ベビーリーフの育て方

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ベビーリーフの基礎データ
ベビーリーフ
科名アカザ科・アブラナ科
学名Baby Leaf
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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植え
肥料
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ベビーリーフとは?

葉野菜の新芽(発芽後10日から30日くらい)を食べるために育てたものを「ベビーリーフ」と呼びます。ベビーリーフの種子は大抵は何種類かの葉野菜が混じっています。これを土に撒いて発芽させて、葉っぱを食べます。もしくは、苗を売っていますので、植えて育てて食べます。初心者向きの家庭栽培で栽培期間が短くてスペースも狭くてもよいです。
ベビーリーフ:補足情報
ベビーリーフの中には、ミズナ、ホウレンソウ、テーブルビート、レタス類、カラシナ、エンダイブ、ターサイ、マスタード、小松菜、チコリ、スイスチャード、ケール、ルッコラハーブ各種などが入っています。

春に植えたら、随時収穫
ベランダにプランターなどで育てれば、収穫⇒追肥、もしくは収穫⇒種を撒きなおして更新、と秋まで収穫も可能です。夏になり高温になるとトウが立って花が咲きやすくなるので、トウが立つ前に収穫します。夏は二、三日で発芽して3週間で収穫。冬は発芽まで1週間かかり、収穫まで6週間かかります。
まとめ
●日当たりで管理。
●土が乾いていたら水をしっかりとやる。
培養土に最初から入っている肥料で1回目の収穫は十分。二回以降は様子を見つつ、肥料をやる。
●栽培キットが便利。
●栽培は簡単。初心者向けです。

水やり

水やり
まだ発芽していない場合は、霧吹きで土を飛ばさないように、遠くから水をやりましょう。発芽して、少々水を流しても大丈夫なら、土にしっかりと水をやります。鉢底に穴が空いているならば、鉢底から水がしみ出す位にしっかりと水をやりましょう。

発芽して大きくなったら、土が乾いていたら水をやるようにします。

肥料

収穫したら肥料を
最初の収穫までは肥料は必要でないです。2回目以降、本葉が出た時と、葉っぱが10センチくらいに成長して収穫した後に、液肥か緩効性肥料をやってください。肥料が無いと徐々に葉っぱが黄色くなり、成長が鈍くなります。もしくは、葉っぱを抜いて…全部を収穫して、新しい種子を撒いて更新します。
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管理場所・日当たり

出来るだけ日当たりで育てます。室内でも日当たりで。ベビーリーフは多少日当たりが悪くても、そのくらいの方が葉っぱが柔らかくて美味しいです。
室内・温室内なら一年中栽培、収穫が可能。プランター栽培が便利。もちろん地植えも可能です。地植えの場合は冬は収穫できず、夏はヨシズなどで遮光する必要があります。

栽培手順

用意するもの

土を用意
用土は市販されている花と野菜の土(培養土)です。もしくは赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。庭に植える場合は、一週間前に苦土石灰堆肥を混ぜておきます。
●土は一般的な培養土でいいですが、種まき用の土を使うとより成功率が高くなります。ただ、種まき用の土は肥料が入っておらず、後から…本葉が出て来た頃から肥料を追加する必要があります。

プランターでもいいし、他のものでも
栽培キットには容器が混みなので、これを使います。根がしっかりと張る前に収穫するんで、プランターでなくても…もっと浅い入れ物でもいいです。イチゴのパックとか発泡スチロールの箱とか、穴を空けて水さえ抜ければ大丈夫です。もちろん、丸い普通の鉢でもいいです。
種子
種子は百均でも売ってますし、ホームセンターなどにもあります。栽培キットなら必要なものが全て入っているので便利ですよ。最初はこれから始めてもいいですね。
●レタス系…発芽温度は15度〜20度。レタス系は夏になると気温が高すぎて発芽しにくくなります。そこで濡れたティッシュで挟んで、冷蔵庫で一晩冷やすと発芽率がよくなります。
アブラナ系…発芽温度は10度〜30度。一年中、安定して収穫可能。ただ、害虫がよく発生する。

種まき

種まきをしましょう
器に土を入れて、まずは土に水をやります。土をしっかりと濡らさないと種子が発芽しません。水は器の水抜きの穴から水が出てくるくらいにしっかりとやり、水が溜まって器の縁までくるくらいにやります。

種は重ならないようにまきましょう。種を指で摘まんでパラパラと撒きます。ゴチャっと撒いて種子が重なると、葉っぱが重なって生育不良を起こします。その上に土を5mmほどかぶせ、軽く土を抑えます(種子が流れ出ないようにするため)。その土の上から霧吹きで水をやります。ジョウロで水をやると種子が流れていってしまいます。種子が芽を出すまで春なら7日、夏なら3日ほど掛りますが、その間、土が乾かないようにマメに霧吹きを掛けてください。発芽するまでは乾燥しないようにします。土の上に新聞紙をかけて乾燥を防ぐといいです。
●新聞紙は発芽したらすぐに取り除きます。そのままだと苗がモヤシ状態になります。
●種子は適当にパラパラと蒔かずに、筋蒔きにすると、雑草を区別がついて便利です。深さ1cm程度の筋を棒か何かで作り、そこに1cmおきに種子を入れて、同様に土を被せて乾燥しないように管理します。

土に種を撒くか、苗を植えます
庭植えする場合は10センチ間隔の条を作ります。

発芽と間引き

発芽と間引き
冬〜春、秋なら7日、夏なら3日で発芽します。発芽したら間引いて株間2cmにします。この間引き菜も食べられます。さらに大きくなったら株間4cmくらいに間引いていきます。

防虫ネットをかける

春〜秋は防虫ネットを
5月〜10月は防虫ネットをしましょう。ネットで多少、遮光されても、ベビーリーフはそのくらいの方が柔らかくなって美味しいです。特にアブラナ科を狙ってモンシロチョウが来て卵をうみつけます。モンシロチョウの芋虫は食欲旺盛で、あっという間に株を丸坊主にしてしまいます。
●地植えでもワイヤーでトンネルを作って防虫ネットをかけます。

収穫

楽しい収穫
葉っぱが大きくなってきたら、収穫します。どのくらいの大きさが美味しいかは好みと種類にもよりますが10cm〜15cmくらいです。ちょうどいい大きさを探りましょう。ちょっと早めに収穫したほうが美味しいです。育った葉っぱから摘み、新芽を残していけば継続して収穫できますが、それも何回かが限界で、徐々に生育が鈍ってきます。また、花が咲いたら収穫はおしまいです。適当なところで株全体を収穫し、次のベビーリーフの種まきをするといいです。
●外葉から収穫する場合、長期収穫することになるので様子を見つつ、肥料をやる。
●普通、「健康的に育てる」ことが栽培のコツなんですが、ベビーリーフは多少軟弱な方が美味しいため、硬くなる前に収穫するか、日光を遮光して少し軟弱に育てた方が柔らかくて美味しいです。

再収穫へ

全部収穫してしまったら、土の中の残った根を取り除き、もう一度収穫しましょう。もう一度「種まき」のところからやり直して、栽培、収穫します。すでに栽培しているため土中の肥料が減っていますから、2回目、3回目は肥料切れを意識しつつ、追肥をしながら栽培していきます。
●虫が発生していないなら、節を一つか二つ残して切り戻せば、種子を蒔き直さなくても収穫できます。
●培養土は最初から肥料が入っていて、2回くらいは続けて栽培可能。
●肥料が切れてくると葉っぱが黄色くなります。
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