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ミヤコワスレ(都忘れ)の育て方…いつのまにか消えてなくなる理由は?

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ミヤコワスレ
目次
ミヤコワスレ(都忘れ)とは?なぜ消える?
植え付け・植えかえ
管理場所
水やり
肥料
剪定・来年も咲かせるコツ
挿木
花ガラ摘み
病害虫
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学名などの基礎データ
ミヤコワスレの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ミヤコワスレ
科名
キク科
属名
ミヤマヨメナ属
学名
Miyamayomena savatieri(Aster savatieri)
別名
ミヤマヨメナ・東菊・野春菊
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ミヤコワスレ(都忘れ)とは?なぜ消える?

ミヤコワスレは日本(本州・四国・九州)の山に自生するキク科多年草のミヤマヨメナを江戸時代に改良品種されたものの和名

春(4月から6月)に開花して夏はロゼット状になって夏越しする。基本的に一年中、放置していてOKです。

夏の暑さに弱いために日光がガンガン当たる場所や西日が当たる場所に植えていると「いつのまにか消えてなくなっていた」というパターンになります。すでに日当りがいい場所に植えてしまった場合は、真夏や西日が当たる時期にヨシズなどで日除けをしてください。ミヤコワスレは耐陰性がありますので、日が当たる場所ではなくて、一年を通して木陰や半日陰などで管理するのが適しています。
草丈20cmから30cm
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植え付け・植えかえ

時期

5月前後か秋(9月10月)に苗を植えます。毎年植え替えると株が大きくなるが、二年に一回でいい。また数年に一回株分する。

地植えも五年に一回は掘り出して別の場所に植え替える。長く同じ場所で栽培していると老化して生育が悪くなる。

用土

乾燥に弱いので多少水持ちの良いくらいが好ましいが、常識的な水はけ・水持ちであれば問題ない。弱酸性の土を好みますので、鹿沼土を混ぜてあげるといいですが、中性の土でも問題なく生育するので市販の培養土でも問題はありません。

鉢植え

株を取りだし、古い土は落とさず、根はいじらず植え替える。根をいじると生育不良を起こす。

鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、鉢底石(軽石)を2センチほど入れ、その上に用土を入れ、株を植えて水をたっぷりとやってください。これで完成です。

庭植え

深さ20cmから30cmほど掘り返し、腐葉土堆肥を1割ほど追加して用土とします。水捌けが悪いなら軽石小粒や川砂を混ぜて水はけをよくする。用土を半分戻して、株を入れる。株同士は10cmから15cmほど空ける。隙間に用土を入れて、水をやって完成です。

株の土はほぐさず、土を落とさないで植え付ける。

管理場所

強い直射日光が苦手で、年間を通して半日陰で管理するか、6月から9月を半日陰、他の季節は日当たりで管理するようにする。6月から9月に日当たりで管理する場合はヨシズや寒冷紗などで遮光します(面倒なので普通は一年中半日陰で栽培する)。

夏の暑さが苦手で、ロゼット状になります。夏は風通しの良い、涼しい半日陰の場所で過ごさせてください。もしくは寒冷紗などで遮光して半日陰を作ってあげます。

寒さには強く耐寒温度はマイナス10度。寒さには強いものの、土の凍結や霜柱で根が傷つくと春以降の生育が悪くなるので、寒冷地で栽培する場合は凍結防止のマルチングをしておく。
寒さに当たった後に気温が10度前後になると花芽分化が始まる。2度以下、20度以上では花芽が作られない。よって冬は必ず戸外で寒さに当てないといけない。この時、肥料がない方が花芽がなおつきやすい。

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。日照りが続くなら水やりをします。

鉢植えの水やり

ミヤコワスレがそもそも乾燥に弱い上に、蜂は土が少ないため水切れします。土が乾いていたら、水をタップリとやる。真夏は蒸発が激しく水切れがおきやすいので、気をつける。水をやるときは鉢底から染み出すくらいにしっかりとやる。

乾燥に弱いので、冬も土が乾いたら水をやる(土が乾いてから数日後…とかではなくて「乾いたら」水をやりましょう)。

肥料

鉢植えの場合のみ年に二回、春(3月から6月)と秋(9月10月)に化成肥料を一回あげるか、薄い液体肥料をその期間中、二週に一回程度あげてください。
庭植えの場合は追肥は不要です。
秋以降は肥料をやらないことで翌年の花がつきやすくなる。

剪定・来年も咲かせるコツ

店頭に並ぶ鉢植えのミヤコワスレはかなり早い時期から温室で栽培して開花させています。花が一段落したところで、切り戻すと次の花が咲くことがあります。

開花後に地際でバッサリと刈り込んで、風通しをよくしておくことで夏越しを成功させ、来年も開花しやすくなります。刈り込んだ上で、夏は半日陰の風通しの良いところで管理しましょう。

挿木

春の生育時期(4月から6月)に挿し穂で増やすことも可能。

先端から2節から3節(葉っぱ一対で1節)取り、下の葉っぱをとって、水揚げをする。水揚げはコップなどに水を張って切り口を水に浸けて30分から1時間ほど放置して、葉っぱの先まで水を行き渡らせる作業。赤玉土単用の苗床を用意し、そこに挿し穂を刺し、日陰で乾燥しないように水をやって管理すると一ヶ月から一ヶ月半ほどで発根するので、鉢や庭に植える。

花ガラ摘み

花が終わってしぼんだもの放置していると種子を作って株が弱ったり、腐って病気になります。花ガラは摘んでしまいましょう。

病害虫

アブラムシが発生します。アブラムシが発生したら、殺虫剤などで駆除してください。
白絹病が起きます。予防するには一箇所に植えるのではなくて、4年か5年ごとくらいに、植える場所を変えることです。
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