フチンシア・アイスキューブの育て方
目次
フチンシア・アイスキューブの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり病気害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- フチンシア・アイスキューブ
- 科名
- アブラナ科
- 属名
- フチンシア属
- 学名
- Hutchinsia alpina
- 別名
- フッチンシア
- 耐寒
- マイナス25度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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フチンシア・アイスキューブの特徴は?
フチンシアはピレネー山脈やアルプス山脈に自生する
アブラナ科フチンシア属の
宿根草のフチンシアの品種。耐寒性が非常に強く、マイナス25度まで耐えられますので防寒はなくていいです。反面暑さと湿度に弱いので夏越えが問題になります。種まきは秋です。
高温多湿に枯れますが、春に作った
種子が
こぼれダネで秋以降に芽を出します。
あまり
夏越しが出来たという話も聞きませんので、事実上の
一年草扱いです。こぼれダネで増えることや草丈低く
グランドカバー向きであることなど、これから人気が出そうです。
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水やり
鉢植えの場合は、土が乾いているときは水をたっぷりとやります。しかし、指で土を触って濡れていると感じた場合は、
水やりは控えてください。水をやるときは、鉢底から水が出る程度までしっかりと与え、受け皿にたまった水は捨てましょう。
一方、庭に植えた場合は、天然の雨水だけでもほぼ十分です。水やりは必要なく、自然に植物が育っていきます。
肥料
鉢植えの場合は生育する秋〜開花中の間に、液体
肥料を2週間に一回か、一ヶ月に一回緩効性固形化成肥料をやります。
庭植え(地植え)の場合は肥料はなくてもいいですが、調子が悪そうなら肥料をやって様子を見てください。
鉢植えは土中の肥料成分が流れ出やすいため、追肥をした方がいいですが、庭植えは土中に成分が残りやすいので元肥でほぼ大丈夫です。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
冬〜春に苗が流通するのでこれを植えるか、秋に種まきをします。夏越ししたら、秋に植え替えるといいです。
用土
水はけのよい土に植えてください。鉢植えの場合は、市販の
培養土で植え付けをします。自作するのであれば
赤玉土6
腐葉土4に肥料を混ぜて
用土として使います。
庭植え・地植えの場合は庭土に
堆肥か腐葉土を足して、肥料を混ぜて用土とします。
鉢植えの手順
プランターには3株、鉢には7号から8号の大きさの鉢に1株を植えます。
鉢の底に鉢底ネット(鉢底網)を敷き、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れます。株を植えたら、隙間に用土を入れ、最後に鉢から水が出るまで十分に水を与えてください。これで完成です。
庭植え(地植え)の手順
庭土を深さ20cm〜30cmほど掘り返し、
苦土石灰を1平方mあたり100gほどまいて中和させます。中和には1週間〜10日かかるので、中和反応があらかた終わったら、その土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど追加して、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。
穴に半分用土を戻して、苗を株間20cm以上空けて配置し、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやってください。
種まき
ビニールポットに上記の栽培用土か種まき用土を入れ、その上に種を数粒まきます。土を薄く被せて、明るい日陰で、乾燥しないように水をやっていると1週間〜2週間で発芽します。発芽したら元気なのを一つ残して間引いて、一本立ちにします。
その後は木陰で管理して葉っぱが3枚か4枚になったら庭植え・鉢植えにしていきます。一般的には種まきはせず、苗を買います。面倒なので。
管理場所・日当たり
秋〜冬〜春はできるだけ日当たりで管理します。
寒さには強いので防寒は不要です。
夏越しについて
基本的には夏に枯れる一年草扱いです。
夏越しするのであれば、夏の暑さに弱いので暑さ対策して行く必要があります。
西日は避けます。夏は風通しのいい
半日陰に移動するか、寒冷紗やよしずなどで遮光してあげます。もしくは夏になると葉っぱをつける広葉樹の下などに植えます。
また、夏は蒸れやすいので水やりを控えます。風通しをよくするために、葉っぱを間引いたり、
切り戻しをしてあげます。夏越しをするのであれば、土に
パーライトを少し混ぜると、夏越しの確率が上がります。
暖地では無理、
中間地でも難しいです。寒冷地なら夏越しができなくもない〜くらいです。
病気害虫
アブラムシ・
ハダニ・イモムシ系(
ヨトウムシなど)が見られます。
特徴・由来・伝承
ピレネー山脈・アルプス山脈の高原でカモシカの好物。キャッチコピーは「アルプスの花畑」。まだちょっと珍しい植物なのですが、知っている人は知っているので、入荷するとそこそこ売れる植物です。
草丈が低く、横へと広がることからグランドカバーとしても利用されます。
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