キョウカノコ(京鹿子)

科名 | バラ科 |
属名 | シモツケソウ属 |
学名 | Filipendula puruprea |
別名 | 京鹿子 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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キョウカノコ(京鹿子)とは?

品種によって葉っぱの色等が違うし、個体差があります。生け花の花…茶花としてよく利用されます。花がモコモコでアスチルベっぽいです。病害虫にも強く、手間が掛からない。あまりに育てやすいので、流通が少ない。花屋さんよりは植木屋に売っています。品種にこだわるならば、ネットで買うべし。葉っぱが黄金になるものや、花色も多種あります。
毎年咲く花は花屋さんが売らない?
雑学花屋
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水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。通常の水やりと同じです。受け皿に水がたまっているようならば水を捨ててください。土が濡れているのに頻繁に水をやり過ぎると根が腐りますので注意してください。冬は活動が鈍くなっているので、土が乾いてから数日経って水をやる程度に控えてください。
花に水を掛けると、花がしぼんでしまいます。でも、水は葉っぱに掛けるようにしてください。キョウカノコはウドンコ病が発生します。これは乾燥すると発生しやすいので、葉っぱに水を掛けるようにすると、予防出来ます。
肥料
春先(3月〜4月)に緩効性固形肥料(化成肥料・油粕など)を一回だけあげてください。この肥料は春以降の新芽と開花のための肥料で、少ないと開花が鈍くなります。植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え付け植え替えは落葉時期に。根の成長が早く、根詰まりを起こします。植え替えは毎年行います。面倒ならば庭植えにしましょう。植え替えの際に株分けも可能です。用土
土は市販されている培養土でOK。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを作って使います。鉢の植え替えの手順

庭植えの植え付けの手順

管理場所・日当たり

日陰でも育ちます。ただ花が少なくなるので、日陰よりは半日陰にしましょう。
マイナス10℃まで耐えますので、寒冷地でも育ちます。また夏の暑さにも弱くないので、暖地でも育ちます。ただ、西日が当たると乾燥・高温で枯れ込むことがあるので、西日は避けた方がいいです。
花はしぼんできたら切る
花が色あせて来たら切ります。放置していると雨に当たって汚くなりますし、腐って病気になるかもしれませんし、なにより花に種子をつけようとして株が弱ります。花を早めに切ると株が生育しやすいので、早めに切って切り花として楽しんだ方が良いかも。病害虫
ウドンコ病になる。ウドンコ病は乾燥するとなりやすいので、水やりをするときに葉っぱに掛けたり、霧吹きをすることで予防が出来ます。また風通しが良くてもウドンコ病予防になりますので、株間を開けると良いです。特徴・由来・伝承
鹿の子絞りに花が似ていることが名前の由来。コシジシモツケソウの交配品種とされていますが、よくわかりません。キョウカノコはシモツケに花がよく似ていて、花だけでは区別がつかないこともあります。ですが、シモツケはシモツケ属の「木」で、キョウカノコはシモツケソウ属の「草」であり、両者は別属の別種です。また、シモツケは冬は落葉するものの地上部が残るのに対して、キョウカノコは枯れてしまいますので、性質は全然違います。
最後に…
キョウカノコは古くから栽培されてきましたが、その出自のよくわからない品種で、その名前とまるで、霞のようなピンクや白の花は独特の雰囲気があります。特に日陰で花をよく咲かせるところが魅力で、シェードガーデンに植えられています。同じような半日陰で栽培可能な植物をシェードガーデン
にまとめていますので、参考にしてください。ガーデニング基礎知識(中級編)
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