ハイビスカス・アドニスイエローの育て方
目次
アドニスイエローとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ハイビスカス・アドニスイエロー
- 科名
- アオイ科
- 属名
- アオイ属
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 冬は室内 夏は外
- 難易度
- 初心者向け
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アドニスイエローとは?
アドニスイエローはデンマークのグラフ社が改良して作った
アオイ科ハイビスカス属の非耐寒性常緑
低木のハイビスカスの
園芸品種でグラフハイビスカス・ロングライフの黄色花種。ハイビスカスは強い日光を必要とするものですが、このロングライフ・アドニスイエローは北欧の業者が開発したもので、多少日光が少なくても開花します。よって室内で育てるのが適しています。もちろん、戸外に日光に当てた方が開花は多いのに違いはないです。
また普通のハイビスカスは朝に咲いて夕方にしぼんでしまう「
一日花」ですが、アドニスイエローは三日か四日は開花します。また、樹高も低くまとまります。優れた園芸品種です。
樹高30cm〜1m
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水やり
春から秋は土が乾いていたら水をやるようにします。水が切れると葉っぱが萎れます。萎れないように水をやってください。水は鉢の底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。受け皿の水は捨ててください。何度やっても水切れするようであれば、日当たりが良すぎるか、
根詰まりを疑います。
夏は1日に朝と夕方の2回、やります。昼に水をやると水が沸騰して根を痛めるので避けましょう。ロングライフ・アドニスイエローは多少日光が少なくても開花するので、夏は
半日陰に移動させるといいです。
冬の水やり
冬は水を控えてください。土が乾いてから数日経って水をやるようにします。冬でも
水やりは鉢底から染み出すくらいにしっかりとやってください。受け皿の水は捨ててください。土の表面が乾いていても、土中には水が残っているので、できれば
土壌水分計で計測してから水やりを判断するといいです。
肥料
アドニスイエローは
肥料が切れると花が咲かなくなります。開花する時期は一週間に一回、液体肥料をやるか、一ヶ月に一回、緩効性固形肥料をやります。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
気温が上昇し、霜が降りなくなって、これから開花する頃に植え替えをします。適した時期は5月。ハイビスカスは植え替えを毎年することになります。
ただし、根詰まりの症状(水切れしやすい、下葉から黄色く枯れこむ)が出ているときは、適切な時期以外の時期でも(真冬でないなら)、土を落とさないで、ひと回り大きな鉢に植え替えをします。
用土
一般的な
培養土を利用します。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を足したものを使います。
鉢
可能なら一回り大きな鉢を用意する。これ以上大きくできない場合は、同じ大きさでもいいですが、土を落とすことになり、土を落とすとダメージがあって回復まで時間がかかるので、できればひとまわり大きな鉢を用意しましょう。
植え替え
株を古い鉢から取り出し、土を落とさず、そのままの状態で新しい鉢に植え付けます。古い土を落とすと、根が傷ついて生育不良を引き起こす可能性があるためです。新しい鉢の底の穴は鉢底ネットで塞ぎ、その上に3cmの鉢底石(
軽石)を入れます。そして、
用土と株を新しい鉢に植え付け、最後に水をたっぷりとやります。
植え替えの詳細は
ハイビスカスの植え替え、
ハイビスカスの挿し木の方法とまとめを参考にしてください。
管理場所・日当たり
春から秋
春から秋は室内の日当たりでもいいですが、できれば戸外の日当たりで育てます。しっかりと陽に当てることでよく開花します。冬に室内で管理していて、春にいきなり戸外に出すと、弱っているのでは焼けするかもしれませんから、戸外の日当たりに出す前に、日陰→半日陰→日当たりと二週間ずつ慣らしていきましょう。
夏越し
日光を好むのですが、夏はあまりに高温になると花が止まり、弱ってきます。弱るようであれば夏は半日陰か日陰に移動させます。もしくは遮光してあげます。
そもそもロングライフ・アドニスイエローは日光が少なくても開花するので、水切れ予防・
葉焼け予防のためにも夏は半日陰で管理するといいです。
越冬
冬は室内の日当たりで管理します。霜に当たったら一発で枯れますので、必ず霜が降りる前に室内へ取り込みます。ハイビスカス・アドニスイエローは5度以上で越冬します。室内の暖房がかかっている部屋であれば夜中でも5度以下にはなりにくいので、リビングなどで育てます。ただし窓のそばは外気が近くて夜中に氷点下になるので、夜中は室内の中央へ移動させます。
寒さに当たると葉っぱが落ちますが、根まで枯れていなければ春には芽吹くので、落葉しても水やり管理をしてください。
●
一年草と割り切って、冬には廃棄してしまってもいいです。
病気・害虫
コガネムシ・
ハダニ・
アブラムシ・
ハマキムシ・
カイガラムシなどが発生します。
特徴・由来・伝承
デンマークのGRAFF社が開発したハイビスカスの品種に「Newロングライフ」があり、その「Newロングライフ」の黄色が「アドニスイエロー」。アドニスは「ギリシア神話に登場する、美と愛の女神アプロディーテーに愛された美少年。フェニキアの王キニュラースとその王女であるミュラーの息子」のこと。
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