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ベロニカ・オックスフォードブルーの育て方

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ベロニカ・オックスフォードブルー
目次
ベロニカ・オックスフォードブルーとは?
庭植えの水やり
鉢植えの水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
病害虫・剪定
剪定
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ベロニカ・オックスフォードブルーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ベロニカ・オックスフォードブルー
科名
ゴマノハグサ科
属名
ベロニカ属
学名
Veronica peduncularis 'Oxford Blue'
別名
ベロニカペドゥンクラリス・ベロニカジョージアブルースピードウェル
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ベロニカ・オックスフォードブルーとは?

ベロニカ・オックスフォードブルーはゴマノハグサ科宿根草ベロニカ・ペドゥンクラリス(Veronica peduncularis)の品種。ベロニカのほかの種類と違って、地面を這うタイプ。春に開花し、秋に葉っぱが紅葉し、銅葉になります。冬も葉っぱが残るが、あまりに寒いと地上部が消えることもあります。それでも根が枯れていなければ春に芽吹きます。基本的に頑健で初心者でも育てやすい宿根草です。

グランドカバーにも使えます。草丈が低く、常緑なのでよく繁茂しますので多少は雑草防止にもなります。

耐寒温度はマイナス6~10度で、南関東なら戸外での越冬はOK。耐暑性もあり、夏越しも可能。花は受粉すると落花するが、次々咲くので気にならない。

育てやすいというか頑健で、いつのまにか繁茂している。しかし草丈も低いし、花も楚々としていて、邪魔にならず、問題ない。庭に植えっぱなしが基本。
草丈5cmから20cm、這うタイプ。
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庭植えの水やり

庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。ただし水をよく吸い上げる開花時期や、真夏の乾燥時期は土の様子を見て水をやってください。

鉢植えの水やり

春から秋の水やり

一般的な水やりをします。土が乾いていたら水をやり、水をやるときは鉢底から染み出すくらいにしっかりとやります。頻繁に水をやると根腐れを起こすので注意してください。受け皿に水が溜まっているときは捨ててください。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなりますので、水は控えます。土が乾いて数日たって水やりをするくらいに控えます。控えるのは頻度で水量は夏と同じです。鉢底から水が出るくらいにしっかりとやる。

肥料

ベロニカオックスフォードブルーは肥料がなくてもしっかりと花が咲きます。むしろ肥料が多いと花が減るので注意です。それでも少し肥料があったほうが生育が良いので、春と秋に緩効性固形肥料を一ヶ月に一回やるか、液体肥料を二週に一回やります。
そういう手間を掛けて育てる植物じゃない。肥料がなかったからといって枯れるものでもないのでなくてもいいです。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期・頻度

流通自体は冬から初夏までありますが、耐暑性があるといっても、夏を越すとは限らない(環境地域による)ので、できれば冬のうち…遅くとも春までに植え付けをして花を楽しみます。

鉢植えは根がよく張るので一年に一回、春(3月〜5月)に植替えをするようにします。

用土

鉢植えの場合の用土は市販の花と野菜の培養土を利用します。自作する場合は赤玉土腐葉土4を混ぜたものを使います。

庭植えの場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて用土とします。庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出し、古い土を三分の一ほど落としておきます。同じ大きさの鉢に植え替えることも出来ますが、一回り大きな鉢に植え替えることも出来ます。植替えのときに株分けも出来ます。手でさっくり分けて、別々の鉢に植え付けてください。

庭植え(地植え)

庭植えの場合は、深さ30cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割か3割混ぜて用土とします。庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくしましょう。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

庭植えも密生して蒸れて枯れ込むようであれば、掘り出して株分けをするといいです。

管理場所・日当たり

日当たりか半日陰で育てます。半日陰でも生育しますし、開花します。本来は日当たりが良いのですが、日本の夏の直射日光には弱いので、夏以外は日当たり。夏だけは涼しい半日陰で管理するようにするのが無難。庭植えにするのであれば、年間を通して半日陰の場所が好ましいです。

夏越し

ベロニカ・オックスフォードブルーは高温多湿が苦手。夏越が地域によっては厳しいので、暖地ならば風通しの良い半日陰で育てるとよいです。

越冬

ベロニカ・オックスフォードブルーは寒さには強い。寒さで地上部が枯れても根が生きていれば春にはまた芽吹く。ただし、土が凍ると根まで枯れてしまう。寒冷地は、株の上に腐葉土をかぶせて凍結を防ぐようにする。

ただ、マルチングって面倒ですよね。ベロニカ・オックスフォードブルーってそういう手間をかける植物じゃないですもんね。寒冷地の中でも雪の深い地域は雪が保温になって、地面は凍っていないものです。なんにもしないで、春に芽吹いたらラッキーみたいな感じでいいと思います。

病害虫・剪定

アブラムシ
アブラムシは茎や葉にくっついて汁を吸う虫で、特に新芽にたかり、新芽が変形してしまい生育不良を起こすことがあります。風通しが悪いと発生しやすいです。前もって浸透性薬剤(オルトラン)を使っておくか、発生後に対応の薬剤で駆除します。

剪定

梅雨前の剪定

花が一段落する6月7月あたり…というか梅雨前に全体を半分ほど刈り込みます。匍匐しているものなので、半分っていっても分かりづらいですが、ようは風通しを良くして、夏・梅雨の蒸れを防げばいいです。また傷んだ葉っぱを取り除きます。

梅雨前に刈り込むと夏前後にもう一回咲くかもしれません。

春の剪定

冬越しした株の中には枝が枯れずに残ることがあります。この枝からも新芽が出るんですが、この古い枝には花が咲きづらいので春になったら…開花する前にこの地上部をバッサリと刈り込んでしまいます。

ただ、強い植物なので、基本放置を決め込んでいるガーデナーは多いです。オックスフォードブルーに手間をかけるのではなくて、別の作業を優先した方がいいかもしれないですね。

特徴・由来・伝承

ベロニカ・オックスフォードブルー:特徴・由来・伝承
グランドカバーとしては数少ない青い花が咲きます。そのうえ宿根草。草丈が10cm前後。性質は頑健で繁茂するが、花が楚々としていて厚かましさがない。オックスフォードブルーはペドゥンクラリス属の園芸品種。オックスフォード大学を象徴する色と花色が似ていることが名前の由来。ジョージアブルーという別名は自生地がグルジア国あたりだから。
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