ツリージャーマンダーの育て方…地植えにするには?寒さには強い?

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ツリージャーマンダー
目次
ツリージャーマンダーの特徴は?
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
庭植えの水やり
鉢植えの水やり
肥料
花ガラ摘み・剪定
病害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ツリージャーマンダー
科名
シソ科
属名
ニガクサ属
学名
Teucrium fluticans
別名
テウクリウム・フルティカンス、ルバージャーマンダー
耐寒
マイナス5度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ツリージャーマンダーの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ツリージャーマンダーの特徴は?

ツリージャーマンダー:ツリージャーマンダーの特徴は?
ツリージャーマンダーは地中海沿岸に自生するシソ科ニガクサ属の暑さ・寒さに強い常緑低木。青い愛らしい花が咲き、葉はシルバーリーフ

剪定が必要ではあるが、頑健で育てやすい。弱アルカリ性の土を好むために、庭植えするときは石灰を混ぜて必ず土を中和する。生育がよく根がよく張るので鉢植えにした場合は毎年植え替えが必要。地下茎で横に広がり、庭に植えて生垣にすることが多い。
樹高1.5m〜2m横幅1.5m
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通常のツリージャーマンダーより葉のシルバーが強く、青い花がよく咲き、色合いが映えます。耐寒温度も同じで、育て方も同じなので、栽培についてはこのページを参考にしてもらっていいです。
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植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

植え付け・植え替えは春(4月〜6月)に行います。

鉢植えは毎年、植え替えましょう。面倒なので、できれば庭植え(地植え)した方がいいです。

用土

弱アルカリ性の土を好むが、中性ならば生育に問題ない。日本の土は雨に当たり弱酸性になるために庭植えするときは必ず苦土石灰などで中和してから植えるようにする。

中性の水はけの良い土で植えること。水はけが悪いと根腐れする。一般的な培養土で植える。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。ハーブ用の用土でもいい。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石を2センチから3センチほど入れて、株を植え、水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落とす。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰める。植え替えの際に株分けも可能です。適当に切って半分か3等分にして、別々に植える。

庭植え(地植え)

根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、苦土石灰(1平方mあたり100g〜150g)をまいて中和させておく。1週間待ち、腐葉土か堆肥を3割か4割入れ、化成肥料を少量だけ入れて、よく混ぜる。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、水をやって完成です。

ツリージャーマンダーは地下茎で横に広がるので、植えるときは根が広がらないようにブロックや仕切りなどを土中に埋める。
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種まき

9月10月に種まきをします。発芽温度は15度から25度。培養土を入れた育苗箱や鉢に種まきをして土を2mmか3mmほど被せる。発芽までは二週間。乾燥しないように水をやってください。種子が小さく流れていきやすいので霧吹きでやるといい。

明るい日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。本葉が4枚以上になったら庭や鉢に植え替える。
種子や挿し木で増やすことができるが、開花するまで数年かかるので、株分けが早い。

管理場所・日当たり

日光を好み、直射日光にも強いので戸外の日当たりでいい。ただし、風通しが悪いと蒸れて枯れるかもしれないので、風通しがいいところで管理する。

越冬

マイナス5度からマイナス10度まで耐える。冬でも寒さで落葉することがない。落葉してたら枯れていると考る。雪が積もっても大丈夫だが、大量な積雪ではさすがに枝が折れます。

土が凍ると枯れるので株元にマルチングをするか、鉢植えであれば凍結しない場所に移動させる。

雪が降り、雪が積もっていると地熱で土までは凍らないのですが、積雪なしにマイナス5度以下になると土が凍って根が傷んで枯れます。北関東は寒い割に雪が少ないので、冬は室内に取り込んだほうがいいです。

庭植えの水やり

庭に植えた場合、一度根がしっかりと定着すれば、通常は自然の雨だけでほぼ十分です。日照りが続いたり、高音で蒸発が早く乾燥するようなら、必要に応じて水を与える程度で大丈夫です。

鉢植えの水やり

水をやりすぎると根腐れする。鉢植えは水のやりすぎに注意。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。受け皿の水は捨ててください。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。活動は鈍いですが水は必要です。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。

肥料

肥料が多いと根腐れしやすい。そこまで多肥でなくても肥料をやると葉っぱばかり茂って花が咲かないことがあるので控えめがコツ。

庭植えにした場合は、基本的に肥料は不要(やせ地であまりに生育が悪いなら化成肥料をやる)。鉢植えの場合も液体肥料を適宜やる程度にしておく。鉢植えの場合は毎年植え替えをすることになるんですが、その時の用土が一般的な培養土ならば、最初から肥料が配合されているので、それで十分。毎年植え替えをしているならば、追加の肥料は不要です。
植物は厳しい環境に置かれた方が花が咲きやすい。肥料が多いと花が咲きづらくなる。

花ガラ摘み・剪定

花がしぼんだら摘む。放置していると種子を作り、種子をつくると次の花が咲きにくくなり株や弱りやすくなりますし、花が腐って病気になることもあるので、摘みましょう。

風が通るところに植えることが多く、風が通ると摘まなくても、花が落ちます。この場合は摘まなくていいのですが、これはこれで汚いので、掃除して取り除きましょう。

剪定は強く、強めに剪定しても盛り返します。

病害虫

ハーブで、強い香りの成分が入っているせいか病害虫はほとんどない。
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