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リクニス・コロナリアの育て方…種まきの時期は?

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リクニス・コロナリア
目次
リクニス・コロナリアの特徴は?
植え替え・植え付け
栽培環境・日当たり
水やり
肥料
花ガラ摘み・剪定
種の採取・種まきの時期など
病害虫
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学名などの基礎データ
リクニス・コロナリアの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
リクニス・コロナリア
科名
ナデシコ科
属名
センノウ属
学名
Lychnis coronaria/Silene coronaria
別名
酔仙翁
耐寒
マイナス25度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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リクニス・コロナリアの特徴は?

リクニス・コロナリア:リクニス・コロナリアの特徴は?
リクリス・コロナリアはヨーロッパから北西アフリカ・中央アジアに自生するナデシコ科の常緑多年草。冬の寒さ・夏の暑さにも強いのですが、梅雨〜夏の蒸れに弱いので夏に枯れる一年草扱いになることが多いです。しかし、環境が合っていると、こぼれダネで自然に更新されることもあるので、一度植えると来年も生えることもあります。

葉っぱに白い毛が生えていて、モフモフ。白・シルバーに見えるので、葉っぱを主としたカラーリーフとして扱うこともあります。地植えにすると、すぐに大株に育ってよく開花します。花色はよく目立ち、夏の庭で映えます。

現在はシレネ属なのですが以前、リクニス属だった名残で、現在でもリクニスという名前で流通していることが多いです。

日本には江戸時代末期に渡来しました。
草丈60cm〜1m
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同属・別種の白花品種もありますが、葉っぱの形状が全然違います。
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種まき・挿し芽

発芽温度は20度くらい。秋(10月)に採取したリクリス・コロナリアのタネをまいて株を増やします。ポットに用土(上記の栽培用土か種まき用土)を入れ、タネをまいて薄く土をかぶせておき、乾燥しないように水やりをしていると発芽します。

本葉が四枚になったら鉢や庭植えにしていきます。

育苗が遅いと冬越しした春に開花せず、その翌年に開花するので、早めに育苗しましょう。
●秋に挿し芽もできます。でも、株を増やす目的はおそらく夏越し失敗の保険なので、秋にできてもあんまり意味ないかなと思います。挿し芽は通常と同じで、葉っぱのついた芽をとって、挿し芽用土にさして乾燥しないように管理していると発根します。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

秋〜冬〜春に苗が流通するのでこれを植えます。夏越しできた場合は秋に植え替えをします。

鉢底から根が出ていると根詰まりしていることが多いですが、単に鉢底からちょろっと出ているだけのこともあります。土をカラカラにしてから鉢から株を取り出して、土中に根が行き渡っているかどうかをチェックするといいです。

用土

リクニス・コロナリア:用土
鉢植えの場合は一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。できれば培養土に軽石小粒・川砂を2割〜3割ほど入れて水はけをよくしてから植えると、蒸れを予防できてリクリス・コロナリアの夏越しの確率があがります。

自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を少量だけ混ぜたものを使います。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。

鉢の植え付け手順

6号〜7号にリクリス・コロナリアを1苗、植えます。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、用土を少し入れ、リクリス・コロナリアの株を置きます。株の土面が鉢のフチより1cm〜2cm下になるように調節します。この1cm〜2cmは水やりの時に水が溜まるウォータースペースです。株と鉢の隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。

夏越ししたら秋に植え替えをしましょう。寿命があって植え替えても枯れやすいのでタネを採取してまいて更新するか、新しい苗を植え替えるといいです。

庭植えの手順

深さ20cmの穴を掘ります。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して2割だけ混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。水はけが悪い場合は川砂、軽石小粒を入れて水はけをよくするとより良いです。

穴に半分ほど土を戻して、リクリス・コロナリアの株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は30cm〜40cmほど空けます。

栽培環境・日当たり

日光を好みますので日当たりの良いところで育てます。半日陰でも枯れませんがリクリス・コロナリアの花付きが悪くなり、徒長してしまいます。

乾燥に強く、高温にも寒さにも強いので、どこでもいいですが、蒸れに弱いので水はけの良い土にしておくと夏越ししやすいです。

鉢植えの場合は梅雨〜夏は風通しの良いところに移動させて蒸れを防ぐといいですが、梅雨〜夏の多湿でダメージがあり、そのまま枯れることが多いですし、ダメージがその後に持ち越されて、株がすぼんでいくことが多いです。リクリス・コロナリアは一年草扱いと考えた方がいいかなと思います。

水やり

リクリス・コロナリアは比較的乾燥に強い植物ですから、庭植えにした場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。

鉢植えの場合は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。リクリス・コロナリアは乾燥に強く多湿に弱いので、多少葉っぱがしおれてから水をやるくらいに控えた方が調子がよいです。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。

肥料

追肥はほぼ不要。リクリス・コロナリアは肥料が多いと根を傷めて調子を崩すこともあります。庭植えの場合は追肥しません。

しかし、鉢植えの場合は気温が10度〜20度になる生育に適した春(3月〜4月)と、秋(10月〜11月)に株が成長すると春以降の花の量が増えますので、この時期に液体肥料を2週に一回か、春と秋に説明書きの規定量の半分ほどを一回づつ施肥するといいです。といっても鉢植えの場合でも追肥がなくても、それで枯れることはないです。

花ガラ摘み・剪定

花がしぼんだら取り除きます。その方が株の負担が減り、次の花が咲きやすくなります。ただ、こぼれダネを期待するならそのまま放置しておきましょう。

開花が終わると茎が茶色くなるので、茎の根本から刈り取ってください。

種の採取・種まきの時期など

開花後に種ができるので、摘んで紙袋に入れて、濡れないように冷暗所で常温保存しておきます。これを秋(9月〜10月)になったらまけば増やせます。ポットやセルトレイにまいて、育苗してもいいですが、庭にまいてもそれなりに増やせますので、直播でいいですよ。

ただ種まきしてから開花までは2年かかることもあり、丁寧に育苗するのは面倒に思います。

病害虫

イモムシ、ハダニアブラムシカイガラムシがたまに見られます。ウドンコ病灰色カビ病が発生します。灰色カビ病は多湿が原因ですので、風通しの良いところに移動させましょう。
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センノウ
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ナデシコ科