矮性サルスベリ・ペチートプラムの育て方
目次
矮性サルスベリ・ペチートプラムとは?水やり肥料植え付け・植えかえ株の増やし方栽培可能地域管理場所・日当たり病害虫剪定・切り戻し関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 矮性サルスベリ・ペチートプラム
- 科名
- ミソハギ科
- 属名
- サルスベリ属
- 学名
- Lagerstroemia indica 'PetitePlum'
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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矮性サルスベリ・ペチートプラムとは?
矮性サルスベリ・ペチートプラムは
ミソハギ科サルスベリ属の落葉
低木。サルスベリの仲間で樹高が低く抑えられる。夏に開花し、秋には
紅葉、その上、小さくまとまるといいことづくめ。目の高さで開花するのもいい。植え付けた翌年からよく開花する。育て方はサルスベリと同じ。「ペチート」シリーズの一つ。
樹高1mから1.5m…庭植えでも最大で2m
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水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。真夏の日照りの時に水をやる程度です。温暖化で水切れしやすいので様子をみて
水やりをしてください。ただし、植え付けして一年は根が張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れが起きやすいです。庭植えでも植え付けして一年以内は様子を見て水やりをしてください。特に1年目の夏は注意しましょう。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。夏は毎日朝と夕方の2回、しっかりと水をやってください。それでも水切れするなら、
半日陰に移動させましょう。
冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。
肥料
庭植えの場合は、2月に寒肥をやる。2月の
肥料は春以降の新芽のための肥料。9月に同様に肥料をやる。9月の肥料は夏までに消費した栄養を補給する肥料です。肥料は化成肥料でもいいですし、
油粕1+骨粉1を混ぜたものでもいいです。これらの肥料を根に当たらないように穴を掘って埋めてください。植物の根は枝と対応していて、枝が伸びている範囲には根があるので、その外側に穴を掘ってください。
鉢植えの場合は、春から秋の生育時期(4月から9月)に肥料…化成肥料か油粕1:骨粉1を混ぜたものを鉢のフチに置いてください。
植え付け・植えかえ
時期
新芽が出る前(3月4月)か、落葉する10月〜11月に植え付け・植え替えをする。鉢植えは
根詰まりしていたら植え替えをします。毎年か2年に一回くらいの頻度になります。
用土
鉢植えは一般的な花と野菜の
培養土で植えます。土を自作する場合は
赤玉土小粒6
腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植え(地植え)ならば、庭土に3割ほど腐葉土か
堆肥を追加して混ぜて
用土として使う。
鉢植え
根鉢(ポット)より一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。
株の古い土を3分の1ほど落としておきます。鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。鉢を揺らすとまた隙間ができるので、また用土を入れて隙間をうめていき、隙間ができなくなるまで繰り返します。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。これで完成です。
庭植えの植え付け
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割足し、化成肥料を規定量入れて混ぜて、用土とします。できれば、このまま一週間寝かせると土が馴染んで、根が広がりやすいです。穴に用土を半分戻し、その上に株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株の増やし方
元気の良い、葉っぱの綺麗な枝を20cmほど取り、切り口側の葉っぱを取り除き、
水揚げをする。水揚げは水を貼ったコップにつけること。30分から1時間ほどで葉っぱの先まで水が行き渡り、シャキっとする。
赤玉土小粒単用の苗床を作り、そこに切り口を土に埋めておき、日陰で乾燥しないように管理していると発根する。発根材を塗ると成功率が上がる。発根したら鉢か庭に植え替える。
栽培可能地域
九州南部・九州北部・中国・四国・関西・中部・関東南部・関東北部・東北南部
管理場所・日当たり
日当たりが悪いと花が咲かなくなるので、とにかく日当たりで。暑さには非常に強い。夏の直射日光にも
葉焼けもしない。暑さには強いが夏に水切れすると花が咲かなくなるので、水やりに注意。庭植えでも夏は水やりをしないと水切れすることがあります。
耐寒温度不明。おそらくマイナス5度からマイナス10度くらいではないかと思いますが、もっと寒さに強いのかもしれない。
病害虫
栽培していると
スス病・
カイガラムシ(サルスベリフクロカイガラムシ)・
ハダニ・
アブラムシ・
ウドンコ病などが発生します。
剪定・日光・肥料を施肥して健康に保つことが一番の予防です。
剪定・切り戻し
落葉時期(12月から3月)の新芽が出る前に剪定します。春以降に剪定すると株にダメージがあるので避けます。
枝の種類(剪定の基礎知識)の不要枝を参考にして邪魔な枝を落とし、全体を切り詰めていく。サルスベリは剪定するとよく芽吹くので毎年する方が花はよく開花します。
夏の開花が一段落したところで切り戻すと、脇芽が出てもう一度開花が盛り返します。詳細は
の剪定の項目を見てください。
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