トレニア(ツルウリクサ属)の育て方
目次
トレニアとは?水やり肥料植え付け管理場所・日当たり花ガラを摘む病気・害虫特徴・由来・伝承最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- トレニア
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- ツルウリクサ属
- 学名
- Torenia
- 別名
- ハナウリグサ・ナツスミレ・ムラサキミゾホウズキ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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トレニアとは?
トレニアは初夏に植えて秋口まで咲いてくれるガーデニング植物です。
初心者向けです。
耐陰性がありますので、多少日陰でも生育しますが、花つきが悪くなりますので、日当りのいい場所で管理することをおすすめします。トレニアは水を好み、乾燥に弱い植物なので、真夏は朝と夕方の二回しっかりと水をやっても、もしかすると水切れを起こすことがあります。
プランターなどに植えている場合は、水切れがおきやすいです。できれば
半日陰に移動させてください。
スーパートレニア
スーパートレニアはトレニアの改良品種で、暑さに非常に強い品種のグループ。
ウドンコ病に強く、開花も多くて、これまでのトレニアよりかなり栽培しやすくなっています。色違いでカタリーナのピンクリバー、ブルーリバー、アイスリバー、アメジストといろいろとあります。
栽培する上で注意するべき点は開花が多いため、
肥料と欲しがることと、水分が多くなり、夏に水切れしやすくなっていること。夏の
水やりはかなり多めです。水切れしないようにしましょう。
茎の節から発根して根をはって広がるため、
グランドカバーも可能です。
育て方のまとめ
●春〜初夏に植え付けて、秋まで開花する。
●苗がその頃に
ホームセンターなどに流通します。
●水やりは土が乾いていたらやる。水切れしやすいです。
●肥料が切れると花が止まるので植え付けの時に肥料をやり、植え付け後に追肥を必ずする。
●日当たりで育てる。
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水やり
水切れが起きやすい
トレニアは土が少々湿っているくらいの状態を好み、水が切れるとシオシオになってしまいますので、トレニア栽培では水切れが一番の問題になります。ちなみに水切れに弱いのですが暑さには強いので、直射日光で葉っぱが傷むということはありません。
プランターなどに植えて、真夏に直射日光に当てると水切れがおきやすくなります。水をコマメに朝・夕やるか、半日陰に移動させます。特に
西日がプランターの側面から当たると乾燥しやすくなります。
季節別の水やり
春春に苗を植えたり、種を撒きます。鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやってください。庭植えした場合は、植えつけた後一週間はしっかりと水をやりますが、あとは降雨だけでも十分育ちます。それでも葉っぱの状態などを見て乾燥しすぎないように、水をやってください。
夏夏になり、蒸発量が激しくなると水切れがおきやすくなります。鉢植えなら毎日二回、朝と夕方にしっかりと水をやります。トレニアは水が切れると花が咲かなくなり発育不良を起こします。水がどうしても切れるようであれば、半日陰に移動させて下さい。
庭植えの場合も土の状態を見て水をやってください。
秋秋も花が咲きます。春と同様に毎日水をやってください。やがて寒さで枯れてしまいます。
冬冬は寒さで枯れてしまいます。
肥料
植え付けした土に肥料(元肥)を混ぜて植えます。元肥を入れても、花がよく咲くので肥料が不足します。そこで花が咲いている間は液肥を二週間に一回あげてください。ただし真夏は開花が鈍くなるので肥料を控えます。
植え付け
時期
春(5月)から初夏(7月)までに植え付けをします。4月にはトレニアの苗が出回るんですが、霜に当たると枯れるので、霜が降りなくなってから植えるようにします。
霜は4度か5度以下になると降りる。最低気温が5度以下にならなくなったら植えるといいです。関東でも5月の第一週に非常に稀ではあるんですが遅霜がおります。
用土
水はけのよい土を好みます。
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものか、市販の花と野菜の土を植え付けします。市販の土には肥料は入っているので、コレを使うのが便利です。
鉢植えの植え付け
5号〜6号に1苗、横長プランターなら3苗を目安に植え付けます。鉢の底の穴を鉢底網で塞いで鉢底石(
軽石)を2cmほど敷いて、
用土を入れて株を入れて、用土をつめていって最後に水をやって完成です。普通の植え付けです。
参考:
プランターの植え付けの基礎、
植え付け直後に水をやる庭植えの植え付け
庭植えする場合は、植え付ける2週間前に深さ20cmから30cmくらいを掘り返して、掘り出した土に
苦土石灰を混ぜて中和します。苦土石灰は反応(中和)すると発熱するんで、反応が終わってから植えるようにします。2週間後に
堆肥か腐葉土と緩効性化成肥料を混ぜて用土とします。あとは普通に庭植えにしてください。
腐葉土・堆肥は「土壌改良」のためのもので、肥料ではないので、化成肥料は腐葉土・堆肥とは別に施してください。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます。
少々日陰でも育ちますが、花つきが全く違いますので、出来るだけ日当たりで管理します。ただ、夏の乾燥を考えると
半日陰も適しています。
花ガラを摘む
トレニアは
花ガラ(=しぼんだ花のこと)が汚い。花ガラ摘みをすると次の花が咲きやすいし、なにより見た目がよくなって、作業のモチベーションがあがります。花ガラが汚いのが嫌なら
バコパの大輪種がいいです。
病気・害虫
灰色かび病
灰色カビ病は湿度が高く、気温が低い時期(主に6月)に発生するカビです。殺菌剤をまいたり、枝をさばいて風通しをよくしておくと発生は抑えられます。発生したら、発生箇所を切り取って、茎・葉を間引いて風通しをよくしておきましょう。
アブラムシ
アブラムシは新芽にたかった汁を吸って、奇形にさせてしまい、生育が悪くなり花が咲きづらくなります。前もって
オルトランを散布しておくといいです。発生したら、薬剤で駆除します。薬剤は以下のページを参考にしてください。
アザミウマ(スリップス)
スリップスはアザミウマは小さな虫で、葉っぱを削ってしまいます。発生したら一気に増えるので、アブラムシ同様にオルトランを使っておき、発生したら薬剤で駆除します。
特徴・由来・伝承
トレニアの一種にツルウリクサというのがあります。これは沖縄と宮古島に分布する絶滅危惧種です。トレニアの名前はスウェーデンの牧師に由来しています。
最後に…
トレニアと同時期に開花する植物は
春から夏の定番を参考にしてください。中でも暑さに強い植物は
夏の暑さに強い!おすすめの花・植物を参考にしてください。
トレニアが枯れる秋〜冬に植える植物は
冬に植えて春に開花する花・植物を参考にしてください。
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