木蓮(モクレン)の育て方…剪定の時期と庭植えのコツなど

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モクレン(木蓮・木蘭・白蓮・玉蘭)

モクレン
科名モクレン科
属名モクレン属
学名Magnolia quinquepeta
別名木蓮・木蘭・白蓮・玉蘭
みずやりたまにやる程度
場所外の日なた
難易度中級者向け
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
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栽培の特徴


花が咲くのは3月と4月の間の一時期で、花が咲き終わると、花びらがパラパラと一気に落ちてしまいます。紫のモクレンと白いモクレンは微妙に性質が違います。白は開花が短く、花びらが9枚、その開花の間は葉っぱがありませんが、紫は開花している期間が長く、花びらは6枚、開花の間に葉っぱが出てきて、開花の途中で葉っぱに花が隠れてしまいます。
まとめ
●モクレンには「白木蓮」と「紫木蓮」があり、白木蓮をよく見かけるが、これが10mから15mに育つ大きな木で、毎年剪定が大変。植える前によく考えてください。
●庭植えの植物で、鉢植えには適さない。
●根が荒く、一度植えると植え替えは不可能。
●寒肥をやる。
●毎年剪定をする。白木蓮はかなりバッサリと落とす。

水やりと肥料

鉢植えの場合は土が乾いていたら水をしっかりとあげます。地植えにした場合は、植え付け後は根付くまではしっかりと水をやりますが、その後は日照りでもない限りは降雨だけで十分です。
肥料
2月前後に寒肥として油粕と腐葉土堆肥をあげます。モクレンの根の周りに穴を掘り、そこに寒肥を入れて埋めておきます。秋には骨粉と油粕を混ぜたものを根本にやります。肥料が多いと開花が増えますが虫が寄ってきますし、肥料が無かったから枯れるわけではないので、少々やらなくても構いません。

植え付け・植えかえ・種蒔き

土は水はけのいい場所を好みます。鉢植えの場合の用土赤玉土8に腐葉土2が好ましいです。
鉢植えの場合は2年に一回植え替えをします。鉢の底から根がはみ出して、地面に根を張ることがあります。地面と鉢の間に台座か何かを入れると防げます。
●大きく育つので鉢植えには適さない。あくまで庭植えする植物。
●多少湿った土壌を好むが、土質はあまり選ばないでも育つ。

根が荒いため移植はできない
モクレンは根が荒いために、一度根をはると植え替えはできません。植える場所をよく考えて植えてください。鉢植えの場合も植え替えるときは出来るだけ根を崩さないで植え替えるようにしてください。
植え方
日当たりのいいところに深さ50センチ直径50センチの穴を掘り、土に腐葉土を3割ほど混ぜて、半分戻し、モクレンの苗を植えます。苗の土は多少崩すといいですが、くれぐれも根を切らないように、根を傷つけないようにします。また、深植えにはしないように。支柱を立てて、土を戻し、水をやれば完成です。
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管理場所・日当たり

日当たりの良くて、風通しの良い場所を好みます。寒さに強いので防寒対策をする必要はありません。
●寒さに強く北海道でも生育する。
●とにかく日当たり。モクレンは「陽樹」と呼ばれる日光を好む植物です。

その他

剪定は花後が確実
庭師さんは冬の間に剪定をするものですが、花芽の見分けが付かない場合は、花芽も一緒に切ってしまい、花が咲かなくなります。花が終わった後から6月上旬までの間に剪定をすると花芽に影響がなくて良いですが、生育時期に剪定すると枯れることがあるし、葉っぱが邪魔なので、理想は冬の落葉時期。
冬によくよく見れば葉芽と花芽の違いが分かるので、花芽を落とさないように剪定します。
●夏に木の様子を写真に撮っておいて、どこを剪定するか目星をつけておくとよい。

花芽は短い枝の先にできます
冬に剪定する場合は、短い枝を切らないようにします。短い枝の先に花が咲くからです。冬に枝の先を短くまとめるような剪定をすると花芽がゴッソリと無くなってしまいます。逆に長い枝(徒長枝)は花が咲きませんので、落としてしまっても構いません。枝を切るときは枝分かれしたところで切ります。

軽く刈り込むと、大きくなる
白いモクレンの「白木蓮」は、成長の早い樹木で、軽く刈り込むと、脇芽がでて翌年には一回り大きく育ちます。大きく育ち過ぎると、管理が難しくなるので、毎年ガッチリ枝を落として小さくまとめてしまいましょう。「え?こんなに切っちゃうの?」というくらいまで切ります。
●白木蓮は葉っぱの8割がたを落とすくらいでやっと昨年と同じ大きさになる・・・という人もいる。

紫木蓮の剪定
紫木蓮は放置していても樹高は3mから5m程度で、ほどほど。白木蓮は10mから15に巨大化しますので、白木蓮は剪定しないと手に負えない。毎年剪定するのが厳しいなら白木蓮は植えない。季節感があり、香りがいいので好きな人が多いですが、覚悟が必要です。
紫木蓮でも毎年、剪定はします。紫木蓮の場合は、重なっている枝をさばいていくようにします。枝が重なると密生して風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。また花芽の少ない枝を、根元から落としていきます。
素直に業者に頼む
数メートルも育った白木蓮を剪定するのは一般人にとっては危険極まりないです。素直に業者に頼んで剪定してもらうか、管理しきれないのであれば撤去・廃棄することも考えましょう。
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特徴・由来・伝承



被子植物では古い植物です。9500万年前から既に地上に生えていたと言われています。まだハチが居なかった時代なので、木蓮の花は花粉を運ぶ甲虫に対応できるように「めしべ」が強くできています。木蓮というのはハスの花を咲かせる「木」という意味。

紫のモクレンは「シモクレン(紫木蓮)」、白い花は「ハクモクレン(白木蓮)」。前者は成長しても5メートルくらいで、後者は15メートルまで成長します。白い方をよく見かける。本来「木蓮」というと「シモクレン(紫木蓮)」のことだが、白い方のことをイメージすることが多い。

日本には平安時代には渡来していて平安時代に成立した初の百科事典ともいうべき「和名類聚抄」にモクレンは載っている。蕾は「辛夷」という漢方薬で、渡来したのは漢方薬として、らしいです。ちなみに中国語で「辛夷」はモクレンのことですが、最初日本に木蓮がなかったことから、代用としてコブシの蕾を辛夷として漢方にしたことから、現在は辛夷と書いて「コブシ」と読むようになっています。
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