ボロニア・ヘテロフィラの育て方

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ボロニア・ヘテロフィラ
目次
ボロニアの特徴は?
水やり
肥料
植えかえ
管理場所・日当たり
剪定・切り戻し
病害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ボロニア・ヘテロフィラ
科名
ミカン科
属名
ボロニア属
学名
boronia heterophylla
別名
ピグミーランタン、ボロニア・ヘテロフィラ
耐寒
5度
水やり
水を好む
場所
日の当たる室内
難易度
上級者向け
ボロニア・ヘテロフィラの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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ボロニアの特徴は?

ボロニアミカン科ボロニア属のオーストラリア原産低木スズランのような花で甘い香りがします。冬の寒さにも弱く(5度以上)、霜に当たると枯れます。乾燥した林に生えるため、夏の暑さや多湿にも弱いので初心者には難しい植物ですが、香りがよく、淡いピンクの鮮やかな花と、まんまるなツボミがかわいらしく、人気のある植物です。

水をやりすぎると、根が腐りますが、乾燥にも弱く、水切れになると、葉っぱが黄色くなりパラパラと落ちていきます。初心者には栽培はなかなか難しい。夏になんやかんやで枯れることが多いので、ボロニアは春〜夏までの良い香りのする「一年草」くらいの感覚が精神的には健康です。
樹高60cm〜
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水やり

土が乾いたら水をやります。土が濡れているなら水はやらないでください。水をやるときは鉢底から染みだす位にしっかりとやります。水が切れると、ほぼほぼ一発で葉っぱが落ち、そのまま枯れてしまいますので、水切れにも注意します。

水やりの頻度は季節によってもかなり違いますし、土の配合によっても違いますので、これとは明言できませんが、春と秋は晴れたら毎日、夏は毎日、冬は数日に一回くらいでしょうか。あくまで目安ですが参考にしてください。
●水が切れるのは「水やり忘れ」もあるんですが、そもそも鉢の土が少なすぎるのかもしれないです。店頭に販売されている鉢は根詰まり寸前なので、水切れしやすいです。

肥料

生育期の春(3月〜6月)と秋(9月〜11月)に液体肥料を一週間に1回ほどやってください。真夏は暑すぎて生育が止まりますので肥料はあげないでください。肥料はリン酸の少ない液体肥料を使いましょう。

もしくは油粕か化成肥料を春に一回、株元にやります。
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植えかえ

時期・頻度

開花後の春(5月〜6月)か、夏越しした秋(10月前後)に植え替えをします。

ボロニアは根の成長速度が速く、すぐに鉢が根でいっぱいになります。そこで植えかえは毎年やってください。根が詰まりすぎると、水持ちが極端に悪くなり、葉っぱが落ちて最悪枯れてしまいます。

店頭に並んでいるボロニアの鉢はすでに根詰まり寸前なので、購入後にはすぐにひとまわり大きな鉢に植え替えをした方がよいでしょう。

用土

土は鹿沼土5ピートモス3パーライト2(もしくは軽石)を混ぜたものか、市販の培養土1対して鹿沼土1を混ぜて水はけをよくしたものを使ってください。もしくはサボテン用の土を使います。

サボテンの土が便利です。
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植え替えの手順

植え替えるときは、基本的に根の土を崩さずに、鉢底の根を十字に切って少し広げてから、一回り大きな鉢に植え替えます。

鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするためと、水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cm〜3cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
●植え替えはボロニアにとってストレスです。負担を減らすために枝を半分ほど切り戻すとよいです。ただ、春でも秋でも切り戻すと花芽を切ることになり、開花が少なくなります。
●夏を越した秋に土を3分の1ほど、古い土を落として同じ大きさの鉢に植え替えることも可能です。その際は地上部を半分切り戻してストレスを減らしましょう。

管理場所・日当たり

日光を好みますので、戸外の日の当たる場所か室内の日当たりに置きます。

夏越し

ボロニアは夏の直射日光には弱いので、夏場は室内か、戸外の明るい日陰に移動させてください。特に夏の乾燥が苦手です。

越冬

耐寒温度は3度〜5度以上なので、暖地では戸外で越冬も可能ですが、冬は室内で管理するのが無難です。霜に当たらないように、霜が降りる時期までには室内の日当たりへと移動させてください。最低気温が10度を切ったら室内に取り込むようにしましょう。

冬は室内の日当たりで管理します。

剪定・切り戻し

花が一段落した、梅雨前か夏前に株全体の高さの半分ほどに切り戻し、傷んだ葉っぱを取り除き、風通しをよくします。風通しをよくすることで、夏越ししやすくします。切り戻しは摘芯の意味もありますので、葉っぱの根本から脇芽が出てきます。この枝にまた花が咲きます。

9月には翌年の春に咲く花芽が出来ています。8月以降は切り戻しをしません。8月以降に剪定すると翌年の花が咲かなくなります。

病害虫

ハダニ
乾燥すると発生しやすいため、葉っぱに水をかけると予防できるが、ハダニが発生しやすい夏は蒸れを避けたい時期でもあるので、葉っぱに水はかけられない。発生したら薬剤で駆除しましょう。
ハダニ
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病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

アブラムシ
葉っぱの汁を吸う虫で、新芽を好んでたかる。発生したらテデトールするか薬剤で駆除する。
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特徴・由来・伝承

ミカン科の植物なのでとてもイイ香りがします。スズランのような花が花が咲き乱れて、華やかなので人気があります。冬の終わりから初夏に掛けて出回りますが、暑さと寒さに弱いために、購入か贈答で貰った後には枯れる人も多いです。
別名「ピグミーランタン(小人の提灯)」
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ミカン科