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アグラオネマの育て方

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アグラオネマ
目次
アグラオネマとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病気・害虫
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学名などの基礎データ
アグラオネマの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
アグラオネマ
科名
サトイモ科
属名
アグラオネマ属
学名
Aglaonema
耐寒
10度
水やり
水控え目
場所
室内
難易度
中級者向け
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アグラオネマとは?

アグラオネマ:アグラオネマとは?
アグラオネマはサトイモ科リョクチク属(アグラオネマ属)の東南アジア・中国南部に自生する多年草。明るい室内で育つ観葉植物です。

アグラオネマに日が当たる必要はありませんが、陽光が差し込んでいる明るい部屋の方が元気に育ちます。直射日光に当たり続けていると葉焼けを起こして、葉っぱが変色して枯れていきますので、一年中、明るい室内が適しています。
アグラオネマ:補足情報
5月から8月の成長期に外の半日蔭で管理していると、大きく成長します。ただ、冬は室内で管理するので大きくなっても邪魔になることがあるので、うれしいやら迷惑やら…ということもあります。

花も咲きます。サトイモ科でよく見る地味なカラーのような花です。寒さに弱いのが通常ですが、よく流通しているアグラオネマ・コンムタツム(Aglaonema modestum)は寒さには強い方です。それでも越冬は厳しいです。
樹高50cm
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水やり

アグラオネマは多湿を好むので土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をしっかりやります。受け皿の水は捨ててください。

土への水やりとは別に、葉っぱに霧吹きをかけてやってください。夏でも霧吹きが必要です。高温多湿で育てると葉っぱの色が鮮やかになります。また、葉っぱに水をかけることでハダニの予防にもなります。ハダニは葉裏に潜んでいるので、葉裏にもしっかりと水をかけてください。

冬の水やり

特に冬はアグラオネマの生育が鈍くなり、土からは蒸発しづらい環境になります。冬は土が乾いてから数日たって水をやる程度に抑えます。水やりが多いと根腐れしますし、水やりを控えることで多少、寒さに強くなります。

冬は室内の暖房のせいで、葉っぱは乾燥しているのに、土は湿っているという困った状態になります。土への水やりは控えるようにはするんですが、霧吹きで葉っぱに水をやるのは継続してください。

肥料

生育時期の春〜秋に薄い液体肥料を1週間に一回やるか、1ヶ月に一回緩効性固形肥料を説明書きの容量の半分をやります。肥料が不足してくると葉色が薄くなります。

また、生育していない冬は肥料は絶対にやらないでください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替えは春(5月)〜初夏(7月)に行います。2年に一回。根詰まりを起こすと間延び(徒長)します。植え替えのときに株分けも可能。

用土

市販の観葉植物の土で植え替えをします。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を少量入れたものを混ぜたものを使います。家の中で栽培するので腐葉土は調節済みピートモスにすると匂いがしなくて管理しやすいです。ただ、アグラオネマは湿度の高い管理をすることが多く、腐葉土やピートモスが入っていると、カビが生えるので、ソイル単用やミズゴケ単用で植えるといいです。

鉢植え

古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とし、傷んで変色している根を切って落としてから、植え替えます。株分けも可能で適当に分けて植え替えます。株分けをした場合や、根とたくさん切った場合は地上部を半分以下に切って、根の負担を減らしてください。

新しい鉢は同じ大きさでもいいですし、1号か2号大きなものでもいいです。この鉢の底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を入れ、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていって、最後に水をやって完成です。

植え替え後の1週間は日陰で管理して養生します。

挿木

アグラオネマ:挿木
気温が25度以上の時期…5月〜7月に挿木で増やせます。10cmほど切って、下葉があれば切って、上の葉も半分に切って、蒸散を減らします。湿度は60%以上、できれば70%以上の環境を維持しましょう。切り口に発根剤をつけておくとよいです。赤玉土やバーミキュライトを入れた挿し床にさし、乾燥しないように水をやって日陰で管理すると1ヶ月で発根します。発根したら、鉢や庭に植え付けます。
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管理場所・日当たり

アグラオネマは基本的に年間を通して室内で管理します。5月から9月の成長期に外の木漏れ日の中で管理していると、大きく成長します。大きく育つと冬に室内に取り込んだ時に邪魔ですから、年間を通して室内管理するのが無難です。

春〜秋は直射日光に当たると葉焼けするので、室内であれば、カーテン越しの日光に当てるか、戸外であれば、寒冷紗やヨシズで遮光してあげます。ちなみに、特に斑入り部分は葉焼けしやすいです。

熱帯の植物なので暑さには強いです(直射日光には弱くても)。

越冬

アグラオネマは耐寒温度10度と、寒さに弱いので冬は室内のリビングなど…人の生活する場所の日光が当たる場所で管理してください。冬の昼間に人が生活するリビングでも、真夜中には5度前後まで下がります。アグラオネマは10℃以上を保っていないと枯れてしまいます。

高気密高断熱の家なら真冬でも10度以下にならないので、そういった家では冬越しも簡単です。ただ高気密高断熱の家は乾燥しやすいので、葉水を増やすなどして対応しましょう。

そういう設備がない家なら暖房をつけっぱなしにするくらいじゃないと冬は越せないです。

10℃以下になる場合は新聞紙でくるんだり、段ボールで囲って寒さ対策をしてください。夜は衣装ケースなどに入れて防寒しつつ、霧吹きをして湿度を保ちましょう。温度も大事ですが、湿度も大事です。もしくは家庭用温室を設置して管理します。もしくは秋までの一年草だと割り切ってしまいましょう。
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管理場所が夜中に何度になっているかわからない場合は、最高最低温度計で計測して対策を考えましょう。
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冷暖房の風に注意

アグラオネマに限らずの話ですが……

冷暖房の風は非常に乾燥していて、この風が直接植物にあたると乾燥で枯れ込んできます。風が直接当たらなければ大丈夫です。夏はクーラー・冬は暖房をつけた室内で管理することになると、この乾燥した風で植物の表面から水分が蒸発して乾燥気味になります。

レプタイルケージという手も

レプタイルケージは爬虫類や両生類を育てるのに使うガラスの器。この中で育てると、蒸発が抑えられ、湿度の高い…アグラオネマにとって適した環境を維持できます。この場合、乾燥しないため、土が乾いたら大量に水をやるのではなくて、葉水して、それでも湿気が足りないなら少し水を足すという程度の水やり・給水になります。葉っぱが枯れているなら、水やりの頻度を増やして対応するようにします。
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病気・害虫

葉っぱが変色したら切り取ってください。復活することはありません。霧吹きをするので、この変色部分を放置していると腐るかもしれませんから、切り取りましょう。

ハダニ、カイガラムシが発生します。霧吹きをするときに葉っぱの裏までしっかりとかけておくと感想を嫌うハダニは発生を予防できます。発生後も霧吹きをすることで、徐々に消えていきます。

カイガラムシは白い蝋に覆われたムシで、歯ブラシで削ぎ落としてください。
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サトイモ科
アグラオネマ・ソンバットソン
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サトイモ科