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スイスチャードの育て方

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スイスチャード
目次
スイスチャードとは?
水やり
肥料
植え付け
作業
管理場所
病気・害虫
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学名などの基礎データ
スイスチャードの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
スイスチャード
科名
アカザ科
属名
フダンソウ属
学名
Beta vulgaris var. cicla
別名
西洋不断草・不断菜・アマナ・トキシラズ・タウヂサ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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スイスチャードとは?

スイスチャードは地中海原産のアカザ科一年草。茎が赤や白のビーツの仲間。ベビーリーフとしての収穫は種まきから20日後、大株にして収穫するのは種まきから40日〜50日後です。

秋(9月)に種まきして11月に収穫する「秋まき」と、春(4月以降)から夏にかけて栽培する「春まき」があります。秋から冬に育てる「秋まき」が初心者向け。夏でも種をまいて収穫できますが、若干高温多湿に弱く、夏に栽培して収穫するのは初心者は避ける。

酸性の土が苦手で畑栽培する場合は苦土石灰で中和する。株間を30cmにして、大株に育てて、葉っぱの外側から一枚一枚剥ぎ取って収穫すれば長く収穫も可能。
草丈20cmから30cm

由来など

アカザ科の野菜。ベランダでも育てられる。和名の「不断草」はほぼ一年収穫できることからついた名前。ホウレンソウよりクセがなく色が鮮やか。ホウレンソウが夏に収穫できないのに対してスイスチャードは夏でも収穫可能。
ベビーリーフの中に入っている。

まとめ

●若い葉が美味しく、大きく育つと固くなる。
●初心者は春か秋に植えて育てるようにする。
●植え付けから一ヶ月くらいで収穫可能。
●カラフルなので食用ではなく、観賞用として育てるガーデナーも多い。
用土は普通の培養土で。
●日当たりで管理。
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水やり

スイスチャードはどちらかというと乾燥に強くて、過湿が苦手ですので、葉っぱが萎れる前に水をやる程度に乾燥気味に管理します。もしくは、土が乾いていたらしっかりとやります。鉢植えやプランターの場合は鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。土が濡れているのに水をやっていると過湿で病気になりやすい。水切れをすると生育不良を起こします。
参考水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)

肥料

植え付けの時にやった肥料で大体は大丈夫ですが、生育があまりに鈍い場合は、液体肥料を一週間に一回やります。肥料の窒素分が多いと病害虫が発生しやすくなります。

植え付け

時期

植え付け時期は春から秋。収穫まで一ヶ月くらい。夏に種をまいて収穫はできますが夏は育てにくいので春と秋に植えるのがいいです。

用土

酸性の土を嫌う。中性からアルカリ性の土じゃないと駄目。庭植えする場合は必ず苦土石灰で中和しておきます。そこに化成肥料をやります。

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。一般的な培養土は肥料も入っていて、中性に調整しているので結局これが安上がり。

ポットや育苗箱に種まきして育苗

5月から9月あたりに種まきをして育苗して植えます。発芽温度は25度から28度。栽培用の用土を入れた育苗箱やビニールポットに種まきをして土を薄く被せます。乾燥しないように水をやってください。霧吹きでやるといいです。日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。本葉が4枚以上になったら庭や鉢に植え替える。

ポット内に根が行き渡る前に植えましょう。遅いと植えても生育不良を起こします。
●種は撒く前の日に一晩、水につけていると発芽しやすくなる。
●スイスチャードはゴツゴツした一個の中に3個から5個の種子が入っていて、一個の種球から複数の芽が出る。
●間引く時に土を引っ張って、他の株の土を削いでしまうようなら、ハサミ切ってしまって間引きとする。

畑の畝に直播する

用土を作り、幅60cmから90cm高さ15cmの畝を作って、条の間を60cmに取って、種を撒きます。種をパラパラを撒いていきます。あとは軽く1cmほど土をかぶせて、乾燥しないように水をやります。発芽したら、勢いのいいのを残して間引きます。
●普通は苗を作って、植える。直播は虫や鳥が食べに来るので、思い通りにならない。

鉢への植え付け手順

鉢植えならば8号から10号の鉢に一株か、プランターの場合は二株か三株。プランターはできるだけ深いものを用意します。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
●ポットの土は絶対に崩さない。ほぐさない。ほぐすと生育不良を起こす。
●65cmのプランターに二株植えると大株に、三株植えると子株に。

庭(畑)の植え付け手順

庭植えの場合は、深さ15cm〜20cmを掘り、その土に苦土石灰1mあたり150gをまいて中和させておく。中和には1週間かかりますので、反応が終わるのを待ちます。苦土石灰は化成肥料などと化学反応を起こすので、待つのが面倒なら有機石灰を使いましょう。
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掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割いれて、化成肥料を説明書きの容量だけ入れてよく混ぜて用土とします。幅60cmから90cm高さ15cmの畝を作ります。ビニールマルチをすることで乾燥予防・雑草予防にもなります。マルチに穴を空け、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
●ポット苗の土は崩さず、根はほぐさない。
●株間は15cmから20cmで子株。30cmほど空けると大株に育てられます。

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作業

中耕・土寄せ

草丈が10cmから15cmくらいになったら、株の近くの土を軽く耕して、スイスチャードの株元に寄せます。生育が悪い場合はこの時に肥料をやります。土を寄せる時に茎と茎の間に土が入らないようにします。

収穫

種まきから一ヶ月から一ヶ月半で収穫。苗植えから植えてから3週間から一ヶ月で収穫。収穫のときは根本からハサミやナイフで外側の葉っぱから切り取ります。もちろん株をゴッソリ収穫してもいいです。
●大きく育つと葉っぱが固くなって美味しくなくなるので、早めの収穫でもOK。この辺りは
●9月以降に種まきした場合は収穫まで二ヶ月くらい掛かることもある。

管理場所

日当たりの良い、風通しの良いところを好みます。生育温度は15度から20度とされますが、夏でもゆっくり生育します。ただし、夏は虫が発生しやすくなり、若干高温多湿に弱く、葉っぱが腐りやすいので、初心者は春(4月5月6月)か秋(9月10月)に育てるといい。

病気・害虫

アブラムシヨトウムシベト病

比較的病害虫は発生しづらいが、もちろん発生する。防虫ネットを被せたほうがいい。窒素の多い肥料をやると病害虫が発生しやすい。
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