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スエシカの育て方

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スエシカ
目次
スエシカの特徴は?
水やり
肥料
植え付け
株の増やし方
管理場所・日当たり
病害虫
剪定・切り戻し
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学名などの基礎データ
スエシカの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
スエシカ
科名
ヒノキ科
属名
ビャクシン属
学名
Juniperus communis 'Suecica'
耐寒
マイナス15度〜マイナス25度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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スエシカの特徴は?

スエシカはヒノキ科ビャクシン属のセイヨウネズ園芸品種。常緑低木針葉樹コニファー)。スリムな樹形です。スエシカをさらに改良したものは樹高が4mに抑えられる(この改良品種がよく流通しているよう)。

改良していない本来のスエシカは樹高が7mから10mまで伸びる。葉の面は濃い緑、裏は灰色がかっている。降雪地帯では雪割れを起こしやすいので、雪囲いをする。

環境が良いと一年の生育速度は50cm近く、非常に成長が早いコニファーです。

ビャクシン属は赤星病の中間宿主になり、赤星病はナシなどの果実に感染して大きな被害をもたらすので自治体によっては栽培を禁止している。自治体のHPなどで調べてから栽培するようにしてください。
樹高7mから10m…改良種は4m
横幅80cm(本種も改良種も)
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水やり

スエシカは比較的丈夫な植物ですが、庭に植えた場合、植え付けて最初の1〜2年は根が張るまで水やりが必要です。水は雨水だけでなく、日常的に与える必要があります。これは土に根を張る前は水分を吸収する能力が低く乾燥に弱いためです。

成長後は、雨水だけでほぼ十分ですが、夏など長期の日照りの際には水をやってください。

肥料

あまりセイヨウネズ・スエシカはあまり肥料を必要としていません。痩せ地で土に有機物があまりない場合などに、追肥をする程度にしておきます。

肥料をやる場合は、2月に寒肥として緩効性化成肥料か油粕をやる。化成肥料であれば、周囲にまきます。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。

9月か10月にも同様に肥料をります。
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植え付け

植え付けの時期は?

春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)に行う。理想は春です。春に植え付けると植え付けのダメージを春以降に取り戻せて、健康になります。

用土は?

鉢植えの場合は店舗で販売している培養土で植えます。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭土ならば庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて用土として使う。

庭植えの植え付けの手順は?

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴…例えば深さ50cm直径50cmの穴を掘って、穴の底に緩効性化成肥料を一握り入れておく。掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

株の増やし方

挿し木の手順は?

4月から6月あたりに挿木で増やすこともできます。

元気の良い、葉っぱの綺麗な枝を10cmほど取り、切り口側の葉っぱを取り除く。赤玉土単用の苗床を作り、そこに切り口を土に埋めておき、日陰で乾燥しないように管理していると発根する。発根材を塗ると成功率が上がる。発根したら鉢か庭に植え替える。

管理場所・日当たり

日当たりを好み、半日陰くらいなら生育には問題ないが日当たりが悪いと葉色が悪くなり、葉っぱが少なくなります。

越冬・冬の管理

耐寒温度はマイナス15度〜マイナス25度くらい。寒さには強いが、雪が降る地域では雪囲いをして枝割れを防ぐようにする。

雪囲いについては以下のページを参考にしてください。
雪囲い…庭木を雪の重みと、地吹雪から守る・雪囲いの手順など
雪囲い…庭木を雪の重みと、地吹雪から守る・雪囲いの手順など
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病害虫

赤星病・スギドクガカイガラムシハダニアブラムシなど

剪定・切り戻し

剪定時期は?

太い枝を落とすのは2月が好ましい。葉っぱをむしる、細い枝を落とす程度…弱い剪定ならば3月から6月あたりに行う。9月も同様に弱い剪定が出来る。環境がよければ一年で50cm生育するので、多少強い剪定をしても回復する。
スエシカは生育が早い方なので、大きくなりすぎないように剪定する。必要ならば毎年行う。

剪定方法は?

スエシカは環境が早いと生育が速く、あっという間に大きくなる。大きくなりすぎないように注意する。

改良されたスエシカは樹高が低めで4mほど。従来のスエシカなら7m以上になる。どちらにしても邪魔なら芯止をして高さを抑える。詳細は「芯止」を参考に。スエシカは複数の芯が立ちやすいので、真ん中の適切な芯を残して、他の芯を落とすようにする。

あとは、枯れた枝、徒長して樹形を見出す枝、変な方向にのびた枝、密生した枝を適当にさばいて樹形を整えます。

枝を切るときは、枝に葉っぱが残るように切る。葉っぱが一枚もない枝は、新しい葉が生えて来ず、新しい枝も生えず、枯れやすい。
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