カランコエ・ウエンディの育て方…来年も花を咲かせるには?
目次
カランコエ・ウェンディの特徴は?来年も花を咲かせるには?管理場所水やり肥料はあった方がいい植え替え花が終わったら、切り戻す病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- カランコエ・ウエンディ
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- カランコエ属
- 学名
- kalanchoe manginii 'wendy'
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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カランコエ・ウェンディの特徴は?
カランコエ・ウェンディは、カランコエの一種で、半耐寒性
多肉植物です。元々は、マダガスカル原産のミニアタ種とポルフィロカカリス種との種間交雑によってオランダで作出された品種で「カルパーウェンディ」とも呼ばれます。下向きに咲く釣鐘状の花が印象的です。
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来年も花を咲かせるには?
カランコエは短日植物で、日が短くなると
花芽をつけます。自然の日光にまかせていると秋に花芽がついて冬から春に開花します。
問題は室内の人工灯に当たっているだけで、「昼が長い」と感じて花芽をつけなくなることです。室内で管理していると開花しないことが多いです。屋外で管理しても、街灯や家から漏れる光に当たると花芽をつけないのですね。
そこでウエンディを開花させるためには短日処理が必要になります。
短日処理は夕方五時から朝の七時まで段ボールをかぶせるってだけです。簡単に聞こえますが、なかなかの苦行。個人的には、できるだけ戸外で管理して自然の日光で花芽をつけて欲しいですね。
短日処理についてのより詳細は以下のページを参考にしてください。
管理場所
春〜秋の室内管理
室内で管理する場合は、一年中、日当たりの良い場所で管理し、
葉焼けするようであればレースなどで遮光しましょう。特に梅雨明け以降の真夏の直射日光では確実に葉焼けするので、遮光しましょう。
室内管理では蒸れることはないですが、逆にエアコンの風は非常に乾燥しているので直接当たらないようにします。直接当たらなければいい。
春〜秋の戸外での管理
屋外で育てる場合も春・秋・冬は直射日光が当たる場所で管理します。
夏の直射日光には葉焼けするので、直射日光を遮光ネットやスダレやヨシズで和らげます。もしくは室内管理に切り替えましょう。
また、戸外では
水やりをした後にしたたった水で蒸れて枯れてしまいます。プランタースタンドやレンガを使って、鉢を浮かせて、風を通して、蒸れにくくしましょう。
冬は室内へ
冬は10℃以下になると株が弱り始め、霜に当たると枯れてしまうので、屋外に出していた場合は取り込みます。この頃には花芽がついているはずです。
ウェンディの越冬温度は5℃程度であり、冬に5℃を下回る地域では室内に取り込んで、日当たりの良い窓際などに置きます。
うまく花芽がついていれば冬から春のどこかで開花します。
水やり
水やりは、鉢の土の表面が乾いて白っぽくなったら行います。水を与えるときは、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。受け皿に溜まった水は捨ててください。
葉っぱに水を蓄えるため、過湿になると
根腐れの原因になることがあります。そのため、水やりは控えめに行い、一度与えたら土が完全に乾くまで待ちましょう。
葉っぱに水をかけると葉っぱが腐りますので、土に注ぐようにしましょう。
肥料はあった方がいい
1カ月に1回程度、固形
肥料を与えるといいです。なくてもいいですが、あったほうが生育はいいです。
肥料を与える時期は5月から10月が適していますが、夏場は気温が高くなって株が弱って、肥料で根を傷めるので7〜8月は避けた方が良いです。
植え替え
植え替えの時期と頻度
ウェンディの植え替えは、花が終わって成長がゆっくりになる5月〜6月頃が最適な時期です。古い根や土を取り除き、根がギュッと詰まらないように少し大きめの鉢に植え替えます。また、伸びた枝は
切り戻しておくと、植え替え後の根の負担を軽減することができます。
頻度は2年に一回くらいを目安にしてください。
適した用土
培養土か
観葉植物の土で植え付けます。もし自分で作る場合は、
赤玉土と
腐葉土を6:4の割合に混ぜ、化成肥料も加えましょう。
過湿に弱いため、鉢の一番下に川砂・
軽石を敷いて
水はけをよくしましょう。
鉢の植え替え手順
古い鉢から取り出して、古い土を3分の1だけ落として、同じ大きさの鉢か一回り大きな鉢に植え替える。
鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替え直後は養生のために1週間ほどは
半日陰で管理しましょう。しばらく水やりは控えめにしないと根腐れを起こしやすいです。
花が終わったら、切り戻す
花後には、その茎ごと切り戻しましょう。節芽の上で切ると、
摘芯になり、よく枝分かれします。
病害虫
アブラムシ、根腐れ病、
灰色カビ病、
うどん粉病が発生しやすいです。
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