コロニラ・バリエガータの育て方…苗の庭植え・鉢植えの植え方は?

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コロニラの基礎データ
コロニラ
科名マメ科
属名コロニラ属
学名Coronilla valentina
別名コロニラバレンティナ
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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コロニラとは?

コロニラ:コロニラとは?
コロニラはマメ科の常緑低木学名はコロニア・バレンティナで、画像の斑入りは「バリエガータ」です。ほぼ、このバリエガータがコロニラとして流通しています。花が咲いていない時期もカラーリーフとして優秀です。土の表面が乾いたら水をタップリとあげてください。水をやり過ぎると根が傷みます。

寒さには強くてパンジービオラ並みに、多少の霜が降りても大丈夫。その反面、高温多湿に少し弱いので、夏は風通しのいい場所で管理しないと夏越しが出来ずに枯れてしまいます。乾燥気味を好みますが、水切れも大敵。土が乾いたらしっかりと水をやってください。

日光を好みますが、直射日光には葉焼けを起こしてしまうことがあります。日陰にはある程度の耐性がありますので、風通しのいい半日陰の場所に植える……半日陰のガーデニングに便利な植物です。
樹高40cm〜1m

最初に育て方のまとめ

●寒さに強いがマイナス5度以下の強い霜には弱い。そんな霜が降りない地域で戸外で越冬可能。庭植えも可能。
●土が乾いたら水をやる。
肥料はなくてもいいです。
●移植が苦手で、植え替えの際に古い土が落とせないため、植え替えるたびに大きな鉢になっていく。限界を越えるようなら、挿木で更新する。つまり古い株は廃棄する。

植え付け・植えかえ

時期

花の咲いていない、夏以外の時期に鉢の植え替え・苗の植え付けを行います。開花しているときに植え替えると調子を崩してしまいます。調子を崩すってのは生育が止まってしまい、弱っていく状態です。しばらくすると回復するのですが、そのまま枯れることもあるので開花時期は避けましょう。

3月前後に市場に出てきます。寒さに強く、ビオラ並みに頑健で、弱い霜なら当たっても枯れません。ただし、3月前後に市場に出る苗ものは温室で育てているので、いきなり戸外に出すと寒さにやられるかもしれません。そこで、徐々に寒さに慣らしていくといいですが、その年は室内管理して寒さに当てるのは来年にしときましょう。

移植・植え替えの注意!

コロニラは移植を嫌いますので、鉢植えで買った場合、植え替えの際に古い土を落として植え替えは厳しい。植え替えのたびにひとまわり大きなものに植え替えることになります。庭植えにした場合も移動はできませんので、植える前に植える場所をよく考えてください。

用土

用土は一般的な培養土を使います。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

鉢植えの植え付け・植え替え

古い鉢から株を取り出し、古い土を落とさず、根をいじらないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。根をいじると株が生育不良を起こします。新しい鉢の底に穴を塞ぐ網を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を敷き、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやります。これで完成です。

植え替えは2年に1回やります。根詰まりするようなら毎年植え替えをします。となると、すぐに鉢が大きくなって管理に困るので、その場合は挿木で新しい株を作って、古い株を廃棄します。

庭植えの植え付け

植え付けの1週間前に直径30cm、深さ30cmの穴を掘って、庭土に対して2割ほど腐葉土か堆肥を混ぜて用土とします。植え付けの日に土を半分穴に戻して、株を入れて、用土を隙間に入れていき、水をやって完成です。元肥として少量の化成肥料をやるといいです。
●マメ科植物で空気中の窒素を土に取り込む根粒菌を持っているため、痩せ地でも育ちます。
●幼木のうちは茎は弱いので、何かに沿わせて立たせるかしないといけません。

管理場所

日当たりで管理します。夏の暑さに少し弱いので、夏は半日陰で風通しの良いところで管理してください。半日陰くらいでは問題なく生育します。ただし花の数は減ります。

耐寒温度はマイナス5度と寒さに強く、暖地では常緑で越冬しますので、庭植えも可能。寒冷地では場所によっては洛陽しつつも春に芽吹きますが、基本的には鉢植えにして冬は室内の日当たりで管理します。中間地は微妙。管理人は中間地に住んでいるのですが、マイナス5度の強い霜は何年かに一回降ります。関東で戸外で越冬しているので、中間地でも庭植えは可能ですが、「絶対ではない」と考えて植えるようにした方がいいと思います。

水やり

コロニラは比較的、乾燥気味環境を好む植物で、年間を通して乾燥気味に管理します。しかし、かといってサボテン並みに乾燥に強いというわけもなく、水切れも普通に起こします。他の植物より乾燥を好む!くらいに思ってください。鉢植えの場合は土が乾いたら、水をやるという通常の管理です。

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。乾燥する時期は…夏だけでなく冬の乾燥時期も土の様子を見て水やりをしてください。

寒さに強くて、寒い時期でも意外と…冬の割には…水を吸い上げるために、他の植物と同じ感覚で冬の水やりをしていると、水切れを起こしやすいので気をつけてください。

肥料

マメ科で空気中の窒素を取り込むため、あまり肥料を必要としない。窒素は葉っぱの肥料なので、花のために春と秋に少量の緩効性化成肥料をやると開花しやすくなります。肥料がなくても枯れることはないですので、あくまで肥料は控えめ。
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剪定

コロニラが生育して幹が太く「木質化」してきたら、かなりいい感じに成長して、花がさくたん咲くようになります。こうなってから、2年に1回くらいの頻度で、早春(2月下旬〜3月)に株全体を切り戻して、新枝を出させて更新するといいです。

挿木で更新する

増やしたい場合は、4月〜7月に出た新枝を使い、挿木をします。7cmほどに切り、下葉を取り、水揚げをします。水揚げとは切り口を水につけて、葉っぱの先まで水を行き渡らせることで、水につけて30分〜1時間ほどで葉っぱがパリっとします。パリっとしたら、赤玉土小粒単用か挿木用土に挿します。節の下で発根しますので、その辺りが土の中に浸かっているように挿してください。

あとは乾燥しないように水をやりつつ、日陰で管理していると発根します。発根したら用土に植え付けてください。一つで成功するわけじゃないので、複数の挿木を作ってください。
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