ホップ(セイヨウカラハナソウ・西洋唐花草)

科名 | アサ科 |
属名 | カラハナソウ属 |
学名 | Humulus lupulus |
別名 | セイヨウカラハナソウ・西洋唐花草 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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ホップの育て方

●オスとメスがあり、オスはビールの材料として使えず、栽培価値が無い。流通しているのはメスのみ。オスとメスを同じ場所で植えるとメスの香りが悪くなります。またメスだけでも結実します。
生育サイクル
寒さに当たったあと、春を迎えると秋に根元に出ていた「芽」が成育し、グングンと伸びます。春から夏に掛けての生育スピードはすごいです。夏に開花し、結実します。
春の注意事項
秋に地上部が枯れて、春に芽が出てきます。この芽は秋にはもう出来ていますから、これを冬に引っこ抜くと春に芽が出ません。春になったら、これを抜かないように地上部を綺麗にして、ホップの芽が埋まっている「土」を丁寧に取り除き、沢山芽があるようならば、間引いておきます。一箇所から大量に芽が出ると分散して結局株が疲れるからです。
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ホップの水やり
春から夏は土が乾いたら春から夏は土が乾いていたら水をしっかりとやります。ホップの水やりは普通の植物と同じです。水をやりすぎれば根腐れを起こします。土が乾くまでは水をやらないようにします。
●庭植えでも土を見て水やりはしましょう
●鉢植えやプランター植えに水をやるときは、底から水が出てくるくらいにしっかりと水をやってください。これは冬でも同じです。
●鉢植えやプランター植えに水をやるときは、底から水が出てくるくらいにしっかりと水をやってください。これは冬でも同じです。
夏の水やり

夏は蒸発が激しく、またホップが水を吸い上げる力が強いです。ホップの夏場の生育スピードは尋常ではなく、その生育を支えるための「水」は大量に必須です。水が切れないようにしてください。朝と夕方の二回、しっかりと水をやります。昼に水をやると水が沸騰して根をいためますから、昼は避けます。
冬の水やり
冬は放置庭植えの場合は、冬は放置します。宿根草で地上部が枯れてしまいますが、地下では根と芽が生きています。といっても生育していませんから、あまり水は必要ではありません。庭植えしたなら自然雨だけで十分です。
冬の鉢植えの水やり
鉢植えの場合は、冬も完全にカラカラにならないように、定期的に水をやってください。さすがに完全にカラカラになると枯れます。一ヶ月に一回くらいです。
ホップの肥料
肥料2月と6月に緩効性化成肥料をやります。
植え付け・植えかえ
絡み付かせるものが必要つる性で何かに絡み付いて伸びていきます。フェンスか、ネットか。ツルは10mも伸びます。ネットで画像を見れば分かりますが、土があれば半端ない大きさになります。
●春以降は一日で30cmくらい伸びるので絡み付かせるものは早めに用意すること。
用土
水はけの良い土を好む。一般的な培養土でOK。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4
鉢植えは尺鉢で
夏場の水切れが置きやすいので、鉢で育てる場合は直径30cmの尺鉢(=10号鉢のこと)か、プランターに、苗を1個です。プランターって横長だから、三つくらい植えたくなりますが1個。はっきり言うと、プランターは向いてないです。プランターの腹にガンガン日が当たって暑さに弱いホップには辛い。尺鉢にしましょう。
庭植えには注意
ホップは非常に根茎が強く(硬い)、繁殖力が強い(根がよく広がる)。庭植えすると大変なことになる。植えるときはトタンなどで広がらないように区切りを作ってから植えること。
管理場所・日当たり
日当たりを好み、冷涼な環境を好みます。暖地では夏を越せません。中間地でも平地の暑い場所では厳しいです。夏に開花して収穫するものなので、寒冷地でないと栽培は難しいです。●暖地でホップを日除け(=グリーンカーテン)にしているという話もあるが、ホップの栽培条件は厳しいはず。品種による違いかもしれないが、「カラハナソウ」というホップの変種はホップよりも暑さに強く、北海道にしか自生しないホップに対して、本州でも見られる。ホップとカラハナソウは見た目に区別がほとんど出来ないし、香りも本来のホップに比べると弱いが香り自体はあるので、これを間違って流通させているのかもしれない。よく分からないので分かったら追筆します。
暑さ対策
ホップは暑さに弱い。そこで中間地でホップを栽培するには夏の暑さ対策が必要です。「夏は半日陰に移動させる」なんてことが書いてありますが、ネットやフェンスに絡ませるのに移動なんて出来るわけ無い。方法としては遮光ネットを張ったり、二重鉢をするという程度。
●夏の暑さで枯れるような地域では育てない、というのが無難。寒冷地で育てられるものって暖地や中間地に比べると少ないので、許してあげてください。
病害虫
虫がよくつく病害虫が発生しやすいです。ホップを収穫するのであれば、農薬は使えません。早めの対処で被害を減らすようにしないと厳しいです。
収穫
収穫みどりのうちに収穫。陰干しして乾燥させます。ホップの花は花ではなく「毬花(キュウカ)」と呼ばれています。毬花は天ぷらにして、若布はおひたしにしたりソテーにしたりして食べます。
特徴・由来・伝承

元はクワ科。現在はアサ科に分類される。
●ビールはもともとハーブや薬草を使っていて、ホップはその香り付けの一種だった。ビールの香り付けとして現在のような独占状態となった理由は、「ホップで作ったビールが長持ちする」ため。
●ホップで作ったものをビールと呼ぶようになったのは16世紀。これ以降、ホップ以外で作ったものは「エール」と呼ぶようになりました。
●ホップで作ったものをビールと呼ぶようになったのは16世紀。これ以降、ホップ以外で作ったものは「エール」と呼ぶようになりました。
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