ジニア・リネアリスの育て方

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ジニア・リネアリス
目次
ジニア・リネアリスとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
切り戻し
花ガラ摘み
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ジニア・リネアリス
科名
キク科
属名
ジニア属
学名
Zinnia angustifolia
別名
細葉百日草・ジニアアングスティフォリア
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ジニア・リネアリスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ジニア・リネアリスとは?

ジニア・リネアリスはキク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)の一年草。リネアリスというのは「細い線」という意味。学名はジニア・アンギスティフォリア(Zinnia angustifolia)です。この二つは同じ種を指した言葉です。

春から秋に掛けて花が絶え間なく咲き、初心者向けの育てやすいガーデニング材。草丈は30センチから40センチで、花は直径4センチから6センチ。和名の細葉百日草の名前に違わず長期間開花させる、育てやすい初心者向け園芸材です。ジニアがよく掛かるウドンコ病にも掛かりにくいとされます。育て方はジニア(=ジニア・エレガンス)と同じです。
冬には寒さで枯死する一年草です。草丈は30cm〜40cm。
育て方は
ジニア(百日草)の育て方
ジニア(百日草)の育て方
キク科ヒャクニチソウ属Zinnia elegans
と同じなので参考にしてください。
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水やり

ジニア・リネアリス(細葉百日草)への水やりは土が乾いたら、鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。どちらかというと乾燥に強く、長期間ジメジメしていると根が腐ってきますので、水のやりすぎに注意してください(ジニアの中では多湿に強い方とされますが、やっぱりジメジメには弱いです)。
水をやる前に土を指で触ってみて濡れているなら水はやらないようにします。夏はさすがに高温と乾燥で鉢植えでも庭植えでも水切れを起こしますので、気をつけて水やりをします。

鉢植えの場合は春は土が乾いたら水をやり、夏になったら朝と夕方の2回、しっかりと水をやります。朝・夕とやっても水切れをするようならば、半日陰に移動させて養生します。

庭植えの場合は植え付けして根付いたら、基本的には自然に降る雨だけでもいいです。ただ夏など乾燥するときは土の様子を見て水をやります。

肥料

非常に長期間花が咲き、肥料をほしがります。肥料が切れるとエネルギー切れして花が咲かなくなります。肥料が無いことで枯れる、ということは無いのですが、せっかくなのでしっかりと施肥してください。生育期間の間は一月に一回緩効性固形肥料をやるか、一週間に一回液肥をやります。

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植え付け・植えかえ・種蒔き

太い根が生えていて、これを傷つけると生育不良を起こしたり、枯れることがあります。植え替えは苦手で、出来るだけしません。苗を植える場合でも、ポット内の土を落とさないで植えて、植えた後もあまりギュッと抑えつけないようにしてください。

種まき

発芽温度が高く(20度~25度)、種子を撒くのは4月~5月の温かくなってから。ポットに二粒か三粒を植えて、5mmほど薄く土を被せて、日陰で乾燥しないように管理していると発芽します。本葉が数枚(4枚〜5枚)を出してから、鉢植えや庭植えします。

用土

水捌けの良い土を好みます。一般的な培養土に植え付けましょう。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

鉢植え

6号〜7号鉢に1苗か、10号鉢に3苗くらい。プランターなら3苗か4苗。
鉢底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cmか3cmほど入れ、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後に水をしっかりやったら完成です。
苗の土はほぐさないで植えてください。根が傷つくと生育不良を起こしてしまいます。
基礎的な植え替え…用意するものと手順
基礎的な植え替え…用意するものと手順
ガーデニング基礎知識・雑学

庭植え

植え付けの2週間前に、前もって深さ20cmほど掘り返して苦土石灰を混ぜて中和してからおきます。植え付けの2週間前に腐葉土か堆肥を元の土に対して3割か4割ほど足して、化成肥料を1平方mあたり100gほど足して混ぜます。また水はけが悪いならば、川砂・軽石・日向石を混ぜるなどして水はけをよくしてから植え付けをしてください。
それで植え付けします。株間は15cm〜20cmほど空けて植えます。
直根性なので苗の土はほぐさないで植え付けてください。

管理場所・日当たり

日当たりを好み、日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
夏の日差しにも負けませんが、鉢植えだと高温で水が蒸発して水切れが起きやすいので、水やりを気をつけるか、あまりに水切れするようならば半日陰に移動させます。

切り戻し

花が一通り開花したら、株全体を半分ほど切り戻すと、摘芯にもなり、枝が増えて株が大きくなり、よく開花します。梅雨前か夏前に切り戻しをすると、1ヶ月ほど開花はないですが、ジニア・リネアリスにとってちょっとキツイ夏の間に養生して秋に綺麗にたくさん開花しますのでおすすめです。

花ガラ摘み

花が終わったら花を摘んでやると次の花が咲きやすくなります。

病害虫

日当たりで乾燥を好むので、水を控えていると「ハダニ」が発生します。たまには葉っぱに水を掛けるようにしてやると予防が出来ます。ハダニは葉の裏に潜んでいるため水をかけるときは葉っぱの裏にかけましょう。
ハダニ
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他にはアブラムシコナジラミが発生します。これらは見つけ次第、薬殺するようにします。
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特徴・由来・伝承

ジニア・リネアリス:特徴・由来・伝承
ジニア・リネアリスとジニア・エレガンスを交配させたものが「ジニア・プロフュージョン」です。プロフュージョンの方が花が大きいです。ヒャクニチソウの仲間で葉っぱが細くて、他のジニアとは印象が違います。以前はオレンジと黄色くらいしかありませんでしたが、現在は白やピンクなど他の色もあります。
意外とお店で見かけない。店で売っているときはかなり安いことが多い。リネアリスは細いという意味の言葉で、リネアリスを学名に持つ種が他にもある。リネアリスとアングスティフォリアが同一の種(シノニム)となった経緯はよく分からないです。
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