ブラックペパーミントの育て方
目次
ブラックペパーミントとは?管理場所水やり肥料植え替え・植え付け花を摘む収穫と摘芯病害虫最後に関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ブラックペパーミント
- 科名
- シソ科
- 属名
- ハッカ属
- 学名
- Mentha × piperita cv.black peppermint
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ブラックペパーミントとは?
ブラックペパーミントは
シソ科ハッカ属の
多年草(
宿根草)。ヨーロッパ〜西アジア原産の
スペアミントとウォーター
ミントの交配種。葉っぱ・茎が通常の
ペパーミントより黒く、繁殖力が強く、頑健で香りが豊かで、
ハーブティーや料理に使われ、モヒートの材料としても利用できます。
地下茎で増え、
種子でも増え、しかも頑健なため、庭植えにすると他の植物を駆逐することもありますので、鉢植えで必要量だけ栽培するのが一般的です。
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管理場所
日当たりで管理します。
半日陰でも育ちますが、香りが弱くなってしまいます。
水やり
土が乾いたら水をやります。
肥料
肥料は不要。肥料が多いと香りが鈍くなり、徒長して不恰好になりますし、肥料をやって生育するとすぐに
根詰まりを起こしてしまうので、肥料はやらない方がいいです。
早く生育させたくて肥料をやる場合や、何年か育てていて土中に肥料成分が全くない場合は、春と秋に薄い液体肥料を2週に一回程度やります。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春(4月〜5月)か秋(9月〜10月)に苗を植えます。苗は
ホームセンターではあまり見かけないのでネットショップで買うといいです。
鉢植えの場合は、同時期(春か秋)に毎年植え替えをした方がよいです。最低でも2年に1回は植え替えをします。根詰まりをして生育不良を起こして、下葉から枯れたり、葉先が茶色くなるなど症状が出ます。症状が出てから植え替えても、春〜秋であればすぐに回復します。
用土
一般的な花と野菜の
培養土かハーブ
用土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
植え付け手順
8号鉢に1苗くらい。鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に土が流出しないようにする鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れます。その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
根詰まりしやすいので、毎年植え替えをします。植え替えの時は古い鉢から株を取り出して、古い土を3分の1落としてから新しい土で植え替えます。
花を摘む
花が咲くと、種子ができます。この種子が発芽してできた新株のブラックペパーミントは親株より香りが鈍いことが多く、交雑を繰り返すと香りが消えていきます。また、他のミント類とも交雑しやすく、近所のミントを受粉すると尚のこと香りの鈍い個体が生まれます。
そこで花は開花前に発見次第、摘むようにします。
収穫と摘芯
摘芯すると脇芽が出て葉っぱが増えます。摘芯とは成長点…ツルの先を切ることで、切るとその下の葉っぱの根元から新芽が出て、葉っぱが増えるので収穫が増えます。高さが15cm〜20cmになった定期的に摘芯を繰り返していきます。
収穫は摘芯と兼ねているので、生育時期は定期的に茎ごと収穫し、葉っぱだけをむしって、流水で洗い流して消費していきます。生の葉っぱに熱湯を注いでフレッシュハーブティーにしてもいいですし、電子レンジで水分を飛ばしてドライにして保存して調理にしたり、お茶にしてもいいです。
秋になり気温が下がってくると葉っぱが分厚くなり、硬くなるので食用に適さないので春〜夏が適した時期になります。
病害虫
ヨトウムシ・
ハダニ・
ナメクジ・
アブラムシ・イモムシ・毛虫などが見られる。食用にするので、発見次第、
テデトールします。
最後に
ブラックペパーミントは従来のミントよりもさらに頑健なので栽培には気を付ける必要があります。庭植えはやめておきましょう。栽培のさらに細かいことは
を参考にしてください。
その他の
ミントの仲間は
にまとめています。
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