ウエストリンギアの育て方…植え替え時期は?用土は?地植えはできる?

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ウエストリンギア
目次
ウエストリンギアとは?
品種
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
挿木で増やす
管理場所・日当たり
剪定
病害虫
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ウエストリンギア
科名
シソ科
属名
ウエストリンギア属
学名
Westringia fruticosa
別名
オーストラリアンローズマリー
耐寒
マイナス5度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ウエストリンギアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ウエストリンギアとは?

ウエストリンギアはシソ科ウエストリンギア属のオーストラリア原産の常緑低木学名のウエストリンギア・フルティコサのフルネームで流通していることもあります。

別名が「オーストラリアンローズマリー」でその通り、ローズマリーに葉・花・雰囲気が似ているんですが、香りはありません。ウエストリンギアは四季咲きで、開花時期が長く、暖地中間地であれば戸外で越冬します。
樹高1.5m
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品種

ウエストリンギアの品種でスモーキー、もしくはスモーキーホワイトとして流通しています。葉っぱの縁に白い斑が入り、白い花を咲かせます。ウエストリンギアはこの品種を買っておけばいいです。
ウエストリンギア スモーキーの商品画像
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葉っぱに白い斑が入った品種。バリエガータとは斑入りのことで、いろんな品種に付けられている名前です。スモーキーと同じに見えるし、性質は同じなのでどちらでもいいです。

ウエストリンギアはほとんど見た目が同じで名前が違うだけの品種が大量にあって、単に「斑入りウエストリンギア」とあった場合、バリエガータなのか、別の似た品種なのかはもう分からないです。育て方は同じなので気にしないでいいですけど。
ブルージェムは葉っぱは緑で、花は淡いピンク(作出した会社によるとラベンダーブルーらしい)。上記のウエストリンギアとは、まったく印象が違うので、使うところは違ってきますが、耐寒性やその他の性質は通常のウエストリンギアと同じです。
ウエストリンギア ブルージェムの商品画像
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ライムライトは葉色が緑で、軽い黄緑の斑入りの品種。しかし、ネットショップによっては白い縁取りの上のバリエガータやスモーキーホワイトと同じ画像が使われていることもあって、よく分からない。
ウエストリンギア ライムライトの商品画像
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水やり

鉢植えの水やり

ウエストリンギアは乾燥に強く、過湿に弱いです。水をやりすぎると根腐れを起こして枯れてしまいます。鉢植えの場合は、年間を通して乾燥気味に管理しましょう。水やりの基本は土が乾いてから、やるときはタップリと鉢底から水が染み出す位に。受け皿の水は捨てるようにしてください。

といっても、極端な乾燥も苦手。これはウエストリンギアを育てるのがムツカシイと言うよりも、店に出回るときに小さな鉢に植わっているのが原因じゃないかと思います。地上部に対して鉢が小さく、このままだと意外と水やりがむつかしく、枯らしてしまいがちなので、日々観察をして、葉っぱの様子を見ておきましょう。もしくは、できれば庭植えにするか、大きめの鉢に植え替えましょう。

冬は水やりに注意

冬は生育が鈍くなり、水を吸い上げる力が弱くなる上に、蒸発量も減ります。水はもっと控えます。土が乾いてから数日経ってから水をやる程度にします。鉢を持ち上げてみて、重さを覚えておくと失敗が減ります。

庭植えの水やりは?

庭植えであれば、年間を通して自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。よほど乾燥したときだけ水やりをすればいいです。ローメンテナンスが良いところなので、庭植えにして楽しましょう。

肥料

ウエストリンギアは痩せ地で育ち、肥料が多いと枯れる原因になります。なので様子を見て、春と秋に緩効性化成肥料を少量やる程度にします。やらなくてもいいです。やらないからって枯れることはないです。調子が悪いなら施肥するくらいにしておきましょう。
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植え付け・植えかえ

時期と頻度

二年に一回は植え替えをします。鉢底から根が出ているようなら植え替えをします。根詰まりを起こすと下葉から黄色くなって落ちていきます。植え付け・植え替え時期は春(5月)か秋(9月〜10月)です。

庭植えにした場合は植えっぱなしです。

用土

用土は一般的な培養土か、ハーブ用の土にします。自作するなら赤玉土5腐葉土3パーライト2を混ぜて作ります。水ハケの良いものでないといけません。室内に取り込むのであれば、腐葉土の少ないハーブ用がよいです。
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鉢の植え替え手順は?

ウエストリンギア:鉢の植え替え手順は?
古い鉢から株を取り出して、土を落とさず、根をいじらないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えをします。現状が6号鉢はら8号鉢といったように+2号するといいです。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
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地植えの手順は?

ウエストリンギア:地植えの手順は?
深さ40cm〜50cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株が麻布に巻かれている場合は、そのまま植えます。布はいずれは腐って消えます。根鉢に腐敗しないビニールや針金が巻かれている場合は取り除いてから植えてください。

苗の土は落とさないで、根はいじらないで植えてください。いずると生育不良を起こしてしまいます。移植は難しいので、植えるときによく検討して植えましょう。

挿木で増やす

枝を切って、土にさしているとドンドンと増えます。適期は4月〜5月と10月ごろです。寒冷地で夏は涼しいなら、春に庭に挿し木して、秋まで楽しんだら、冬には枯れる一年草として楽しむのもいいかも。

管理場所・日当たり

日当たりを好みますが、夏の過湿と冬の寒さに若干弱いので、季節ごとに置き場所を替えるのが現実的。暖地では戸外で越冬するので庭の半日陰に植えるといいです。

最低気温が8度以上になり、霜が降りなくなったら戸外の日当たりで管理します。もしくは室内の日当たりで管理します。

梅雨

少々雨に当たるくらいなら問題ないのですが、日本の長い梅雨に当たると根腐れを起こして枯れてしまいます。戸外で管理している場合は軒下など雨の当たらない場所に移動させます。出来れば日当たりがいいですが、雨が当たらない方が優先です。

ウエストリンギアは、日本のジメジメしていて暑い夏が苦手。夏はできれば半日陰の風通しのよいところで管理します。

秋の管理は春と同じ。出来るだけ日当たり、長雨になるようなら軒下で管理します。気温が5度以下になる前に室内に取り入れます。霜に当たると枯れます。

耐寒温度はマイナス5度ですが霜に当たると葉っぱが痛みます。暖地では戸外で問題なく越冬します。霜が降りる中間地では霜が当たらない軒下で管理すれば越冬しますが、数年に一回の寒波で枯れるということもあります。

寒冷地では鉢植えにして室内に取り込みましょう。

剪定

枝先を刈り込むと、脇枝が出てきて密生します。過湿・蒸れを嫌うので、枝が密生しないように枝をさばいて剪定した方がいいです。四季咲きで、いつ剪定しても花芽を落とすことはありませんので、春〜秋は密生しないようにさばくようにし、冬は樹形を整えるように剪定します。
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病害虫

なし。
水のやり過ぎて蒸れて枯れたり、根腐れの方が問題です。
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ウエストリンギア・モーニングライト…斑入りで軽やかな印象
シソ科