フイリヤブランの育て方…新芽が出る前に剪定するといいですよ
目次
フイリヤブラン(斑入りヤブラン)の特徴は?品種水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- フイリヤブラン
- 科名
- キジカクシ科
- 属名
- ヤブラン属
- 学名
- Liriope platyphylla cv. Variegata
- 別名
- 斑入り藪蘭
- 耐寒
- マイナス15度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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フイリヤブラン(斑入りヤブラン)の特徴は?
フイリヤブラン(斑入り
ヤブラン)は
キジカクシ科ヤブラン属(
リリオペ属)の常緑
多年草のヤブランの斑入り品種。通常のヤブランより葉っぱの幅が広く、開花時期が少し遅い。
葉の白い部分には葉緑素がなく、夏の直射日光に
葉焼けしやすい。普通の緑葉のヤブランでも夏は葉焼けするのでフイリヤブランはなおさら危険です。よって庭植えするなら年間を通して、
半日陰か日陰で育てることになる。
シェードガーデンに向いています。ただし日当たりで育てたほうがよく育ちます。
斑入り種がよく流通していて、黄斑、白斑があります。
草丈30cmから50cm
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品種
ヤブランの葉っぱ全体が非常に白い品種。白いというか黄です。芽吹きがもっとも白く、夏に向けて色は緑になっていきます。この色合いは魅力的です。強い日光では葉焼けするので、木陰が適しています。
水やり
庭植えの水やり
フイリヤブランは乾燥に強いので庭植えにした場合はほぼ
水やり不要。日照りが続く夏に様子を見て水やりをしてください。
鉢植えの水やり
鉢植えにした場合は、年間を通して土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。受け皿の水は捨ててください。夏は水切れしやすいので、毎日、朝と夕方に様子を見て水やりをします。どうにも水切れするなら、明るい日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
肥料
庭植えは追加の
肥料は不要。鉢植えは土が少なく、土中の成分が流れ出やすいので不足しますので、追肥をします。
鉢植えの場合のみ春と秋に緩効性肥料を月に一回やるか、二週間に一回液体肥料をやる。肥料が不足すると葉色が悪くなり花が咲かなくなる。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
真夏と真冬以外は植え付け・植え替えは十分可能。
鉢植えにした場合は2年か3年に一回植え替えをする。鉢底から根が出ていたら
根詰まりしている。庭植えにしたら、植えっぱなしでもいいですが、4年か5年で株が密生してしまうので、掘り出して株分けするといいです。
用土
鉢植えならば、一般的な花と野菜の
培養土で植えるか、自作する場合は
赤玉土小粒7
腐葉土3を混ぜたものを使う。庭植えの場合は庭土に腐葉土か
堆肥を混ぜて
用土とします。
参考:
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)、
古い土の処分方法(初心者向け)、
自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)鉢植え
鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから
軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。
植え替えのときにカブ分けすればいくらでも増やせます。株分けするなら、芽が3つ〜5つが付くように分けて、それぞれを植え付けます。
庭植え
庭植えの場合は、掘り出した土に腐葉土を3割か4割混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株同士は30cmほど空けて植えてください。
管理場所・日当たり
普通のヤブランよりも夏の直射日光に弱いので半日陰か明るい日陰で育てます。日陰だと株が育ちづらく、徒長して花も咲かないかもしれないので、半日陰がよいです。半日陰でも木漏れ日が当たる場所が適しています。
越冬
耐寒温度はマイナス10度〜マイナス15度とかなり寒さには強いのですが、霜に何度も当たると、枯れることはないですが葉っぱが傷んできます。できれば霜に当たらない軒下や、木の根元などに植えたり管理すると葉っぱが綺麗です。
剪定
冬を越して春になると新しい葉っぱが出てきます。それ以前の葉っぱは枯れてみっともなくなりますので、新芽が出る前の3月前後に、古い葉っぱをゴッソリ根本から
切り戻してしまいます。こうしないと、春以降に古い葉っぱと新芽が混在して、汚くなります。
汚いだけで、選定しなかったからって株が枯れるということはないです。
病気・害虫
ほとんど病
害虫は発生しません。
炭そ病・サビ
ヒョウタンゾウムシ・
ナメクジなどがたまに見られます。
特徴・由来・伝承
ヤブランの斑入り品種。リリオペは
学名。フリヤブラン・
ミスカンサス・
リュウノヒゲなど、斑入りのシュっとした葉っぱのものは全く科・属が違っていてもごちゃまぜになって流通しているので注意する。
斑入りヤブラン(ヤブラン属)のタグがついていても、学名を見ると
スノードラゴン(
ジャノヒゲ属)ということがよくあるのでよく見ておきましょう。
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