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サンゴミズキ(珊瑚水木)の育て方…増やし方は挿し木で!水挿しでも簡単に発根しますよ

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サンゴミズキ
目次
サンゴミズキの特徴は?
増やし方は?
水やり
肥料
管理場所・日当たり
剪定
植え付け・植えかえ
病気・害虫
関連記事
学名などの基礎データ
サンゴミズキの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
サンゴミズキ
科名
ミズキ科
属名
ミズキ属
学名
Cornus alba var. sibirica
別名
コルヌスアルバ・珊瑚水木・シベリアミズキ
耐寒
マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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サンゴミズキの特徴は?

サンゴミズキはシベリア・朝鮮半島などが原産のミズキ科ミズキ属の耐寒性落葉低木。シラタマミズキの変種だと言われています。樹高が3mと低く、赤い枝、白い花が咲き、白い実がなり、緑の葉っぱ(品種によっては斑入り)と見所は多くて庭木に適している。枝・幹が赤く目立つのは落葉後の冬(1月から3月)。

斑入り品種(サンゴミズキ・エレガンテシマ)や黄金葉(サンゴミズキ・オーレア)などは春〜秋も鑑賞価値があって、庭が賑やかになるので植えるならそちらがいいです。

生花やフラワーアレンジメントの材料として切り花で出回り、花瓶に入れていると簡単に発根し、それを土に植えると根付く。葉っぱが虫に食べられやすい。生育が早く、初心者でも栽培はできますが、夏の暑さに弱く、中間地暖地では失敗しやすいです。
樹高2mから3m
花言葉耐久、洗脳、成熟した精神
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増やし方は?

挿し木で!水挿しでも簡単に発根します

枝を10cm〜13cmほど切って、葉っぱを3枚ほどにして、水揚げをします。水揚げとはコップなどに水をはって、そこに切り口を30分〜1時間ほどつける工程です。これで葉っぱの先まで水が行き渡って、発根までに水切れしにくくなります。

あとは赤玉土小粒を入れた挿し床を用意して、ここに挿木を刺して、乾燥しないように水やりをして、明るい日陰で管理していると1ヶ月〜2ヶ月で発根します。発根したら庭植えにします。

挿し床を用意しなくても、枝を水につけたままで明るい日陰で管理していても発根します。生花の花材を花瓶に飾っていたら発根するくらいに簡単に発根しますよ。それを植えてもいいです。

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は、根付いてしまえば自然な雨だけで十分です。日照りの時は水をやってください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土か乾いていたら水をやるようにします。乾燥気味をこころがけてください。土が濡れているのに水をやっていると根腐れしてしまいます。冬は変化がありませんが、水は必要としているので完全に断水せず。土が乾いて数日たってから水やりをします。

肥料

花後に堆肥を周囲の土にすき込んでやるか、緩効性肥料をやります。サンゴミズキはあまり肥料を必要としておらず、施肥するなら少量とし、控えめにしておきましょう。

管理場所・日当たり

夏の暑さに弱い。北関東以北が適地。中間地・暖地でも育てられるが失敗するかもしれない(環境による)。暖地や中間地だと育てられても冬に枝があんまり赤くならないこともあるのでオススメはしません。夏の暑さ対策として、庭植えであれば風通しの良い半日陰に植えましょう。特に西日が当たるところには植えないようにする。

マイナス15度まで耐えるので冬は防寒は不要です。

剪定

初夏の剪定

花が終わった頃の初夏(6月〜7月)に樹形を整える剪定をする。花芽ができるのは夏なので、8月以降に剪定すると翌年の花が咲かなくなるので、注意します。気にしないなら気にしないでもいいです。

伸びすぎた枝を落とし、弱った枝、枯れた枝を落とします。密生して風通しが悪いと病害虫が発生しやすいので、密生しないように枝を間引きます。初夏にまだ生育している枝を切り戻すと脇枝がたくさん出てきて不恰好になるので、伸びるのが止まってから剪定するようにします。

サンゴミズキは生育が早く、剪定は必須。放置していると伸び放題になって手に余ることになります。
参考:枝の種類(剪定の基礎知識)

冬の剪定

落葉時期(11月〜3月)にバッサリと地表近くまで刈り込む。刈り込むことでその後、まっすぐに伸びる生け花の花材に適したサンゴミズキに育ちます。ただし、この剪定をするとカッコいいサンゴミズキを収穫できるんですが、花芽を落とすことになり、春に花は咲きません。生花の材料にしないなら、落葉時期の剪定はしないでもいいです。
そのくらいバッサリいっても枯れないので、気にせず剪定しましょう。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは落葉時期か、落葉直前の秋に行います。
鉢植えの場合は2年か3年に一回植え替えをしましょう。

用土

弱酸性(pH6)で、水はけがよく水もちのよい土を好みます。鉢で育てる場合は一般的な花と野菜の培養土を使うか、自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。庭植えの場合は、庭土に腐葉土や堆肥を混ぜて用土とします。土質は選びませんので、配合はさほど問題ではないです。

庭植え

庭に根鉢の二倍の深さと直径の穴を掘って掘り出した土に3割か4割の腐葉土か堆肥を混ぜて用土とします。穴に半分戻して、株を入れて隙間に土を入れて、最後に水をやります。

鉢植え

鉢植えをするときは、まず鉢の下の穴を鉢底ネットで覆って、その上に軽石を2~3cm敷きます。次に、用土を適量入れて高さを調節します。鉢のフチから2cm下に土面が来るようにすると、水やりの際に水が溜まりやすくなります。その後、株を植えて、隙間にも用土を追加していきます。最後にたっぷり水を与えましょう。

植え替えをする場合は、古い土の約3分の1を取り除きます。古い土は潰れていて根の環境によくないのですが、一度に大量に土を落とすとストレスで調子を崩すのでそのくらいにしておきます。そして、同じ大きさの鉢か、1回り大きな鉢に、上の手順で植え替えます。

病気・害虫

イラガ
イラガの幼虫が葉を食害します。発見したら、薬剤で駆除します。全体が毒針で覆われているので、手で触れないでください。

ウドンコ病
ウドンコ病は葉っぱに白い粉のようなものが吹く、カビの一種。肥料を控えめにし、風通しをよく剪定することで予防ができます。また、株が健康であれば発症しても大事には至りません。病変部分は取り除いて、その場に落とさずに、ゴミ袋などに入れて廃棄します。
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