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ベニバスモモの育て方

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ベニバスモモ
目次
ベニバスモモ(紅葉季)
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
果実の間引き
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ベニバスモモの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ベニバスモモ
科名
バラ科
属名
サクラ属
学名
Prunus cerasifera var. atropurpurea
別名
紅葉李・紅李・紅酸桃・赤葉桜
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ベニバスモモ(紅葉季)

ベニバスモモ:ベニバスモモ(紅葉季)
ベニバスモモはヨーロッパ・西アジア原産のバラ科スモモ属の落葉高木のミロバランスモモ(Prunus cerasifera)の園芸品種。葉っぱが赤いスモモで、ソメイヨシノに似た花がソメイヨシノより1週間早く咲きます。似ているのでよく勘違いしてSNSにあげられています。

花が咲いた後に新芽が出ます。その新芽は赤く、その後は赤がくすんでいくが秋に寒さに当たって濃い赤になる。冬には落葉する。

4月前後に開花し、果実がなって夏には熟す。ソメイヨシノと花がよく似ている。開花はソメイヨシノより一週間ほど早い。果実は食べられるが酸っぱくて食べたいものではない。自家結実性で果実は一本からなる。ベニバスモモは収穫目的より鑑賞用のもの。
樹高樹高10m(剪定すれば3m程度にできるし、矮性で小さくまとまる品種もあります)
横幅2mから4m
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水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。

肥料

1月に寒肥として固形油粕か化成肥料をやる。根に当たらないように、株の周囲に溝を掘るか、穴を掘って、肥料を埋めます。肥料と一緒に堆肥を埋めるといいです。経年で、土が劣化したのを堆肥を埋めることで防ぐといいです。

また、収穫が終わったら、結実で消費した栄養を補給するお礼肥として、寒肥と同様に肥料をやるといいです。
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植え付け・植えかえ

落葉している時期(10月から3月)は普通に植えてもいい(根をいじったり、土を落としても大丈夫)が、3月以降…葉っぱが付いている時期は根をいじらないようにする。葉っぱが生えている時期に根をいじると生育不良を起こして最悪枯れる。

用土

水はけの良い、肥沃な土を好む。庭植えにするのが一般的だが、常識的な水はけの土なら問題なし。庭土に3割ほど腐葉土か完熟堆肥を追加してよく混ぜて植える。鉢植えにするのは一般的ではないが、「花と野菜の培養土」で植える。

庭植え・地植え

根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割入れて、化成肥料を入れて、よく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日当たりのいい場所で育てる。半日陰でも育ちますが、花が減るのでできれば日当たりで育てましょう。

北海道南西部から沖縄まで育つ。

果実の間引き

大きく育ったベニバスモモは放置でもいいが、木が小さいうちに果実を沢山つけると果実が落ちる(生理落果)。木が小さいうちは果実をつけないようにし、葉っぱを茂らせるようにする。

果実は枝15cmに一個程度に間引くといい。
ただしベニバスモモは果実収穫を目的に植えない場合がほとんど。

剪定

夏の翌年の花芽ができる。夏以降に枝を落とすと翌年の花が咲かなくなる。剪定は花が咲き終わった5月から6月あたりにすること。7月以降には剪定しない。

成長が早く、毎年剪定しないと巨大化して手に負えなくなる。ので花芽とか気にしないでしっかりと剪定する。枯れた枝、徒長枝、変な方向にのびた枝を落とし、密生した枝を落としてまとめます。古い枝も花・実がつきにくいので、落としてしまいます。ノコギリで落とさないといけないような太い枝を落としたときは癒合剤を切り口に塗ってください。

もしくは、冬になって花芽が見分けがついてから剪定します。冬に剪定する場合は、葉芽しかついていない枝を落とします。

芯止め

芯止めとは、芯…樹木の一番高い部分…成長点を切ることで生育を止める剪定のこと。ベニスモモは大きくなる品種もあるので、手に余る大きさ…大体2m以上になったら芯止めをする。
芯止めの意味・メリット・手順のまとめ
芯止めの意味・メリット・手順のまとめ
トラブル

病気・害虫

ウドンコ病、黒星病、アブラムシカメムシハダニハマキムシなどが発生します。

特徴・由来・伝承

ソメイヨシノと花が似ていて、開花時期も近い。間違えることが多いが、葉っぱが出れば違いは歴然。ベニバスモモは葉っぱが赤く、ソメイヨシノは葉っぱが緑。またソメイヨシノが花が散ると新芽が出るのに対して、ベニバスモモは開花とともに葉っぱが出てくる。

原産地はアジア西南部・コーカサス。
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