ポトス・テルノシャングリラの育て方

TOP > サトイモ科 > ポトス最終更新画像投稿

ポトス・テルノシャングリラの基礎データ

ポトス・テルノシャングリラ
科名
サトイモ科
属名
エビプレナム属
学名
Epipremnum aureum
別名
緑の三角帽子
水やり
水控え目
場所
日の当たる室内
難易度
中級者向け
ポトス・テルノシャングリラの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

テルノシャングリラ(ポトス)の特徴は?

ポトス・テルノシャングリラ:テルノシャングリラ(ポトス)の特徴は?
テルノシャングリラはサトイモ科の常緑ツタ植物のポトス園芸品種。葉っぱが巻いてあって緑で、非常に独特で、これを面白いフォルムだと思えるかどうかはセンスによる。「枯れてるみたい・萎れてるみたい・元気がないみたい」で一蹴される可能性もある。好きな人は好きです。

葉っぱが巻いてあって黄色の「ポトス・テルノサンシャイン」もあります。

形状が変ですが、斑入りではないので、植物としては強い方。

巻いた状態で伸びてきて、葉っぱが大きくなると多少は開いてきますが、開ききらないで巻いたままです。

水やり

土が乾いていたら水をやります。土が濡れているなら水はやらない。水をやるときは鉢の底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。受け皿に水がたまっているなら、水は捨ててください。これが基本です。

多少の乾燥には耐えますので、乾燥気味に管理しても大丈夫。ただテルノシャングリラはこの形状なので、萎れてるのか、通常なのかちょっと分かりづらい。

冬の水やり

気温が下がってきて10度以下になると活動が止まり、土中の水が減りにくくなります。土が乾いてから数日たってから水をやる程度に控えます。

冬は土が乾いていても、土の中には水が残っている場合がありますので、持ち上げて重さで判断するか、割り箸を突き刺して、濡れているかどうかをチェックします。できれば土壌水分計で計測してから、判断するとミスが減ります。
土壌水分計の商品画像
土壌水分計の購入はこちら
Amazon
楽天市場

葉水で乾燥予防

ポトスは空気中の水分が高い環境を好み、湿度が高いとよく生育します。土への水やりは通常の植物と同じようにし、霧吹きで葉っぱに水をやるとよく生育し、ツヤツヤで健康的になります。

これを葉水を言います。

葉水は年間を通して行うとよく、特に夏・冬に冷暖房がかかった部屋では乾燥するので、この乾燥を予防するためにも葉水をした方がいいです。

肥料

生育期に肥料をやるとよく成長します。生育時期に一ヶ月に一回緩効性化成肥料をやるか、二週に一回薄い液体肥料をやります。ただし、真夏は暑すぎて生育が鈍くなるので肥料を控えます。肥料はマグワンプなどの固形肥料でも液体肥料でも構いませんが、調節ができて便利なのは液体肥料です。
液体肥料の商品画像
液体肥料の購入はこちら
Amazon
楽天市場
化成肥料の商品画像
化成肥料の購入はこちら
Amazon
楽天市場

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替えは春〜初夏の生育時期に行います。

下葉から枯れて、つるが伸びるばかりになったら根詰まりを疑います。疑う前に2年に一回程度植え替えるといいです。

用土

用土観葉植物の土。観葉植物の土には腐葉土が少ないので、匂いが抑えてあり、室内で育てるのに適していますし、肥料もあらかじめ適度に入っていて便利です。

用土を自作する場合は赤玉土6腐葉土3川砂1を混ぜて使います。もしくは観葉植物の土にパーライトを2割か3割ほど混ぜてものを使います。
とにかく水はけの良いものを。
観葉植物の土の商品画像
観葉植物の土の購入はこちら
Amazon
楽天市場

鉢植え

古い鉢から取り出して、古い根を切り取り、ほぐして新しい鉢に植え替えます。新しい鉢は一回り大きなものを用意します。土がカチカチになってる場合はバケツの水につけてほぐします。

新しい鉢の底の穴に鉢底ネット(鉢底網)を敷いて、鉢底石(軽石)を3センチほど敷いて、用土を入れて株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成。

植え替えてから2週間は日陰で管理します。植え替えは株にダメージを与えるので、このときは弱い日光でも葉焼けを起こしやすいです。

管理場所・日当たり

日光を浴びないと葉っぱの色が鈍くなって、徐々に株が弱って枯れてしまいます。年間を通して、室内の窓のそばで陽に当てるか、日光に当てなくても明るい部屋で育ててください。ポトス類は耐陰性があり、多少の日陰でもちゃんと生育しますから、無理に日光に当てるよりは、多少日陰の方がいいです。それに日光に当てるとスクスク生育して根詰まりしやすいです。植え替えるの面倒なので、多少日陰でも。
春から秋は戸外で管理してもOK。ただし直射日光による葉焼けに注意。

真夏の直射日光に当たると葉っぱが黒ずんでしまいます。真夏はカーテン•寒冷紗などで遮光してやるか、日陰に移動させます。

越冬

耐寒温度は5度。冬は室内の日当たりで管理するのが基本。

霜の降りない暖地ならば戸外でも越冬可能。観葉植物としては寒さに強い部類です。春から秋にかけて戸外で管理している場合、うっかり秋に取り込み忘れると、霜にあたって即死ということがあります。室内で冬越しする限りは人が生活するような場所(リビング)は昼間に暖房がかかっていて、深夜に暖房を着るとしても5度以下になることはなかなかありません(寒冷地を除く)。冷暖房の風は非常に乾燥しているので、冷暖房の風が直撃する場所で管理するのはやめておきましょう。直撃を避け、空気の乾燥は葉水で予防します。

病気・害虫

カイガラムシアブラムシハダニナメクジなどが発生しますが、病害虫は発生しづらい便利な観葉です。詳細はポトスの病害虫の項目をチェックしてください。

特徴・由来・伝承

ポトス・テルノシャングリラ:特徴・由来・伝承
葉っぱが巻いているポトスの園芸品種。ちょっと珍しいもので、育ててる人はまだ少ない。育てるのは通常のポトスと同様に簡単な部類で、通常ポトスよりも寒さや乾燥に強いくらい。育て方は通常のポトスと同じ。

緑の三角帽子という商品名で流通してることもあります。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

サトイモ科

スポンサーリンク