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ヘリオプシス(宿根ヒメヒマワリ)の育て方…季節の水やりは?種まきの時期は?

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ヘリオプシス
目次
ヘリオプシスとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
摘芯
花ガラ摘み
冬前の切り戻し
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ヘリオプシスの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヘリオプシス
科名
キク科
属名
キクイモモドキ属
学名
Heliopsis helianthoides
別名
宿根ヒメヒマワリ、キクイモモドキ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ヘリオプシスとは?

ヘリオプシスは北アメリカに自生するキク科キクイモモドキ属(ヘリオプシス属)の宿根草多年草。一重と八重のものがあり、八重の花は1つの花が1ヶ月近く開花していることもあるほど長く咲いています。冬は地上部が枯れるが、春には芽吹き、6月〜10月の長期間開花する。

一重咲きのものは個体差が大きく、品種が明確ではないものが多い。一重咲きは種子を作ってこぼれ種でも増えるが、八重咲きは種子ができにくい。日当たりを好み、半日陰では育つが、半日陰では開花が鈍い。
草丈草丈60cmから150cm、横幅50cmから1m…品種によってかなり違う。
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水やり

庭植え(地植え)の水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。草なんですが、乾燥に強い。夏など日照りの時に水をやる程度です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

ただし、開花している時期は水をよく吸い上げ、水切れを起こしやすく、水切れを起こすと生育不良を起こして、花が止まります。6月〜10月は水切れを起こさないように、土が乾いてきたら水をやるくらいにします。

夏は毎日、朝と夕方の2回、水をやってください。それでも追いつかないなら、半日陰に移動させます。

冬は活動しておらず、水をあまり必要としていないんですが、断水すると枯れるので、土が乾いてから数日経って水をやるくらいに控えます。

肥料

一重咲きは肥料はなくても育ちますし、開花もします。八重咲きは肥料が切れると開花が鈍くなります。春と秋に緩効性肥料をやるか、春から秋にかけて液体肥料を二週に一回やります。花の様子を見て肥料の頻度を変えてください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

春と秋が植え付けに適した時期。ただし、まぁ、強い植物なのであんまり気にしないでもいい。真夏と真冬を避ければいつでも。鉢植えの場合は二年に一回植え替えをします。そのときに株分けも可能。

庭植えの場合は、ほぼ植えっぱなしでいいのですが、株が混み合って蒸れて枯れてしまうことがあるので、数年に一回は掘り上げて株分けして、密生を防ぎます。ただ、その頃には飽きて別の植物を植えたくなる。

種まき

発芽温度は25度、発芽温度が高めなので5月に種をまきます。庭やプランターに直播でもいいですし、ポットで苗を作って植え付けてもいいです。

ポットに培養土を入れ、種を蒔いて土をうっすらとかぶせて、乾燥しないように明るい日影で管理していると1週間ほどで発芽します。本葉が4枚になったら植え付けましょう。

用土

植え付けの用土は培養土を使います。自作する場合は赤玉土小粒7腐葉土3に肥料を加えて混ぜたものを使います。

鉢植え

鉢植えの場合は、ポットより一回りか二回り大きな鉢を用意します。最初は6号〜7号に1苗を植えるといいです。

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として、ひと回り大きな鉢に植え替えるか、同じ大きさの鉢に植え替えてください。植え替えの際に株分けも可能です。適当に清潔なナイフなどで割いて別々に植えれば大丈夫です。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cmを掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を少量足してよく混ぜて用土とします。

半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株間は20cmから30cm空けて植えてください。

株が密生すると枯れ込んでくるので、3年か4年に一回、掘り上げて株分けして植え替えるといいです。

支柱

茎が細い割に草丈が高くなり、強風で折れがち。支柱を立てて倒れないようにします。特に開花しているときは支柱を。

剪定摘芯)して、小さくまとめていれば支柱は不要です。

管理場所・日当たり

日当たりを好む。半日陰でも育つが徒長するかもしれない。徒長した場合は、摘芯して小さく仕立てるようにする。

夏の暑さ・乾燥にはめっぽう強い。

冬には地上部が枯れるが春にはまた芽吹く。霜に当たっても根までは枯れない。

摘芯

植物は一番上の芽を切ることで脇芽が出てきます。これを摘芯といいます。春に芽吹いてから、草丈が20cmから30cmくらいになったら摘芯を繰り返して脇芽を出させると、かなり花が増えます。

でも、そんなことしなくてもたくさん咲きますし、コンモリ仕上がるのでしなくてもいいですが、ヘリオプシスは草丈が高くなりやすく、風で折れる。摘芯をして小さく仕立てるとよいです。低く仕立てたら、支柱はなくてもいいです。

花ガラ摘み

花の色が悪くなったら早めに摘みます。特に一重咲きのヘリオプシスは種子ができやすく、種子がこぼれて芽を出すと、どんどん広がっていって困るくらいなので、花ガラ摘みはした方がいい。花ガラ摘みをすることで摘芯になり、脇芽が出て次の花が増えます。

冬前の切り戻し

秋の花が終わる頃には全体を地表際で刈り込みます。全てです。宿根草で地上部はなくなるのでバッサリいきましょう。

病気・害虫

ほとんどない。
アブラムシなどがたまに発生する。
水はけが悪い、水のやり過ぎなどで腐って枯れることの方が問題。

特徴・由来・伝承

学名が「ヘリオプシス」。別名がヒメヒマワリ。ヒマワリとは違うが花が似ていて小さいため、そう呼ばれる。キク科ヒマワリ属(ヘリアンサス属)に同じくヒメヒマワリと呼ばれる花…「Helianthus cucumerifolius」があってややこしい。

キクイモモドキという別名は菊芋に似ていることから。
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