ハーデンベルギアの育て方…鉢植えが基本ですが霜に当たらなければ地植えもできます
目次
ハーデンベルキアの特徴は?管理場所・日当たり植え付け・植えかえ水やり肥料剪定病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ハーデンベルギア
- 科名
- マメ科
- 学名
- Hardenbergia
- 別名
- コマチフジ・ヒトツバマメ
- 耐寒
- 2度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ハーデンベルキアの特徴は?
ハーデンベルキアはオーストラリアに自生する
マメ科の常緑
低木。つる性で、生育が旺盛なのでフェンスなどに絡ませて、生垣にすることが出来ます。夏の暑さに弱く、夏に強い
西日が当たって傷んだり、コンクリートの照り返しで傷むので、コンクリートやアスファルトの近くには植えずに、
半日陰になる場所に植えるといいです。
植物としては日光を好むのですが、ハーデンベルキアは比較的耐陰性(日陰でも育つ性質のこと)があるので、
暖地であれば建物の東などの半日陰がよいでしょう。
寒さに比較的強いものの、霜に当たると枯れてしまいますので、鉢植えで育てて、季節ごとで移動させるのが無難です。
樹高ツルで150cm〜200cm
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管理場所・日当たり
暖地であれば、庭植え(地植え)も可能です。庭植え(地植え)にするなら半日陰の場所に植えてください。
鉢植えの場合は、春と秋は日当たりのいい戸外に、真夏は半日陰に、冬は霜が降りるような地域は室内で管理、暖地は冬も戸外の日当たりで越冬させてください。
植え付け・植えかえ
時期
鉢が根で一杯になって、鉢の底から根がワサワサと出てきたら、植え替えをしてください。2年か3年に一回、一回り大きい鉢に植え替えます。
植え替え時期は霜が降りなくなる春(4月)から初夏(6月)の生育時期です。
用土
土は
水はけのよいものを好みます。ハーデンベルキアは水を好むのですが、水をやりすぎると蒸れて枯れてしまいますので、土は水はけのよいものにしなくてはいけません。
赤玉土5
腐葉土3川砂2を混ぜたものか、市販されている
培養土に川砂か
パーライトを1割〜2割混ぜたもので植え付けをします。
鉢植えの植え替えの手順
古い鉢から株を取り出し、土を少し落とします。新しい鉢はそれまでの鉢より一回り大きなものを用意します。鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を入れ、
用土を入れ、株を入れて、その隙間に用土を入れていきます。そして、根の負担を減らすために、地上部を半分ほど
切り戻します。
最後に、水をたっぷりとやって完成です。
絡ませる支柱を挿して、誘引させましょう。
庭植え(地植え)の手順は?
霜に当たらなければ庭植えも可能です。
深さ30cm〜40cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か
堆肥を庭土に対して2割か3割混ぜて、化成
肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
ツル性なので、トレリスやフェンスに絡ませましょう。
水やり
ハーデンベルキアは加湿と乾燥に弱いので、
水やりに気をつけてください。
春〜秋の水やり
鉢植えの場合は、春~秋に掛けては土の表面が乾いてきたら水をタップリとやるようにします。
庭植え(地植え)の場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、様子を見て水切れするようなら、水やりをしましょう。
夏の水やり
真夏は鉢植えでも庭植え(地植え)でも朝と夕方の二回、水をやってください。太陽が高いときに水をやると、水が熱されて根をいためてしまいますので真昼の水やりはやめておきましょう。
冬の水やり
冬は生育しないので、ほとんど水を必要としません。鉢植えであれば土が乾いてから5日前後、経って水をやってください。地植えであれば冬は水やり不要です。
肥料
鉢植えの場合のみ、花が終わってから根元に遅効性の固形肥料を与えてください(お礼肥)。量は少なくて大丈夫です。肥料の説明書きの半分くらいにしておきます。
マメ科の植物は窒素成分の多い土壌だと花が咲きづらくなりますので、肥料の量は少なめにしましょう。
庭植え(地植え)の場合は、追肥は不要です。
剪定
秋に
花芽ができるので、秋〜開花の時期までは
剪定を避けます。他の時期であれば、邪魔なら適当に剪定しても問題ありません。
挿木で増やす
5月〜6月の生育時期に、2節〜3節を取り、下葉を取って、土に挿して、乾燥しないように明るい日影で管理していると発根し、株が増えます。用土は赤玉土単用でもいいですが、栽培用土でも可能です。簡単に増えます。
病気・害虫
カイガラムシ
カイガラムシが発生しやすい。株が弱ってそのままkれることも十分あります。カイガラムシは蝋(ロウ)に覆われていて、薬剤が効きにくいので、歯ブラシで削ぎ落とし、その上で、幼虫を駆除するために薬剤を散布するといいです。薬剤や性質についての詳細は以下のページを参考にしてください。
アブラムシ
アブラムシが新芽にたかって弱らせることがあります。
オルトランを前もって使っておくといいです。
ハダニ
★ハダ乾燥して高温になると発生します。葉っぱに水をかけると予防できます。
特徴・由来・伝承
ハーデンベルキア(ハーデンベルギア)はオーストラリアとタスマニア原産の植物で、つる性の花木になります。1990年代に日本にやってきたので、比較的新しいガーデニング植物と言えます。
オーストラリア原産だと寒さに弱いような気がしますが、なかなか寒さに強いのが特徴で、もちろん霜に当たると枯れますが耐寒温度が2℃と寒さにも充分な耐性があり、暖地では越冬も可能です。
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