サルビア・ネモローサの育て方

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サルビア・ネモローサ
目次
サルビア・ネモローサの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
株の増やし方
管理場所・日当たり
病害虫
剪定
特徴・由来・伝承
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
サルビア・ネモローサ
科名
シソ科
属名
サルビア属
学名
Salvia nemorosa
別名
ウッドランドセージ
耐寒
マイナス20度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
サルビア・ネモローサの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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サルビア・ネモローサの特徴は?

サルビア・ネモローサ(Salvia nemorosa)はヨーロッパ・アジアに自生するシソ科アサギリ属の半常緑性宿根草サルビア。ネモローサの交配種のサルビア・ブルークィーンやサルビア・カラドンナの方がよく見かけます。

冬の寒さにも夏の暑さにも強く、紫の鮮やかな穂が立つ。植え付けて、根付いてからしっかりと株全体と穂が立つようになります。花の開花は5月6月辺りなんですが、花が散っても、ガクが残り、それがずっと残ってキレイです。

花が一段落して刈り込むと秋にもう一回開花します。冬は地上部が完全には枯れないが、かなり葉っぱがなくなり、小さな冬葉で越冬し、春になるとまた芽吹き、開花します。一度植えると手間がかからない方。
草丈30cmから80cm
サルビアネモローサの商品画像
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水やり

水のやり過ぎに注意。

鉢植えの場合は土が乾いてたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。過湿にすると根腐れしますので、水やりをする前に土に触れて、濡れているかどうかチェックしてから水やりをします。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。

夏は乾燥して、水切れするので朝と夕方の2回、しっかりと水をやりますが、それでも水切れするなら蒸発を防ぐために、半日陰に移動させてください。

冬は寒さで生育が止まっていますし、寒さで蒸発が鈍くなっているので、水やりは控え、土が乾いてから数日たってからやるようにします。
参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)

庭植えの水やり

庭植えの場合は、葉っぱの様子を見て萎れる前に水をやります。自然な雨でもほぼほぼ大丈夫ですが、夏や乾燥する時期は水切れするので水をやってください。

肥料

生育する時期に薄い液体肥料を二週に一回やります。株が充実するまでは茎が立たないですので、1年目はそういうものだと思ってください。一年経ったら、肥料…というか有機物である堆肥腐葉土をやると花がよく咲くようになる。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

鉢植えの場合は二年に一回植え替えをする。春に植え替えをする。寒冷地でなければ秋でも植え付け・植替えは可能。ただし苗は開花している春に流通する。

庭植えも春か秋に植え付け、そのまま植えっぱなしです。

用土

酸性土壌を嫌う。庭植えする場合は植え付けの2週間前に苦土石灰で中和させる。水はけの良い土を好む。鉢植えの場合は一般的な花と野菜の培養土を利用するか、自作するなら赤玉土小粒7腐葉土3を混ぜたものを使います。

鉢植え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回りか二回りほど大きな鉢を用意します。鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に株分もできます。

庭植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、苦土石灰(1平方mあたり100g〜150g)をまいて中和させておく。掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量入れてよく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株間は30cmから40cmは空ける。
一年目はイマイチ。でも冬を越して株が充実すると、花茎がしっかりしてくる。そのときに肥料(というか腐葉土・堆肥)を多めにやる。

株の増やし方

株分・挿し木で増えます。

開花後に新しい枝を切って、赤玉土単用に挿していると発根します。発根したらポットに植えて、徐々に大きな鉢に植え替えていきます。

管理場所・日当たり

日当たりで育てる。耐寒温度マイナス20度でかなり寒さに強い。夏の暑さにも強いので、気にしないで植える。半日陰でも育つが花が減るので日向が必須。

病害虫

ハダニアブラムシヨトウムシ
致命的なダメージにはならないが、薬剤を散布した方がいい。

剪定

春夏の剪定

花が一段落したら、花茎を切ってしまいます。サルビアネモローサは花が散っても見た目がキレイで、茎が強くてシュっと立っているので、切ってしまうのが惜しいですが、根本から切ってしまってキレイにすると、秋に次の花が咲くことがあります。
ついでに株全体を刈り込む。半分くらいに刈り込む。夏のムレ対策です。

秋の剪定

秋を越えて、さぁ冬だぞ、ってときに花茎が伸びてきていることがあります。冬になってこの花茎が枯れるのかと思ったら、全然枯れないで、春以降に開花するのですが、すると春になって新芽が生えても古いこの花茎に負けてしまい、樹形というか株の姿が変な感じになります。そこで11月中にはこの古い花茎と大きく育った茎を株元から切ってしまいます。根本には小さな葉っぱと冬葉だけが残ります。春になれば新芽が出ますので気にしない。
寒さに強いので、冬を越さないはずの花茎が冬を越すことがあります。春に新芽が一斉に出て、揃ってる方が株姿がいいです。気にしないなら刈らないでもいい。

特徴・由来・伝承

サルビア・ネモローサが種の名前。品種がいろいろあり、紫の花だけでなく、白・ピンクなどもある。苗だけでなく種も販売されている。品種はブルークイーン・ニューメディションローズ・カラドンナ・スノーヒルなど。カラドンナがよく出回っている方です。
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