ベロニカ・ハミングバードブルーの育て方
目次
ベロニカ・ハミングバードブルーとは?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き株の増やし方栽培可能地域管理場所・日当たり病害虫花ガラ摘み剪定・切り戻し関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- ベロニカ・ハミングバードブルー
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- クワガタソウ属
- 学名
- Veronica spicata HummingbirdBlue
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ベロニカ・ハミングバードブルーとは?
ベロニカ・ハミングバードブルーは
ゴマノハグサ科クワガタソウ属(
ベロニカ属)の耐寒性
宿根草の
ベロニカ・スピラータの
園芸品種。
矮性種で大きくならない。春から秋に開花し、冬には寒さで地上部が枯れ込んで、株元の小さな葉っぱが越冬する。春になると芽吹いて開花する。花色は濃い青紫。
花付きがよく花を切り戻せば次に開花する。頑健で育てやすく、庭植えにすると植えっぱなし。土が凍結すると枯れてしまう。
水はけの良い肥沃な土をの好む。
草丈20cmから30cm
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水やり
庭植えの水やり
庭に植えた場合、根が十分に定着すれば、自然の雨水だけでうまく育ちます。夏の乾燥した時には、庭植えでも
水やりをしてください。乾燥に強いため、水やりに関してあまり神経質になる必要はありません。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。常時土が濡れていると
根腐れを起こします。
夏は早朝・夕方の二回、水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。
肥料
春(4月5月)と秋(9月10月)、2週間に一回液体
肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやります。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
植え替え・植え付けは春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをする。鉢植えは2年に一回、毎年植え替えをする。庭植えでも三年に一回は掘り返して株分けする。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植えるか自作する場合は
赤玉土小粒7
腐葉土3を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か
堆肥を追加して混ぜて
用土として使います。庭土が水はけが悪いなら、川砂や
パーライトを混ぜて水はけをよくしましょう。
参考:
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)、
古い土の処分方法(初心者向け)、
自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)鉢植え
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。鉢を揺らすとまた隙間ができるので、また用土を入れて隙間をうめていき、隙間ができなくなるまで繰り返す。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として、同じ大きさの鉢か、ひと回り大きな鉢に植えてください。植え替えの際に株分も可能です。
庭植え(地植え)
深さ30cm直径30cmの穴を掘って、掘り出した土に
苦土石灰をまいて中和させておく。中和には1週間〜10日かかるので、反応が終わってから、その土に腐葉土か堆肥を3割入れて、化成肥料を混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株の増やし方
植え替えの際に株分けを行います。
挿し木を使っても増やすことができますが、一般的ではありません。挿し木を行う際には、枝を約10cmに切り、下部の葉を取り除きます。その後、切り口を水につけて
水揚げを行います。水揚げは、切り口を水につけて約30分〜1時間放置し、水分を吸収させて葉っぱの先まで行き渡らせる作業です。
次に、赤玉土を用意した挿し床に挿し木を植え、乾燥しないように水やりを行います。挿し床は明るい日陰で管理することが大切です。この環境下で管理することで、挿し木が発根し新しい株が育つことが期待されます。
挿し木を行う際には、発根剤を使うと成功率が高まります。また、挿し木の適切な時期は春から夏にかけてです。挿し木を行う際には、切り口が乾燥しないように注意し、定期的に水やりを行いましょう。
栽培可能地域
九州北部・中国・四国北部・関西・中部・関東南部・関東北部・東北南部
暑さに弱いが、
半日陰で管理し、
剪定すれば九州南部・四国南部でも
夏越しは可能。東北北部・北海道でも鉢植えにして室内に取り込めば越冬も可能。
管理場所・日当たり
春から秋は日当たりを好み、日当たりが悪いと生育が悪くなり、花が少なくなる。夏の高温多湿で枯れこむことがあり、
暖地では枯れる確率が高い。暖地では夏は風通しの良い半日陰で管理し、剪定して夏越しする。
越冬
土が凍ると根まで枯れる。土が凍結する寒冷地では腐葉土やワラなどで
マルチングして防寒するか、冬は室内で管理する。
病害虫
ハダニ・
アブラムシ・
カイガラムシ・
ウドンコ病・
灰色カビ病などが発生します。
花ガラ摘み
花がしぼんだものが「
花ガラ」です。この花ガラを放置せず、摘んでやります。花を放置していると、種を作ろうとして株が弱って、次の花が咲きづらくなります。
剪定・切り戻し
夏前・梅雨前の剪定
ベロニカ・ハミングバードピンクは高温多湿に若干弱い。そこで夏前・梅雨前のどちらかに株全体を半分ほど刈り込み、痛んだ葉っぱをむしる。株の健康のためもあるが、
摘芯の効果もあり、脇枝が伸びてもう一度開花する。
秋の剪定
晩秋に枯れ込んでしまうので、その枯れた地上部を地際から刈り込む。そのままでも枯れることはないんですが、春に新芽が出たときに枯れ枝と混在して、ゴチャゴチャします。
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