伸びて葉っぱを茂らせてくれます。
トラブル
葉っぱがバリバリになった?
葉っぱがカラカラになって、そのままパラパラ落ちていくのは、環境が変わった(位置を変えた)、冷暖房の風が直撃した、寒さ(10度以下)に当たった、極端な水切れ、根詰まり、
根腐れなどが候補があります。それぞれの候補を再確認してみましょう。
水切れを起こすとエバーフレッシュはまず葉っぱを閉じて蒸散を防ごうとします。昼間にも葉っぱが閉じるようなら水切れです。それもなくバリバリになるのは、それ以前に
水やりが過剰で、根腐れして根が機能停止した結果、水があがらなくなり、葉っぱが枯れている可能性が高い。
その場合は水やりの頻度を減らしましょう。
根腐れの対処の方法としては植え替えが可能な時期なら植え替えをしますが、それが無理なら植え替えが可能になる時期まで待って、植え替える。それまでに枯れるなら…あきらめましょう。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期・頻度
二年以上植えっぱなしの場合や鉢の下から、根が出ていたら植え替えてください。植え替え時期は4月~6月が理想です。春であれば植え替えのダメージをその後の生育時期に取り返せます。
用土
市販の観葉植物の土で植え替えます。
鉢植え
植え替えるときは根鉢の土を崩さないで、一回り大きな鉢に植え替えます。現在が8号なら9号か10号の鉢に植え替えましょう。根鉢を崩すと生育不良を起こして枯れてしまいます。
新しい鉢の底の穴を、鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎます。その上に鉢底石(
軽石)を2cm入れて、その上に
用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れ、最後にしっかりと水をやります。
種まきで増やす?
夏に花が咲き、運がいいと秋以降に種が出来ます。赤いウニュウニョしたものに黒い
種子がくっついてぶら下がっています。まーエグい。ほんとにエグイ種です。
このまま土に植えても案外発芽しませんので、まずは暖かい部屋に濡れティッシュを用意し、そこに種を置いて発芽させます。それを土においておくとニョキニョキと・・・・・・
種を撒く喜びもありますが、
挿し木でもバンバン増えます。
管理場所・日当たり
一般的には年間を通して、室内の日当たりで管理します。
エバーフッレッシュは観葉植物の中では比較的、日陰には強いのですが、余りに日陰だと弱弱しくなり、
害虫・
病気の原因になりますし、落葉します。室内でも直射日光が当たらないけど明るい場所が好ましいです。春~秋にかけては室外の明るい日陰〜
半日陰で管理しておくと健康になります。
春〜秋に戸外で管理している場合、秋に最低気温が15℃以下になったら室内へ移動させましょう。霜に当たれば一発で枯れます。
逆に最低気温が15℃以上になったら戸外に出してもいいです。
頻繁に移動させない
エバーフレッシュは環境適応能力が強いですが、余りに頻繁に場所換えするのは
ストレスの原因です。置き場所を変えると、「環境が変わった!」と環境に適応した葉っぱに生え変わろうとします。それで葉っぱが落ちます。「葉っぱが抜けてる!」と位置を変え、置き場所が変わったことで、また葉っぱが抜けて、それを見て不安になっておき場所を変える…と繰り返していくうちに、丸坊主になります。
1回置いたら2週間くらいはその場所で様子を見てください。
越冬
冬は10度以上の日当たりの場所で管理します。10度以上というのは床暖房の家なら可能ですが、夜中も一日中暖房をかけていないとありえない温度です。10度以下になると葉っぱが落ちていき、5度以下になると枯れます。しかし、ひっくり返せば、葉っぱが落ちても5度までは枯れていないってこと。
水を控えることで、内部の水分が減り、寒さに強くなって、5度くらいまで枯れません。冬は水やりを控えて乾燥気味に管理しましょう。
また、暖房の風は非常に乾燥しているので、暖房の風が直撃しないようにします。直撃しなければいいです。
水やり
春から秋は、土が乾いていたら水をタップリとあげてください。大体一週間に一回から三日に一回程度です。乾燥しすぎると葉っぱが落ちます。水をやり過ぎると根が傷み、根腐れして枯れます。
土が濡れている間は水をやらないでください。土を触ってみて湿り気を感じたら水はやらないようにしてください。たまに葉っぱに霧吹きをすると良いです。
夏は気温が高く蒸発が激しいので、ほぼ毎日水をやることになります。
葉水
夏は冷房で、冬は暖房で空気が乾燥しますし、葉っぱに霧吹きで水をかけること(=
葉水)で、
ハダニ・
アブラムシの予防にもなりますので、年間を通して、葉水をするとよいです。
冬
冬は寒さで生育が鈍くなり、水を吸い上げる力が落ちますので、水やりは控えめにします。土が乾いてから、数日経って水をやる程度にします。ちなみに水やりを減らすことで寒さに強くなるので控えましょう。頻度がよくわからない場合は、
土壌水分計で土中の水を測ってから水やりをすると根腐れの失敗が減ります。
ところで、冬も水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿の水を捨ててください。
冬は暖房の風が当たらないようにし、葉っぱに霧吹きで水を吹きかけて乾燥を防いでください。できれば毎日やってください。ハダニ予防にもなります。
肥料
春(4月)から秋(10月)の生育する時期に液体肥料を二週間に一回やるか、緩効性肥料(化成肥料)を一ヶ月に一回やります。液体肥料の方が高いが、調整しやすいので
初心者は液体肥料がおすすめです。
特徴・由来・伝承
ネムノキや
オジギソウに葉っぱが似ていて、ネムノキのように夜になると葉っぱを閉じます。
春~夏にボール上の黄色か緑の花を咲かせます。初めて見たときは「おぉ」と声をあげる変な花です。葉っぱの上にまぁるいポンポンのような花が乗っかっている感じですね。育てているうちにきっとお目にかかれると思います。
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