七福神の育て方…葉が重なり花のように育つ人気者の多肉植物

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エケベリア・七福神の基礎データ

エケベリア・七福神
科名
ベンケイソウ科
属名
エケベリア属
学名
Echeveria secunda
別名
高咲き蓮華
水やり
乾かし気味に
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
エケベリア・七福神の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

七福神とは?

七福神はベンケイソウ科エケベリア属多肉植物で見た目がきれいな人気種。日本には明治に渡来しました。

年間を通して鮮やかなグリーンの葉が密に重なりバラのようにも見える。冬になると先端爪の部分が紅葉します。高さは約15センチまで育ち春から夏の終わりまでオレンジ色から黄色のグラデーションのきれいな花が咲かせます。葉は縦に伸びずに葉が横に育ち丸く美しい形になります。

水やり

成長期、春と秋は表面の土が乾いたらたっぷりと水をあげてください。水をやりすぎると根腐れを起こします。必ず土が乾いてから水やりをしましょう。また鉢植えの受け皿に水が残っていると根腐れをおこしますのでたまった水は必ず捨てましょう。

ロゼット状に葉が中心に重なるようにして生えますのでどうしてもそこに水がたまりがちです。放っておくとそこから病気になったり害虫がついたりしますのでティッシュペーパーでふき取りましょう。雨のあたるところにはおかないようにしましょう。水やりをするときは葉をさけて鉢の土に直接かけるようにしてください。

夏の水やり

水やりは夏は特に注意が必要です。蒸し暑さを嫌い鉢の中が蒸れると葉が腐って下から落ちてきます。夏は休眠状態となり、水はあまり必要としていませんので、水やりは控えます。

葉っぱにシワがよってから水をやる程度でもいいです。水をやるときは夕方の涼しい時間になってから水をやります。

冬の水やり

冬は休眠期となりますので夏よりも水は控えめに…完全に水を切ってもかまいません。葉がしおれてきたなと思ったら土の表面が軽く濡れるくらいのお水をあげ、次の水やりまで必ず土を乾かしてください。

肥料

植え替え時や買ったときにすでに入っている土または使用した土が多肉植物、サボテン専用の土の場合、すでに肥料が入っています。すでに肥料が配合されている場合、追加で置き肥などをすると発育に弊害がでる場合がありますので必ず確認してからにしましょう。

多肉植物の中でも肥料をやると成長が促される種類です。薄めた液肥を成長期の春と秋に一か月に一回与えてください。

植え替え

植え替え、葉挿し、挿し木をするのは春(4月)から夏前(6月)に行います。夏と冬は気候が厳しすぎるため多肉植物にとって負担が大きすぎますので植え替え、葉挿し、挿し木はしないようにしましょう。

用土

土の配合は鹿沼土小粒2:赤玉土小粒2:ピートモス2:川砂2:くん炭またはゼオライト2などの配合土か、市販のサボテン・多肉植物の土を使います。
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植え替えの手順

植え替えの10日前から水やりを止め、古い鉢から株を取り出して、古い土を半分落とします。この時、株分けすることもできます。

植え替えする鉢は一回り大きな幅の鉢を選んでください。鉢の底の穴を鉢底網で塞ぎ、その上に用土を入れ、株を入れます。水やりをせず、そのまま日陰で1週間〜2週間ほど養生してから、水やりを再開し、日当たりで管理するようにします。

増やし方

葉挿し

切り取った葉を土に挿して増やしていきます。葉の付け根部分から手で外し、湿らせたバーミキュライトや赤玉土、または市販のサボテンと多肉植物の土の上に置きます。切り口は土に挿しません。そして、水を与えず、半日陰で気候の厳しくない場所で管理します。しばらくして根が出たら、根の部分を土に埋めてやります。発根には時間がかかる場合があります。時間がかかって乾燥しているようであれば霧吹きで葉に水を与えてください。

挿木

茎を切って増やす挿し木もほぼ同様で、茎を切り取って土に挿してます。切り取った茎は、切り口を1週間ほど風通しの良い半日陰で乾燥させ、2週間ほどたって発根したら、バーミキュライトや赤玉土、市販のサボテンと多肉植物の土に植えます。

管理場所

美しい見た目なので屋内に置きたくなりますが日光不足となった場合ヒョロヒョロと縦に伸びて不恰好になります。日当たりを好むの性質なので日当たりが悪いと葉の色が薄い緑色になってしまいます。春や秋の成長期には日当たりの良いところで管理しましょう。

夏の管理場所

梅雨や真夏の高温多湿時期は雨が多いので直接雨にあたらないように気をつけましょう。夏の直射日光には葉焼けするため、室内でカーテン越しに日光を当てるか、戸外の木漏れ日に当たる場所か、寒冷紗やヨシズで遮光してあげてください。

冬の管理場所

七福神の耐寒温度は10度くらいで、水やりを控えることで5度くらいまで耐えられるようになります。氷点下の寒気や霜にあたると必ず枯れますので、秋に戸外で管理していても最低気温が12度くらいになったら室内に取り込みましょう。寒さに弱い種ですので冬は屋内で育てたほうが無難です。

5度前後になるなら、夜に新聞紙で包んだり、段ボールで囲って防寒するといいですが、そこまでしないと枯れるってことは最近の家庭ではないと思います。

冷暖房の風に注意

冷暖房の風はとても乾燥していますので直接あたると枯れます。必ず風が直にあたらないところで管理しましょう。

冷暖房がかかっていると直撃してなくても葉が乾燥のしすぎてしおれてくることがあります。その場合は霧吹きでときどき葉に水分を与えてください。

病気・害虫

ロゼット状に育つ多肉植物は根元や株の中心、葉の間などに夏など高温多湿の時期は小さな虫が着きやすいです。浸透移行性の殺虫剤(オルトラン)をまいて予防、駆除ができます。虫がついているのが見つかったらブラシや手などで速やかに駆除して薬剤散布してください。

由来

縁起のいい園芸名から、お祝いごとによく贈られます。メキシコ原産で英語でメキシカンすのーボール(メキシコの雪の玉)と呼ばれています。
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