カラミンサ・グランディフローラの育て方

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カラミンサ・グランディフローラの基礎データ
カラミンサ・グランディフローラ
科名シソ科
属名トウバナ属
学名Calamintha grandiflora
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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カラミンサ・グランディフローラの特徴は?

カラミンサ・グランディフローラ:カラミンサ・グランディフローラの特徴は?
カラミンサ・グランディフローラはヨーロッパ・アジアに自生するシソ科トウバナ属(カラミンサ属)の多年草宿根草)。カラミンサ・ネペタよりも花も葉っぱも大きい。触れるとミントの香りがし、葉っぱは調理に使えます。

斑入り品種のカラミンサ・グランディフローラ・バリエガータもある。バリエガータはカラーリーフとしても楽しめる。開花時期が短く、カラミンサ・ネペタの方が比較的流通している。

育てるのは簡単で、こぼれダネでもよく増えます。カラミンサは区分では常緑多年草ですが、冬は地域によっては枯れ、地域によっては常緑で越冬します。地上部が枯れても、根まで枯れていなければ、春には芽吹きます。霜柱で持ち上がらないように、土が凍結しないように、冬はマルチングをする。
草丈50cm
横幅50cm
カラミンサグランディフローラ
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水やりと肥料

庭植えの水やり

庭植えにした場合は植え付け直後に二週間ほどはしっかりと水をやりますが、その後はほとんど降雨だけでも生育します(天気や地域、場所にもよりますが)。あまりに乾燥する時期は水をやってください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をしっかりとやります。カラミンサ・グランディフローラは水はけのよい土を好みますので、水やりは控えめがコツですが、当然、極端な乾燥に逢うと枯れてしまいますので、日照りが続いているようであれば、しっかりと水をやってください。

肥料

生育時期…特に花が咲いている期間は液肥を月に二回か三回あげるか、春と初夏、秋に緩効性肥料を撒いてやります。

カラミンサ・グランディフローラはやせ地でも育つ植物で逆に肥料が多いと、徒長してヒョロヒョロになります。肥料はあくまで少なめ。液肥も薄めで。肥料は与えなくても枯れることはありません。
●真夏は暑さで開花・生育が止まりますので、夏は肥料を絶対にやらないでください。

液体肥料
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植え付け・植えかえ

庭植え・鉢植え、共に可能です。4月〜6月に苗が出回るので、これを植えます。植え替えは春か秋(10月〜11月)にします。鉢植えの植え替えは1年か2年に一回行います。

用土

弱アルカリ性の土を好みますが、中性でも問題ないです。市販されている花と野菜の土でも構いません。もしくはハーブ用の土を使います。自作するのであれば赤玉土4鹿沼土3腐葉土3、もしくは赤玉土6腐葉土3川砂(か軽石)1を混ぜた土で植え付けをします。

鉢植え

最初は7号〜8号に1苗を植えます。根詰まりするようなら10号に植え替えましょう。プランターなら3苗を植えますが、すぐに根詰まりを起こしますので、1鉢に1苗を植える方がいいです。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。植える時に根をほぐして植えます。

植え替える時に古い土を落として、根を捌いてから植えます。少し根を切ってさばくことで新しい根が生えやすくなります。

同じ大きさの鉢に植え替えるときは、土を半分落として植え替えます。ひとまわり大きな鉢に植え替えるときは古い土を三分の一ほど落として植えます。植え替えの際に株分も可能です。

庭植え

深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に苦土石灰を混ぜて中和させます。中和には1週間〜10日かかるので、待ってから、腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を入れないか、少量だけ入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

挿し木

挿し木でも、増えます。植え替えの時に株分けしても増やすことが出来ます。頑健ですから、無理に挿し木して増やす必要はないでしょう。

7cmほど切って、挿し穂とします。赤玉土小粒単用か、挿木用土を器に入れて、挿し穂を節が埋まるように入れて、あとは乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると発根します。発根剤を塗っておくといいです。

管理場所・日当たり

カラミンサ・グランディフローラの管理場所は日当たりが好ましいですが、日陰・半日陰でも生育は可能です。ただし、日光が少ないと花つきが悪くなり、葉っぱがひょろ長く伸びるなどして樹形が乱れます。できるだけ日当たりで育てましょう。

水はけのよければ、何もしなくても育ちます。

夏越し

暖地中間地では真夏は暑さで開花が止まります。高温多湿で枯れるほどではないですが、調子を崩して弱ってしまうので、前もって剪定して葉っぱを整理しておくといいです。

鉢植えであれば風通しの良いところに移動させましょう。

越冬

カラミンサ・グランディフローラは寒さに強くよほどの寒冷地でない限りは戸外で越冬。耐寒温度はマイナス10度〜マイナス20度。ただし霜柱で根が持ち上がって傷んでしまうので、霜柱が立つような地域は根元を腐葉土などでマルチングする。マルチングすれば問題ない。鉢植えならば、凍らない場所に移動させてください。

剪定

梅雨の前に地表10センチか20センチまで刈り込みます。梅雨の過湿に弱いからです。風通しが悪いと、完全に枯死しないまでも、葉っぱが傷んで見た目が悪くなります。それに冷涼地以外では真夏は暑すぎて開花しませんから、梅雨前に刈り込んで、過湿・暑さ対策をしておきます。

晩秋にも地表ギリギリまで刈り込みます。
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カラミンサ・グランディフローラのカテゴリ・タグ
多年草 香り こぼれダネ 宿根草 ハーブ
シソ科
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