ザミアの育て方
TOP >
ソテツ科 …
最終更新画像投稿ザミアの基礎データ
- 科名
- ソテツ科
- 属名
- ザミア属
- 学名
- Zamia pumila
- 別名
- ヒロハザミア・メキシコソテツ
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
ザミアの特徴は?
ザミアはソテツ科ザミア属の植物。観葉植物として流通しているのはザミア・プミラです。ソテツ科で見た感じがソテツに似ていますが、寒さに弱く、冬は戸外で管理すると枯れます。上記の耐寒温度は0度以上となっていますが、もう少し寒さに弱い。冬は5度以上を保って下さい。霜に当たると黒く変色して、枯れていきます。
ザミアには種類が色々とありまして、葉っぱの形状が全然違います。ですが、基本的に寒さに弱くて、乾燥に強いので育て方は同じです。
水やり
ザミアは乾燥に強く、過湿に弱いです。水をやりすぎると枯れてしまいます。土がカラカラに乾いていたら水をやるようにしてください。サボテンに近い間隔で水やりをするといいです。春から秋の水やり
春から秋に掛けては、土がカラカラに乾いていたら水をやります。春だと大体三日に一回程度、夏はほぼ毎日、秋は三日に一回程度。場所や日当たりや風通しによって、水やりの頻度は大きく違いますのであくまで目安と考えて下さい。冬の水やりは?
ザミアはそもそも乾燥に強く、冬は成長が止まっているため、水やりは控えます。頻度としては冬は一ヶ月に二回程度にします。
鉢の重さを普段から確認しておいて、軽くなったら水やりをするか、割り箸を突っ込んで土中の水分を調べて、濡れていたら、土の表面を濡らす程度の水やりをするようにします。鉢底から水が出るくらいに水をやると根腐れを起こします。もしくは土壌水分計で測ってから水やりの判断をするといいです。
ただし、水やりの頻度は室温や株の調子によってもかなり変動しますので冬の水やりと根腐れを読んで参考にしてください。葉水を
冷暖房をかけていると空気が乾燥するので、霧吹きで葉っぱに水をかけて保水してあげましょう。また、葉っぱに水をかけることでハダニなどの害虫予防にもなります。ハダニは葉裏に潜んでいるので、葉っぱの裏にもかけるとよいです。植え付け・植えかえ・種蒔き
時期・頻度
ザミアは成長が遅く、植え替えはほとんど必要ありません。大体4年に一回程度、春に植え替えます。用土
植え替えるときは、サボテンの専用土か多肉植物の専用土で植え替えます。腐葉土が入っている土を使うと室内に匂いがするので、上記の専用土が適しています。
もしくは観葉植物の土5に対して赤玉土3と鹿沼土2を混ぜたものを使います。鉢植えの植え替えの手順は?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。株分も可能です。
土を化粧砂やバークチップで覆うと格好がいいですし、コバエの発生を防げますが、土が濡れているのかよくわからないので、土壌水分計で計測して水やりの判断をするようにするといいです。種まき・育苗
ザミアは雌雄異株でオスメス株があって、受粉すると開花後に種子が取れることがあります。実を取り、果肉を全て取り除き、流水で綺麗に洗い流します。果肉には発芽抑制物質が含まれているので、洗い流さないと発芽しにくいです。
ビニールポットにバーミキュライト単用か赤玉土小粒単用を入れ、種をまき、土を軽くかぶせます。乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると発芽します。管理場所・日当たり
春から秋は室内の日当たりか、できれば戸外の日当たりで管理し、しっかりと生育させます。気温が15度以上になる春・秋によく生育していると越冬しやすくなります。夏越し
夏の直射日光には若干弱いです。若干というのは、他の観葉植物だったら葉焼けして枯れてしまうような直射日光でもすぐには葉やけしない程度のことで、少々の変色が気にならないなら夏も日向で管理します。綺麗に保ちたいならば、レースのカーテンや寒冷紗やヨシズで遮光してください。越冬
冬の寒さには弱く、霜にあたると枯れてしまいます。冬は室内に取り込んで5度以上の場所で管理します。といっても観葉植物としては寒さに強い方か、まぁ普通程度です。
人が生活しているリビングなどであれば、昼間に暖房がかかっていて、寝る前に暖房を切っても夜中でも5度以下にはなかなかならないで越冬は十分可能です。冷暖房の風に注意
冷暖房の風はとても乾燥しています。植物に直接風が当たると、サボテンでも枯れる可能性があるので、風が直接当たらないように気をつけてください。風が直接当たらないようにするだけで十分です。また、空気が乾燥するのを防ぐために、定期的に植物の葉に水をかける霧吹きを行いましょう。剪定
ザミアは生育が遅いので、樹形が乱れることはなかなかないですが、乱れるようなら剪定します。適当に邪魔な枝を切ってしまいましょう。回復するまで時間がかかるので、剪定は弱いものに留めておきます。特徴・由来・伝承
ソテツ科で成長が遅く室内で管理する観葉植物に向いています。雌雄異株で、一株だけでは種を残すことはありません。
成長が遅く頑健で、購入時の樹形をそのまま維持するのも優れたところです。
九州では戸外で越冬も。スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。