ローダンセマム・エルフの育て方…花を摘むと次の花が咲やすくなります

TOP > キク科 > ローダンセマム > 管理
ローダンセマム・エルフ
目次
ローダンセマム・エルフの特徴は?
花ガラを摘むと次の花が咲きやすくなります
植え替え・植え付け
管理場所
水やり
肥料
病害虫
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ローダンセマム・エルフ
科名
キク科
属名
ローダンセマム属
学名
Rhodanthemum
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ローダンセマム・エルフの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
スポンサーリンク

ローダンセマム・エルフの特徴は?

ローダンセマム・エルフはキク科ローダンセマム属の耐寒性多年草のローダンセマムの園芸品種。葉っぱはシルバーリーフ銀葉)で、キク科らしいマーガレットのような花で、花色・葉色も全体的な落ち着いた雰囲気があります。

花茎をまっすぐ伸ばして、大きな花を咲かせ、開花時期は何度も伸びて開花してくれます。ローダンセマムは夜になると花が閉じてしまうものですが、日が暮れても花が閉じにくい性質です。

寒さに強いですが、暑さ・多湿に弱いので夏になると枯れる一年草扱いとされることが多いですが、夏越しもできなくもないです。
草丈20cm
ローダンセマム エルフ 苗の商品画像
ローダンセマム エルフ 苗の購入はこちら
Amazon
楽天市場
スポンサーリンク

花ガラを摘むと次の花が咲きやすくなります

花がしぼんだから、花を切って取り除きます。放置していると、株が弱りますし、腐って病気の元になります。また、根本から切ることで次の花が咲きやすくなります。

花を摘むって、ガーデニング初心者には心が痛むかもしれないんですが、するかしないかで花の量が全然違うので、必ずやりましょう。知識として知っていてもやってない人は多いです。逆に言うと、花ガラ摘みをするようになると初心者卒業ですね。

植え替え・植え付け

植え替え・植え付けに適した時期・頻度

春か秋に植え付けをします。鉢植えで夏越し・越冬した場合には、根詰まりを避けるために2年に一回、植え替えをしましょう。

用土

植え付けには一般的な培養土を使用します。自作する場合は、赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜた土を使用します。庭に植える場合は、庭土に腐葉土または堆肥を加えて土壌を改良します。

鉢植えの植え付け手順は?

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え付けのときに苗の土を少し揉みほぐすと根が広がりやすいです。

植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの時に地上部を半分の高さに刈り込んで根の負担を軽減させておくと、回復が早まります。

庭植えの手順は?

庭土を20cmほど深く掘り返し、土壌の酸性を中和するために、1平方メートルあたり約100gの苦土石灰をまきます。中和には、通常1週間から10日かかります。中和が終わったら、腐葉土や堆肥を元の土に対して約20%追加し、さらに化成肥料を規定量加えてよく混ぜ合わせます。庭土が粘土質で水はけが悪い場合は、川砂、軽石、パーライトなどを混ぜて水はけを改善します。

植え付けの際には、穴に半分程度の作った用土を戻し、苗を株間を20cm以上空けて配置します。その後、隙間に用土を追加し、最後に充分に水を与えて完成です。

管理場所

冬〜春は日当たりのいいところで管理します。日光が不足すると開花が鈍くなります。

冬の管理

本来は霜にあたっても大丈夫なんですが、冬〜春に流通している苗は開花させるために、温室で育てているため、霜に当たると枯れます。枯れなくてもシナシナになります。購入した苗はまずは霜に当てないように管理します。

霜にあたっても、凍結しても枯れないんですが、ダメージはあるので昨年から栽培していて寒さに慣れている株でもできれば当てない方がいいです。

夏越しのポイント

ローダンセマム・エルフは夏の高温多湿が苦手で、夏は枯れ込むというか、腐ったり弱って、いつのまにか消えてしまいます。夏越しに挑戦する場合は、梅雨前か夏前に株全体を半分くらいに刈り込み、傷んだ葉っぱを取り除いておいて、風通しの良い半日陰で管理し、水やりを少し控えておきます。

秋になって…気温が20度くらいになったら日当たりに移動させて、通常の管理に戻します。

水やり

ローダンセマム・エルフは多湿が苦手なので、水やりは少し控えめにします。葉には水をかけず、できれば土に長い口のジョウロで注ぐようにします。葉っぱにかかると蒸れますし、花にかかると花がしぼみます。

鉢植えの場合は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。

肥料

開花している春(3月〜5月)は、液体肥料を1週間に一回やるか、化成肥料を一ヶ月に一回やります。また、生育をはじめる10月あたりにも同様に肥料をやるとよく生育します。

ただ、ローダンセマム・エルフは肥料が多いと徒長して株が弱くなりますし、夏や真冬の生育していない時期に肥料成分が土中にあると、根を傷めやすいので、この時期には肥料をやらないようにします。

病害虫

アブラムシ
アブラムシは小さな虫で新芽にたかって汁を吸って奇形にし、開花しなくなります。前もって土にオルトランを混ぜておくと予防できます。発生してからオルトランを散布しても効果はあるんですが、すぐには効かないので、発生後はスプレーの薬剤をかけましょう。

立ち枯れ病
土の水はけが悪かったり、水やりが多いと雑菌が繁殖して、管を塞いで枯れてしまいます。土の配合を見直したり、水やりを控えることで予防できますが、高温で蒸れて枯れる頃には春から夏の植物に植え替えるといいです。
スポンサーリンク
ローダンセマム
ローダンセマムの育て方…木質化問題と解決法も
キク科
ローダンセマム・アフリカンアイズ
ローダンセマム・アフリカンアイズの育て方…花が終わったら?
キク科
ローダンセマム・プチマカロン
ローダンセマム・プチマカロンの育て方…梅雨前に切り戻しをして夏越しも
キク科