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ビデンスの育て方…人気品種のハッピーエンパイヤは大輪で暑さ寒さに強い!

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ビデンス
目次
ビデンス(ウィンターコスモス)とは?
品種
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
摘芯
花ガラ摘み
病気・害虫
関連記事
学名などの基礎データ
ビデンスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ビデンス
科名
キク科
学名
Bidens
別名
ウインターコスモス・キクザキセンダングサ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ビデンス(ウィンターコスモス)とは?

ビデンス(ウィンターコスモス)はキク科一年草、もしくは多年草です。別名はウィンターコスモスですが、コスモスとは関係の無い植物です。咲き方が似ていることからこの名前が付けられています。ちなみにビデンスは学名です。

現在、日本で栽培されているものは主にフェルリフォリア種とラヴィス種の2種とその亜種・交配種です。フェルリフォリア種はメキシコ原産。自生地での開花は主に夏から秋ですが、暖かい地方では真冬を除いてほぼ周年花を咲かせます。寒さにも意外と強く、よほど寒冷地でなければ越冬します。日が当たらない場所では、徐々に弱って枯れてしまいます。

黄色くて小さな花を咲かせる可憐な植物ですが、地下茎を伸ばして勢力を拡大するナカナカしぶとい植物で、アメリカでは雑草ばりに生えています。
草丈10cm〜1m
オレンジ・黄色が一般的ですが、ピンク・白などの品種があります。
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品種

ハッピーエンパイヤ

ビデンス・フェルリフォリア(Bidens ferulifolia)の園芸品種で、直径3cmの大輪で鮮やかな黄色い花を咲かせる品種。枝分かれしやすく、暑さ・寒さ(耐寒温度マイナス5度)にも強い。20~25cmと草丈も低い。ゴールデンエンパイヤという名前で出ていることもあります。
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水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。

乾燥にも強いので、水は少々忘れても大丈夫です。水をやりすぎると過湿で根が腐って枯れてしまいます。春と秋は晴れたら土を見て水をやる。夏は朝と夕方に土を見て水をやる。冬は土の様子を見て乾いていたら、水をやるようにします。
●春から夏の乾燥する時期はハダニが発生しやすいです。ハダニは乾燥すると発生するので、葉っぱに水をかけることでハダニ予防になります。特に葉っぱの裏に当たるように水をやると良いです。
●冬は水やりの頻度を控え、朝に水をやることで、夜に水が残らないようにして凍結を防ぎます。

庭植えの水やり

庭植えの場合は日照りでない限りは水をやらないでもいいです。水やりが面倒なら庭植え推奨です。

肥料

庭植えの場合は追肥は不要です。

鉢植えの場合は植え付けの時に緩効性肥料を混ぜ込んでおいて、あとは生育期に液体肥料を二週間に一回程度追加します。もしくは固形肥料(化成肥料)を1ヶ月に一回やります。

肥料が多いと草丈が高くなりがち、また、花が少なくなる。よって肥料は控えめがコツです。

固形肥料(=緩効性化成肥料)は徐々に土に染み込んで長く効くんですが、代わりに量を調整しにくいので、初心者はまずは液体肥料でコツを掴んでからの方がいいです。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは春(3月〜5月)か秋(9月~11月)に行います。鉢植えは毎年か2年に一回は植え替えをしましょう。

用土

土は市販の花と野菜の培養土を使用します。花と野菜の培養土には最初から肥料が混ぜ込んでありますから、ここに肥料を追加しないでください。自作する場合は赤玉土(小粒)6腐葉土3パーライト1か、赤玉土7腐葉土3。

培養土が一番安上がりで便利。

鉢植え

最初は6号か7号鉢に一株。大きくなってきたら、号数を大きくしていきます。プランターなら横に三株植えましょう。

鉢に植えるときは、底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cmほど入れ、その上に用土を入れ、苗を入れて、隙間に用土を詰めていきます。鉢を揺らすと隙間ができるので、その隙間に新に用土を入れていきます。最後に水をやって完成です。

植え替えの際に土を半分ほど落として同じ大きさの鉢に植え替えることもできます。植え替えの時に株分けもできる。根をいじってもそれで枯れることはないです。頑健な植物なんで。

庭植え(地植え)

一度植え付けてしまえば、掘り上げることは不要ですが、株分けのために春に掘り上げて植え替えることは可能です。多少、根をいじったところで枯れるわけじゃないです。

深さ20cmほどよく耕し、植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜておきます。中和反応は1週間ほどかかるので待って、植え付けの1週間前にまた耕して元の土に対して3割ほどの腐葉土か堆肥を追加してよくかき混ぜます。水はけが悪いのであれば、川砂や軽石小粒やパーライトを足してください。

後は普通に苗を植えていきましょう。苗の地表と地植えの地面が同じくらいになるように植え付けてください。最後にしっかりと水をやって完成です。
土が凍る地域ではダメ
寒さには強い…と言われるんですね。確かに多少の霜(気温でいうと0度前後)に当たったくらいでは枯れないんですが、強い霜(気温でいうとマイナス5度とか)に当たると枯れますし、土が凍ると枯れます。そういう寒冷地では室内に取り込むことになるんですが、ウィンターコスモスのメリットって冬でも多少なりとも咲いてくれることですから、強い霜が降りたり、土まで凍る寒冷地では植えない方がいいかなと思います。

管理場所・日当たり

日当たりのいい場所に植えないと、花が咲きません。日陰だと葉っぱがヨレヨレで根は張って枯れていないけども、花が咲いていない、なんてことになることも。

日の当たる場所に植えると咲きっぱなしです。

寒さには強いが凍結には枯れる

耐寒温度は0度。霜に当たっても枯れませんが、強い寒気に会うと元気が無くなり、花が咲かなくなります。つまり霜が降りる地域では真冬はビデンスの花が咲きません。

真冬に花が咲かなくなってもあせらないようにしましょう。といっても枯れる訳じゃないし、気温が上がればまた咲きます。冬のガーデニングには一度は植えたい植物です。

夏越し

暑さに弱いので、夏に消えることが多いですが、半日陰・日陰で管理すれば夏越しも難しくありません。

ただし乾燥によるハダニが発生しやすいために、秋に苗を買ったほうが楽です(つまり、夏越しは諦めるってこと)。ハダニは乾燥すると発生するので水をマメにやり、葉っぱの裏に水をかけることで予防もできます。

摘芯

摘芯は成長した一番先の芽やつぼみを切ってしまうことです。切るとその下から脇芽が出て、葉や花が増える園芸では定番のテクニックです。

草丈が高いと横風で倒れるので、草丈が30cmくらいに成長してから地表20cmの高さで、摘芯すると脇芽が出てきて、小さく抑えつつ、花がたくさん咲きます。

花ガラ摘み

しぼんだ花のことを「花ガラ」といいます。花が終わったら、花ガラを摘んでしまいましょう。花を放置しておくと種を作ろうと栄養がまわり、つぎのつぼみが咲きづらくなります。ただし、ビデンスはさほど気にする必要はありませんので、やった方が花が増えますが、やらなくてもいいです。

病気・害虫

アブラムシ
アブラムシは小さな虫で新芽にたかって弱らせてしまいます。前もってオルトランを土に混ぜておくといいです。発生したら、水で吹き飛ばし、それでも追いつかないくらいに大量に発生したのなら、薬剤を散布して駆除します。生態や薬剤についてはアブラムシのページを参考にしてください。

ハダニ
乾燥すると発生しやすい虫で、乾燥気味に管理するウィンターコスモスではよく見られます。特に夏越しで弱っているときにトドメをさされがち。葉っぱに水をかけることで予防できますが、アブラムシ同様にオルトランを土にやっておくと発生はかなり抑えられます。生態と対応の薬剤についてはハダニのページを参考にしてください。
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キク科